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1996年7月レポートから

健康のため勉強のしすぎに注意しませう


宇宙のマスターたちは私たちの霊的成長を促進するためにいろいろとアドバイスを与えてくださっています。ところが、この「霊的成長」の意味って、分かりそうで分からないですね。少なくとも、精神世界の本をたくさん読んで知識を増やしたり、ヒーリングをたくさん受けて体を浄化したり、エネルギーの感受性を高めることが「霊的成長」でないことは明らかです。

霊的成長とはそんな3次元的なことではなく、もっと本質的なものです。自分の意識がどれだけ神の意識に近づいたか、どれだけ宇宙意識に近づいたか、によって測られるもので、人間的な尺度からすれば、どれだけ生命の一体感/自他の一体感を感じているか、どれだけ愛のエネルギーを自然に流せるか、どれだけ魂・宇宙意識・神と意識的な交流を行なっているか、で測られるといってもよいでしょう。

最初は本などを読んで知識を得ることは構いませんが、知識獲得で終わらせることなく、自分の真理を築いていって知性を磨き、さらに実践と結びつくための理性を高め、そして自分の行動基準が完全に自分の真理・宇宙の法則と同じになるぐらいに身につけて理念として完成させるのが理想的といえます。この段階になると「私は神、あなたも神」が納得できます。

自分の成長は自分で行なうものですが、「努力する」という言葉を否定的にとらえ、「苦労」「辛い」と同じように解釈する人がいます。これはまったく異なり、肯定的に努力するというやり方もあります。成長する喜びを思い出して欲しいですね。今の社会では、生きていくために他人と比較する競争心ばかりが身につき、自分の成長を促す向上心が忘れ去られてしまったことに、何か寂しさを感じたります。  (Yuji)


健康のため勉強のしすぎに注意しませう

個人セッションで感じることに「勉強のしすぎで、自分で勝手に混乱している人が多い」というのがあげられます。ニューエイジに興味を持つこと自体は構わないのですが、勉強の仕方が「本で知識を吸収、あるいはセミナーなどで情報を入手」という方法しか頭にないため、種々雑多の本やワークショップを前に混乱しているようです。新しい時代への試験がペーパー試験だけならこの勉強方法でもよいのかもしれませんが、試験が愛の実践度という場合は通用しません。主な例を、ヒーリングとリーディングに分けて見てみましょう。

言われたことを何でも信じてしまわないように

どんな人でも必ず体のどこかにエネルギーの乱れが見られます。ただ、すでにほかのヒーラーにお世話になったり、ヒーリングのワークショップに参加したりしている人の場合、「喉にブロックがあるんです」とか「イナーチャイルドが癒されていないんです」とか、言ってくることがあります。そして、その箇所を見たら、確かにそれらしいエネルギーがあります。でも、何か変です。本来のブロックのエネルギーとは違うのです。

さらに詳しく見ると、本来のブロックはとっくの前に癒されているのにもかかわらず、本人がエネルギーを感じられないばかりにまだブロックがあると信じ込み、その妄想が新たなブロックのようなエネルギーを造り出していました。また、ワークショップなどで練習相手から「××にブロックがある」とたまたま言われ、それを何年も信じている場合もあります。

エネルギーが感じられない人にとっては、プロから言われようが勉強中の人から言われようが、言われたことはよく覚えているものです。相手のことを言うときは本当に注意することが大事です。ただ、面白いことに、仮に間違って話したとしても、そこにも意味があり、間違って言った人が必ずしも悪くはない、ということにも理解を示すことです。すべての現象は自分の心の映し。いかに正しく自分の心をみつめるか。まずはこれを理解することから始まります。仮に、ある人があなたに「ハートチャクラが閉じている」と言った場合、言った人のハートチャクラも閉じているという意味です。

正しい情報をひたすら追い求めるのも注意

リーディングでも、同じことがいえます。ほとんどの人は「正しいか正しくないか」で判断します。自分の真理を造り上げていない人、つまり「真理は人によって違う」ということが理解されていない人には正邪がありますが、これを理解すると正邪善悪が無意味なものとなります。そこにあるのは単なる経験です。そして、情報は単に必要なものが必要なときに与えられるということ。本人にとって不快であっても信じられなくても、聞く必要があるということ。

自分の役割や毎瞬の選択、自分の未来はすべて自分で知り、造り上げることになっています。たとえガイドといえども、言うことはできません。選択の自由を犯すことは許されていないからです。彼らのアドバイスは経験すべきことを早く現実化させるためです。その経験すべきことが善いか悪いかは人間の判断であり、ガイドや魂はそういう基準を持っていません。

それを知らずに、ひたすら正しい情報を得ようとして良書や有名なチャネラーを永遠に探し求める人がたくさんいます。こういう人のガイドは、その無意味さを知らせるために、いろいろの書物に導きます。結局、自分の心に聞くしかない、と気づくまで。

個人セッションは真面目に自分を癒す場

 最近、私の個人セッションを受けた方が次々と新しい人を紹介して下さることが多くなり、とても嬉しく思っています。それに伴い、個人セッションを誤解してくる方も若干、出てきましたので、ここで紹介させていただきます。

エネルギーヒーリングが中心です

私のことをチャネラーと勘違いして、過去世やら魂の役割やらを聞くために予約して来る方がいらっしゃいます。私はそれを主にしてはおりません。そういうのをご希望の方は他のチャネラーに頼んでくださるようにお願いします。

私がやっているのは各自のエネルギー体の調整であり、いわゆるエネルギーヒーリングです。ただ、普通のヒーリングとは異なり、大いなる存在たちの管理の下で行なっています。エネルギーに敏感な人は、何十人ものマスターが周りを囲み、次から次と作業をしているのが見えたりします。実際の内容は人によってまったく違います。単にブロックをとったり、浄化したりすることに始まり、オーラを手術したり、エネルギーを入れ換えたり、魂のシフトを行なったり、不要なエーテルクリスタルを抜き取ったりしています。魂の許可を得ています。

このヒーリングの時間も個人差があり、30〜40分が多いのですが、1時間以上かかる場合や、時々1時間かかっても終わらない場合もあります。このヒーリングによりチャクラも活性化され、エネルギーの流れが良くなります。それで、引き続いてエネルギーをリーディングし、参考となるアドバイスを提供しています。アドバイスがどこから来て、どういう内容か、はすべておまかせです。普通はガイドやマスターからのアドバイスです。

時々、「魂と直接、話をしたい」という希望があり、やることもあります。しかし、その場合は個人セッションを何回も受けている方で、魂との繋がりが深い人です。初めての方で、瞑想など一度もしたことがないという人は魂とは繋がりにくく、ほとんどうまくいきません。従って単にうまくいった人の話を聞いて、「私も」と期待して来られても保証はできません。

また、情報だけを求めてやってくる人は愛や癒しを真剣に考えていないこともあり、エネルギーが中々正常に流れていきません。単にチャネラーの比較しか興味がなく、自分を癒すことや自分を見つめることなど真剣に考えていないのです。こういう人は私の対象とは違います。

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