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1999年2月レポートから

不快と思っても人生の好転反応だ


1999年も早くも1カ月過ぎました。今年がどういう年になるのか、感じられてきましたか。毎年のことですが、12月から1月、2月、3月ごろに個人セッションを受けた場合、「昨年のテーマは△△でしたが、今年のテーマは□□になります」というたぐいの話をされる人がたくさんおります。今、自分は何を学んでいて、どこまで成長したか、方向性が正しいのかというチェックに最適となります。人によって内容はかなり違いますが、自分の人生は自分で創る、という流れに入る人が多くなってきたようです。他人を見るのではなく自分を見て、他人をコントロールするのではなく自分の意思で歩いていく。頭で理解するのではなく、すでに実践している、ということが最低条件として求められているようです。

今年は始まったばかりと油断していると、あっと言う間に時間が過ぎてしまうかもしれません。マイペースでかつ確実に歩く方法を身に着けましょう。   (Yuji)


不快と思っても人生の好転反応だ

さて、1999年も順調にスタートしたところで、2000年に向けて問題を一つ(こんな問題は400年に1回しか出せないから)。2000年といえば、皆さんは2000年がうるう年かどうか、分かりますか。4で割り切れるからうるう年、と思ったら要注意。100で割り切れたら、うるう年ではない、というルールを覚えていますか。じゃぁ、平年か、と思ったらまたまた要注意。400で割り切れたら、うるう年なのです。

結局、2000年はうるう年ですが、コンピュータのプログラマーがどこまで考えてプログラムしたのか、とても興味があります。実際に、以前、うるう年の計算を間違っていたコンピュータが製品を出荷できず、混乱に陥った会社があったのです。

これはちまたで騒がれているコンピュータの2000年問題とはまったく別です。マスコミが大袈裟に騒ぎ立て、やたらと不安を与えていますが、2000年問題の原因はコンピュータではなく、プログラマーの所為であるということはうるう年計算と共通しています。あるプログラマーは「00」を1900年と解釈し、あるプログラマーは「00」を2000年と解釈してプログラムをつくりましたが、コンピュータそのものはプログラム通りに正確に動作しています。人間のミスをコンピュータの所為にしたのでは、コンピュータがあまりにもかわいそう。もっともコンピュータはいちいち反論せず、ただ言われるままに動き続けているだけですが。

今年の合い言葉は好転反応

好転反応という言葉があります。普通、治療やヒーリングなどにおいて使われる言葉ですが、治療後・施術後に毒素が一気に体内から出されるために、一時的に肉体的にいろんなものが出てしまう現象です。個人セッションや各種ワークの後、2〜3日、身体がだるくなったり、痛みが出たり、湿疹のようなものが出たりと、反応は人によってバラバラです。中には1週間、2週間、人によっては数カ月、不調が続いたという人がいました。普通は、この後に肉体的に入れ換わった感覚を覚え、元に戻るという状態になります。

この好転反応は、治療やヒーリングに限らず、自分の人生の中にもいろいろと見つかることがあります。例えば、「新しい波動を身に着けたければ、古いエネルギーを手放すように」とよく宇宙がいいます。多くの人は、できればなるべく今のエネルギーをそのまま保持したままで、新しいエネルギーを取り入れたい、と考えます。しかし、新しい波動を取り入れるワークを行なった場合、家族や友人との間でいろんな事が起こってしまい、身に着けている執着や概念を徹底的に見せつけられ、本当に手放す必要性が強く感じられ、観念して古いエネルギーを手放したところ、新しいエネルギーが入ってきた、ということがあります。

毎日の現実の中で、本人はイヤなことと思っていたのが、実は好転反応の現れだったということがあります。というよりも、この際、イヤなこととして感じられる現象はすべて好転反応ということにしてしまいましょう。政治家が腐っているのも、大企業が老化現象を起こしているのも、給料が安いのも、パートナーが現れないのも、すべて好転反応の現れ。自分の人生の毒素を全部取り除いてしまうと、あとは新しいエネルギーが入ってくるだけです。とりあえずそう信じて、望んでいないことが現象化した場合でもそれは人生の好転反応の現れであり、いずれは善い状況に変わっていくことを信じましょう。

レイキセッションについて

先月号で「レイキを教えます」と公表したところ、レイキについての問い合わせがたくさん寄せられました。多くの人が関心を持っているということが改めて確認されました。レイキは日本で編み出された手かざし療法の一つで、靈氣と書きます。19世紀末に臼井甕男(うすいみかお)が鞍馬山で悟りを開いてシンボルとマントラを得たのが始まりとされています(それ以前から日本で普通に使われていた民間療法の一つという説もあります)。その後、日本では臼井靈氣療法として受け継がれてきましたが、今から約60年ほど前、ハワイのハワヨ・タカタ女史が腫瘍の外科手術のために来日し、靈氣療法に出会い、その素晴らしさに感激し、その後、ハワイでレイキの普及に貢献しました。結果的に、日本よりも欧米の方がレイキに関心を持つ人が多くなり、今となっては欧米のヒーラーでレイキを知らない人はいないぐらいです。

レイキは専門的な知識がなくても、基本さえマスターすれば誰でも確実に使えるエネルギーです。エネルギーの感受性がそれほど高くない人でも確実に利用することができるという点で、家族に手軽にヒーリングしたいという人やヒーリングの初歩として身に着けたいという人々などに愛用されています。普通、この手の話は眉唾ものとして聞き流されることが多いのですが、このレイキに関しては本当ににエネルギーが宿っているのです。

さて、寄せられた質問の多くは、以前別のところでレイキを教えてもらったが、その続きをセントラルサンで教えてくれるのか、ということでした。サードディグリーまでほかのところで学んでいて、ティーチャーズディグリーをここで学びたいという人が多かったのですが、できるならばサードまで教えてもらったところでティーチャーズディグリーも教えてもらうのが理想といえます。レイキといってもティーチャーによってそれぞれ微妙に違っているのと、どれだけのレイキ経験数があるのかが私には分からないからです。ティーチャーズディグリーに関してはその後の影響が大きいので、慎重に対処しようと思っています。

ファースト、あるいはセカンドまで他のところで教えてもらって、続きをここで教えてほしいという人は、REIKI練習会に何度か参加してから、受講するようにしてください。他のところとここでのやり方を整理し直し、誤解しない程度に準備してから、受けていただきます。ただ、他のところのレイキを否定するつもりはないので、初めに教えてもらったところを大事にしたい人は、そのままそこで続きを学んでいった方が良いと思われます。

私のところと他のところでの違いは、私はレイキの根本のところからエネルギーを呼んで、オーラとの繋がりを造っているという点です。シンボルやマントラに合うエネルギーを呼ぶのではなく、そもそも臼井さんが靈氣と名付けた宇宙の根本のエネルギーを呼んで繋がりを造ります。例えば、第2シンボルは「調和、安定」などと教えていますが、本当のレイキのエネルギーは「大いなる宇宙」でした。したがって「調和・安定」のエネルギーとの繋がりを造るのではなく、「大いなる宇宙」との繋がりを造っています(調和・安定のエネルギーも含まれていますが、5%未満でした)。あくまでも、一般に広がっているレイキエネルギーではなく、臼井さんが見つけた本当のエネルギー、根本のレイキのエネルギーと繋がりを造ろうと思っています。

なお、私のレイキセッションの料金が、「愛読者価格として2万円から」として案内しましたが、私のセッションを何度か受けている人はすでにエネルギーについての理解を深め、感受性も高まっており、真のレイキのエネルギーを受け取りやすくなっていると判断したため安く設定しました。ところが、これまでほとんどセッションを受けたことのない人からの希望も多かったため、私自身、困惑しています。これまで私のセッションをほとんど受けたことのない人にレイキの根本のエネルギーが入るのか、私にも分からないのです。できれば、REIKIの練習会などに参加して、宇宙のエネルギーに馴染んでからセッションを受けるようにしてみてください。


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