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1999年3月レポートから

癒し地獄にはまっていませんか


皆さん、もう3月ですよ。お元気ですか。風邪はひいていませんか。私は昨年末にちょっとだけ風邪をひきましたが、それ以降は元気いっぱいにやっています。今年の風邪はかなり大変そうなので、本当に注意してください。といっても、宇宙から見たら、地球自身が大幅な波動の変化を望んでいて、地球に堆積している古い波動を吐き出すために地球人類がその役割を演じているそうです。結局、地球さんが風邪をひいているんですね。

話は変わりますが、電話をしてきて、時々、私が「不機嫌そうだった」と言っている人がいます。そのほとんどは、不機嫌でも何でもなく、瞑想の最中に電話がかかってきて、瞑想時のボ〜っとした状態のまま電話に出たためであり、別に私が機嫌を悪くしているわけではありません。むしろ、言葉だけで「不機嫌だった」と他人を判断する自分の性癖に目を向けてください。何度も言っているとおり、すべては自分の表れです。  (Yuji)


癒し地獄にはまっていませんか

癒しについて、少し、述べてみたいと思います。瞑想でもエネルギーワークでも何でも良いのですが、癒しを行うと、それだけで毎日が楽になり、心が開き、人生が好転するのでしょうか。確かにそれを信じてこれまでいろんなワークをやってきたり、これからもしようと考えている人が多いように思えます。

例えば、イナーチャイルドを癒したい。幼少期の両親との関係を癒したい。そう願って現在までの自分の心を癒した。それで人生が良くなる、と思ったが、中々好転しない。セラピストに見てもらったら、前生のエネルギーを癒す必要があると言われた。一生懸命、過去生の癒しを続ける。これで大丈夫、と思っても中々好転しない。今度は両親の癒しが必要だとかいわれる。こうして癒し地獄にはまって、家族や過去生でかかわった人たちの癒しが必要だとか、地球の癒しが必要だとかになり、さらに魂の癒しだの宇宙人の癒しだのと言われ、ずっと癒しが続いていきます。挙げ句の果てには、自分一人だと心細いので、友人も誘って、一緒に癒し地獄にはまっていく...

癒しに意味がないとは言いませんが、癒しを行ってもすべてがうまくいくとは限りません。どこの癒しをどのように行うかにもよりますが、本来、現実を直視して、現実の中で適切な行動をとっていれば、それだけで癒しの効果があります。自分の癒しの能力に適した人が近づいてきて、お互いに学べるように仕組まれているからです。現実で人間と触れ合うのがイヤだから、瞑想などで安易に癒してしまいたい。こういう人は根本からずれています。癒し以前の問題とも言えます。

また、癒しとは違いますが、似たようなことで、こういうのもあります。「地球が不幸だと思うからそうなるのよ。地球には何も問題ないと思っていればよいのよ」と言われたのを真に受けて、それを次から次へと他人にも強要し、犯罪や自分の無責任さを黙認・放任している人たち。こういう人たちにすれば、癒しはいっさい不要であり、「癒しが必要だと思うから、そうなるのよ」となってしまいます。また、それもあながちウソではないから、事態は余計に難しくなります。

この場合は、波動調和の法則を理解することと、法則を表面だけではなく内面から理解することが必要です。地球の争いや混乱に焦点を当てる必要がない人はそれで構いませんが、その体験が必要な人もいることは事実です。そういう現象を否定するのではなく、自分は光の当たっているところに意識を向ける。しかしだからといって、言葉や体裁だけを光の当たっているごとく振る舞うのではなく、本当にその人の心すべてが光に満ちていること。争いや混乱を否定していること自体、「否定する」というエネルギーを生み出しており、争いや混乱を造り出しているのです。争いや混乱を見て見ぬ振りしたり無視しても、争いや混乱はなくなりません。自分が心から争いをなくせば、地球の争いのない波動とつながることができるだけで、地球の争いそのものがなくなるわけではありません。

どうも日本人は正しく解釈せずに、表面だけで勝手に解釈したり思い込んでしまったり、さらに仲間を増やそうとして次々と洗脳させてしまう傾向があります。本質を見極める練習が必要と思います。


いろんなレイキを経験してみよう

現在、レイキセッション(レイキヒーラー養成コース)とレイキ練習会を行っています。どちらも回を重ねるごとにいろんなことが分かってきて、とても面白いです。レイキといっても教わったところによって若干の違いがあることは予想できましたが、本当にいろんなやり方がありました。シンボルやマントラに限らず、始まりや終わりのステップも違いがあります。

臼井さんの流れの方法、ハワヨ・タカタ女史の流れの方法、これらから派生してきた方法などというように分類されますが、一般にスマートに、分かりやすく体系化されたものは西洋でまとめられたやり方といえそうです。ニューエイジ的な考え方やキリスト教的な考え方があちこちに盛り込められています。言うまでもなく、臼井さんの流れやハワヨ・タカタ女史の流れ自体には西洋的な考え方やニューエイジ的な考え方はそんなにも含まれていないようです。

実際のアチューメントでも違いがあるのかどうか、これはまだ確認していません。始まりや終わりの手順が違い、シンボルやマントラが違っている限り、アチューンメントの方法も違う可能性があります。特に、私が習ったやり方にはどうみても西洋的な考えのものがいくつか入っており、そのまますべてを信ずることもできません。これまですでに何十人ものレイキセッションをやってきましたが、いろんなことが分かってきました。「おそらく本当のレイキのイニシエーションはこうだったんだろう」というのが分かってきて、それが口伝えで後世に残されるときにそう変わってしまったり、西洋的な考えで色づけされてしまったりしている、というのがかなり感じられるのです。

私の場合、宇宙のスピリットと一緒になってレイキのアチューメントを行っていますが、無事に修了した場合は本当に宇宙のヒーラーとして宇宙の記録簿に登録されます。そのための儀式を独自に加えていますが、ほかにもいろんなことが分かって、とても楽しいです。またすでに私のところでいろんなエネルギーワークを体験し、オーラがかなり高まっている人は、レイキのエネルギーだけではなく、さらに自分に合った別のヒーリングエネルギーなどを入れてもらっているケースがありました。人によってかなり違っています。


異性に恵まれない人たち

パートナーに恵まれない、という人の相談をよく受けます。相談といっても、私に聞きに来るのではなく宇宙や魂に聞きに来るのですが、どうやら単純な問題ではなさそうです。以前にも宇宙からの回答として、「まず異性の気持ちを理解できるようになること」というのを紹介しました。これはあくまでも相談に来た人の場合のことで、唯一のアドバイスではありません。実際には一人ひとり原因がまったく違うので、自分の場合はどうなのか、を常に考えることが必要です。

先日、別の人が宇宙に聞いて、また別のアドバイスがあることを知りました。宇宙によると、女性からみた男性、あるいは男性からみた女性は、自分とは正反対のものを示すシンボルだそうです。つまり、自分と同じ考えや同じ趣味の人たちだけを相手にして、自分の好みとは合わない人を避けているとか、自分と同じエネルギーの持ち主だけを求めているとかしている人は、自分とは反対の人を避けていることになり、その現象として異性には出会えないというのが現れてしまうそうです。

パートナーとの出会いというと、ほとんどの人が、やれツインソウルだとか、ソウルメイトだとかの言葉にごまかされて、肝心の異性に対する思いや異性への心の向け方に意識を向ける人がほとんどいません。いくらエネルギーワークを繰り返したところで、いくら瞑想の回数を増やしたところで、異性に向けての心を開き、自分とはまったく違う考え方や行動を受け入れない限り、異性との出会いは中々実現できないことになります。

自分とはまったく違うものを受け入れる。趣味や興味なら何とかできるかもしれませんが、思想や宗教的なものが入り込んでくると、簡単にはいかない人もいるでしょう。これは異性に限らず、同性にも当てはまることであり、同性でも自分とはまったく違うものを否定したり避けていると、異性との出会いが得られない現実が造られていくようです。自分の場合は何を否定して、何を避けているか。そこにしっかりと意識を向け、その対象を見つけ出し、それを心から受け入れていくように練習をしていきましょう。そうすれば念願のパートナーが...かも


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