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1996年6月レポートから

自分は創造主、に反発する日本人


 最近、私のところにいろいろとモノを送ってくる方が増えてきました。単なるおみやげから始まり、自分の活動を報告したい、自分たちのことを知って欲しい、というモノから健康食品などのカタログ、ひいては会報等を販売して欲しいというものまでさまざまです。これらのモノにも必ずエネルギーが入っています。大半は「これで私のことをよく思って欲しい」とか「私のことを覚えていて欲しい」という念のエネルギーです。

自分は創造主、に反発する日本人

最近の勉強会やセミナーでのテーマがかなり変わってきています。以前は魂やガイドとのコンタクト、あるいは宇宙のマスターとのコンタクトが中心で、自分の方向性を気づかせるためのアドバイスが届けられました。今は「自分は創造主」、「自分は宇宙」であることに目覚めるためのエネルギーワークが中心になっています。それと同時に、急に批判的な言動をとる人が出てきました。とても面白い現象です。「自分は創造主」、これはすでに昔から多くの人が言ってきています。著名な人がこれを述べ、本なんかで書いているときにはこころよく受け入れるようです。でも、なぜか無名の私が「私も創造主」と口に出すと急に態度が変わり、私の言動すべてを批判し出します。

 フランクさん、エリザベスさん、そして私は「魂との一体化」を目指して活動を展開してきました。エリザベスさんはフランクさんからの情報をもとに自分で本当に努力して一体化を為しました。一体化のプロセスは簡単なものではなく、たくさんの通過点があります。エリザベスさんはフランクさんの話を聞きながら自分の現在位置を確認し、そして成長してきました。私もいろんなことを体験し、エリザベスさんにいろいろと話しています。ほとんどが「そうそう、私も5年前、それを体験した」という返事がきます。時々、プロセスが違うこともあります。例えば、私は、「自分が創造主であることを宣言する式」があって半年ぐらい経ってから「光と闇との統合の式」があったのですが、エリザベスさんは先に「光と闇との統合」があり、それから「自分は創造主の式」がありました。「自分は創造主の式」でも、細かく見ると私とエリザベスさんとで違っていた点があります。当時、エリザベスさんは「あくまでもフランクが神で、私はその手伝い」という意識が強かったためであり、エリザベスさんは珍しく私(の式)の方が正しかったと言ってくれました。こんな感じで、一体化のためのプロセスにはいろいろな通過点があるのですが、私はエリザベスさんに確認をとり、エリザベスさんはフランクさんに確認をとって成長しています。

 最近は神との一体化がテーマになってきています。いろいろの体験の中で、エリザベスさんもかなり考え方が変わってきました。それをいくつかまとめましょう。まず、「クリエイティブマス」という考え方はフランクさんだけの宇宙であるということです。エリザベスさんも今ではクリエイティブマスという概念は使わないことにしました。それぞれの魂には魂の核というモノが存在します。これはモナド(分霊)といっても構いません。この魂の核の成分は創造主と同じエネルギー、つまり男性性、女性性、中性、愛の4つのエネルギーから成っています(正確にはエネルギーではありませんが、簡単に説明するためにエネルギーという言葉を使います)。ただその比率が均等ではなく、それぞれ全く異なっています。それによって魂の核の能力などが皆、違ってきます。それでも、エネルギーだけは創造主のエネルギーと同じであるため、創造主であるともいえるのです。

 魂との一体化を進める中で、いつの日か、この魂の核に出会います。創造主との関わりも多くなり、創造のエネルギーなどをもらったりして「自分は神」に真に目覚めてきます。それと共に、現実はすべて自分の心の映し、すべての現象は自分が創り出したモノ、目に見えるモノ・耳に聞こえるモノはすべて自分の宇宙であり、自分がこの宇宙の創造者、自分が宇宙、ということが分かってきます。一人ひとり違う宇宙を創っています。争いが多い宇宙、自己正当化ばかりの宇宙、楽ばかりしている宇宙、、、それぞれ構いません。本人が納得していればそれで良いのです。ただ、それを他の人に押し付けないことです。相手には相手の宇宙があります。相手は自分の宇宙のある波動に共鳴して現れてきます。相手が自分の宇宙とまったく波動が一致しないときには、相手は目の前に現れることはありません。私のセミナーや個人セッションのあと、友人関係が変わったり環境が変わったりすることが多いのは、エネルギーのシフトから来るものです。それまで影響していたエネルギーを取り払うことにより、そのエネルギーを介して関係していた友人との交流も意味がなくなったために友人が変わったりするのです。すべては自分の心の中にあるエネルギーが原因であるということです。

 自分の宇宙は自分だけの世界ですが、いずれいろいろと成長していくと、ほかの宇宙との交流が可能になります。例えば、ほかの宇宙があまりにも素晴らしいとき、その宇宙の中に自分の意識の一部を降ろし、相手の宇宙の中で学びをすることができます。こうやっていろいろの宇宙で体験を積み重ねることもできます(かなり先の話ですが)。ほかのすべての宇宙を体験し、すべてを吸収した時には自分の宇宙と真の宇宙とが一致してくるのかもしれません。

 今、私もエリザベスさんも自分の宇宙を見ていろいろと学んでいます。といっても奥があまりにも深いので、とても「知っている」なんて偉そうなことは言えません。エリザベスさんはフランクさんの宇宙観をベースにして独自に創りあげたものですが、私は自分の体験を中心にしてフランクさんやエリザベスさんの話を取り入れています。例えば、フランクさんもエリザベスさんも「創造主の右手がミカエル、左手がサナンダ」といっていますが、私の場合、右手はミカエルですが、左手は女神です。もう少しいうと、日本でいう男性の神はミカエルであり、女性の神が女神です。自分の仲間の数も面白く、フランクさん、エリザベスさんの仲間は36人、24人、12人だったことがあります(時々変わる)。私の仲間は今、24人です。

 私と創造主との関わりは先月号の「セントラルサン」での通りですが、エリザベスさんは全く違います。エリザベスさんは日常、頻繁に宇宙会議に出席して、地球をどうするかの話し合いに参加しています(時々、私に「まだ会議に参加していないの」と言ってきますが)。また、エリザベスさんの4種のエネルギー(男性性、女性性、中性、愛)は4大天使が関与していますが、私は別の存在から来ています。これがとても面白く、自分でも今後の展開を楽しみにしています。

 私がエリザベスさんやフランクさんの宇宙観に依存していたときは彼らに頻繁に会うことができたのですが、最近、私の宇宙観が独自性を出すようになってからエリザベスさんとも会う機会が急減してきました。この5月はまだ1回しか会っていません。波動の共通点がなくなってきたのかもしれません。エリザベスさんはメシアを信じ、イエスの再来を信じ、イエスとマリアのエネルギーの重要さを強調しますが、私はまったく意に介しません。逆に、私はアマテラス、ツクヨミ、スサノオ、オオクニヌシなどにお世話になっています。しかしそれで良いのです。皆も、目くじら立てることなく、自分が創造主、を認識して、自分の宇宙を創ることにもっと理解を示して欲しいと思っています。

 今月は簡単にします。九州の開聞岳ではプレアデスの協力のもとに新しいエネルギーを日本の地に降ろしました。特に「新しい時代の王」のエネルギーを降ろしたのがポイントでした。それから広島に行って素晴らしい女性F・K嬢に出会いました。一緒のエネルギーワークで「プリンセス」のエネルギーを地に降ろしました。なぜプリンセスかというと、「王」自体、まだ儀式を済ませていないこと(即位していない)、王と王妃がまだ出会っていなく、了解もとれていないことなどから、「王妃の候補」という意味でプリンセスという表現になったようです。

 F・K嬢の個人セッションでいろいろと面白いことが起こりました。そしてなぜか私のエネルギーの一部と彼女のエネルギーの一部がつながったのでした。私の永遠のエネルギーと彼女の無限のエネルギーがつながったそうです。「これにより、あなたは彼女から無限の愛を学ぶ。彼女はあなたから永遠の存在を学ぶ」。永遠と無限について、皆で議論していたところ、しばらくして「永遠とは時間的制限のないこと、無限とは空間的制限のないこと」という説明がなされました。

マウイは地のエネルギー

 さて、広島から帰り、ハワイ行きの用意。私は、これは単なる遊びあるいは休養としか考えていませんでした。旅行日程でもフリーが多かったのですが、まだハワイには行ったことがないので何も考えていませんでした。ハワイでいかに休むか、がテーマでした。しかし、さすがに宇宙は無計画ではありませんでした。

 マウイでの1週間でしたが、マウイは地のエネルギーがある場所でした。しかも世界中のいろいろの人々をつなげるエネルギーがあります。本当に、いろんな人々が差別なく、交流できる場です。スピリチュアルの人々が次々と集まってきているのももっともでした。神はここを拠点にして、地球の人々をまとめようとしているようでした。そして私がマウイに行ったのは天と地のエネルギーを繋げるためでした。

 私の場合、最初の3日間でいろいろのエネルギーを吸収すること(天使、クジラ、イルカなど)、次の2日間でそれらを調合し、最終日のスウェットロッジで新しいエネルギー体に変わる、という段取りでした。その合間にエネルギーを降ろしたり吸収したりしていました。マウイではたくさんのスピリチュアルな人々に出会ったのですが、みなさんエネルギーがよく分かる人でした。私を見てすぐに「あなたのエネルギーは○○○」という人がいたり、エネルギーが変わるとすかさず「変わった」といったりしました。どの人も自分なりのエネルギーワークを身につけ、それで自分の人生を築き上げているのには感服しました。私がこのセントラルサンで書いていることが彼らには当たり前のことなのです。自分は神であること、真理は人によって異なること、誰もが理解しています。しかも具体的なコミュニティの青写真があり、真剣に議論しているのです。私もそのコミュニティ造りに参加したいぐらいです。日本は10年以上遅れていますね。大和のエネルギーが必要なのは日本ではなく、マウイでした。 (Yuji)

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