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1996年8月レポートから

人間は生かされている


最近、新しい人が来るようになり、とても嬉しく思っています。それと同時に、私のことをまったく知らない人がどんどん増え(アタリマエカ)、誤解されるケースすら出てきました。毎月の月例セミナーや勉強会に勘違いして来る人もいるようです。まだセミナーなどに来たことのない人のために、ここで簡単に説明しておきます。

私のセミナーや勉強会はエネルギーワークを中心にしています。新しい時代で必要とされるエネルギーを全員に降ろしてもらい、それを感じていただき、自由に使えるようにするためです。理論や解説はほとんどありません。ひたすらエネルギーを感じる練習です。中にはトランスに入ったり、エネルギーを全身で受け止めている人がいたりします。

時々、情報収集のためだけの勉強に来る人がいますが、私のワークはこういうのをメインにはしていないのです。ですから、こういう人は別のセミナーなどで勉強することを薦めます。場合によってはこういう人の言動が周りの人にも影響を与え、せっかく深い意識に入ろうとしている人の妨げになることがあります。来ている人の大半は真面目にエネルギーを感じ、その違いを体で覚え、しっかりと身につけていこうという目的で来ています。些細な話し声でも周囲の人の精神集中を乱したりするのです。

だからといって対象者を決めているのではなく、エネルギーを実際に体験したいという人なら、初めての方でも参加してもらっています。ただ初めからすぐにエネルギーが感じられるというのは難しく、平均すると2〜3回目で感じるようです。頭を使わないで、体で覚える。これが私のワークのやり方です。どうぞそこをご理解の上、参加してみてください。   (Yuji)


人間は生かされている、という実感を

人間は生かされている。時々、こういう言葉を耳にしませんか。私もよく言われました。でも、当時(17〜18年前)は中々意味が分からず、とにかく頭で覚えていただけでした。最近の勉強会でいろんな動物が登場し始め、彼らから話を聞くたびに、「人間は生かされていた」というのがやっと実感として分かってきました。

私たちが地球にやってくるとき、役割が与えられます(あるいは自分でつくります)。これは人間に限らず、ほかの動物もすべてそうです。動物の魂が地球にやってきたときには、すでに地球上の人類が大変な役割を受け持ち、混乱の時代を経験するということが決まっていました。動物の魂は自分たちの進化プロセスに従い、次の段階で必要とされる経験をこの地球で積むための計画をつくり、生活を始めました。

ところが、動物の中にも、この地球の正常な進化のために奉仕をしたい、と望んでいる魂がありました。そして神に何か役割を求めました。そうすると、神は、「これから人間という種族が大変な役割を演じる。そのために協力して欲しい」、と言って役割を与えたのです。

一般に、ペットや家畜などのように、人間の周りにいる動物は必ずといって良いほど、人間に貢献しています。人間の放出する否定的なエネルギー(嫌い、気持ち悪いなど)を受け取り、人間同士がぶつけ合うのを防いでいるのです。でも、だんだん彼らの姿が人間の目の前から消えていっています。ほぼ役割を終え、人間の最終的なテストの時期に入ったからです。つまり人間同士が直接ぶつけ合って、正常に乗り切ることができるかどうか、ということです。

妖精や天使という存在に対しても、人間はかなり誤解しています。自然王国はこの地球の癒しのために創られた特殊な世界ともいえます。この地球にしか存在していません。そしてこの地球のために、いろんな手を使って癒しのエネルギーを与えています。妖精やノームは基本的には地球への癒しや世話をするのが役割ですが、中には人間と接する役割をもった妖精やノームがいて、人間を癒してくれています。

天使の本来の働きは地球、そして人類を光の道に導くことであり、人間を優しく愛することだけではありません。中にはとても厳しい天使もいます。全体の方向性を尊重するために、甘えている人や自分で歩こうとしない人には自然と厳しくなります。

こういった存在たちは、何とかして人間に自分で気づいて欲しい、早く人間の役割を分かって欲しい、と願って、人間に接しています。いろいろな法則や仕組みにより、人間が自ら気づかなければならないものがたくさんあります。単に答えだけを聞いて、その通りに行動したい、という人があまりにも多くて、本当にビックリしてしまうのですが、自分一人で気づく必要のあるものがたくさんあり、ほかの存在が直接的に答えを伝えることはできません。ほかの人の口を通じたり、自然界を通して答えが与えられます。それによってほかの人との人間関係が大切であることや、自然界に目を向けることの重要さを理解するためです。

ほかにも、地球に関係している植物・鉱物・その他生命体などはすべて自分たちの役割を知っており、人間に対して気づきのための奉仕をしているのです。まさに、知らぬは人間ばかりなり、です。勉強会記録集Bに収録されていますが、私たちが「気持ち悪い」と思っている動物はほとんどすべて、わざとそのエネルギーを受けるためにこの地球にやってきて、役割を演じてくれています。本当に彼らのお蔭で私たちは生存できているのです。今、私たちは本当に生命の進化について理解し、動物や植物、鉱物にも愛のエネルギーを流し、皆で一丸となって新しい地球を創る、ということを実践する時期に入っています。皆で頑張りましょう。

テスト、テストでパワーアップ

スピリチュアルな学びを進めていくと、時々「テストされている」という実感が沸いてきます。今、自分が克服すべき課題が現象化され、それをいかに乗り切ることができるかというテストです。テストの内容は人によってまったく違いますが、乱暴に分類すると、自立しているか、真の光を見つめているか、感情をコントロールできているか、愛を理解しているか、などとなります。人によってはこれらのテストが複合的にやって来て、極めて大きな現象になっている人もいます。でも、すべては必要性があって現象化されているということを理解しておきましょう。これらに関して、気になったことをいくつか述べておきます。

これまで単に好き・嫌いだけの感情で判断してきた人がいます。そしてこういう人がエネルギーの感受性を高め、エネルギーが感じやすくなると、「あの人のエネルギーは良い、あの人のエネルギーは良くない」と言い出します。これも大きな落とし穴なのです。単に好き・嫌いで判断してきた人へのエネルギー的なテストなのです。それまで好感を持っていた人に対し、わざと光でないエネルギーを見せ、どういう行動をとるかというテストが行なわれることがあります。自分にとって必要なければ受け取らなければ良いし、相手のエネルギーが光不足であれば光を与えてあげれば良いのですが、単純に相手を切り捨てたりする人がいます。

自立のテストも頻繁に行なわれます。この7月でさらに地球の波動が高まり、それぞれが自分に見合った道へと振り分けられて来ています。今まで仲が良かった友達でも、これからの進路が同じとはいえません。しかし、自分の意見・主張を持たず判断を他人に任せてきた人は、自分以外のエネルギーに巻き込まれ、本来の自分の流れに乗れない場合があります。魂はそんな自我に対し、自分の意思を明確にして行動するようにと、いろんなテストを与えます。

真の光を見つめているかどうかのテストも頻繁に行なわれています。真でない光は甘えや自己正当化の心の中に巧妙に潜んでいます。私たちが3次元世界で生きているという意味を再認識し、3次元世界において隣りの人をいかに愛するかを考える必要があります。現実に何もしないで、単に空想だけしていれば良いと勘違いしている人がいます。これも大きな落とし穴であり、3次元生活を無視することはできないのです。多次元で生きているのですから。空想にしがみついている人は単に3次元生活から逃げているだけなのです。早く目覚めましょう。

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