2000/12(毎月1日発行)
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2001年1月レポートから

2001年を迎えるに当たって

新年&新世紀、明けましておめでとうございます。ついにやってきましたね。21世紀。「2001年、宇宙の旅」で見たのと比べて、どうですか。宇宙旅行はイマイチ実現されていませんが、携帯電話などの普及はめざましいですね。一般に未来ものの映画は善玉、悪玉がさらに分かれていくような設定が多いのですが、それは当たっているかもしれません。光が強くなればなるほど、光でないものも強くなるからです。光の道を歩き続けるということが、だんだん難しくなってくるのです。

1月はアデプトプログラムがありますが、場所はこのセントラルサン(東京・中目黒)です。お間違えのないように。2月にグッドニーさんがやってきて、またいろんなワークを行ないます。京都のリチュアルマスタープログラムは変更の可能性がありますが、東京ではカバラをはじめ、面白そうなワークがいっぱいあります。詳しくはエリザベス(03-5999-2740)まで確認してください。では、今年もよろしく。 (Yuji)


2001年を迎えるに当たって

2001年を迎えて、皆さんは何を考えていますか。私はこの仕事を始めて5年が過ぎ、今年で6年目に入りました。この5年でいろんなことを学びましたが、まだまだ若輩者です。この種の学びには卒業も修了もありませんね。

この5年で学ばされたことはいっぱいありますが、確かな方向性と強さの2点がいかに大事か、いつも学ばされています。基本的には一人ひとり自分の宇宙を創っており、自分の生き方があり、自分の計画があります。私も基本的には私の宇宙で活動しており、私は私のために活動しています。

しかしいろんな情報や知識によって振りまわされ、いつのまにか、本来の自分の宇宙とは違う流れになっていることが何度かありました。宇宙はあまり私に注意することはなく、私が気づくまで、そのまま眺めています。何らかのヒントを頼りに軌道を修正しますが、そのたびに、私の方向性は一般に言われているニューエイジの方向とはまったく違うことを思い知らされます。

とりあえず、アデプトプログラムやアダムカドモンというセッションを行なっていますが、これが私の本業かどうか、いつも迷っています。正直に言えば私の本業ではないような感じがするのですが、あまり大きい声では言えないので、これ以上、言わないことにしましょう。

もう一つ、学ばされているのは強さです。これは私だけではなく、リチュアルマスターのプログラムに入っている人すべてに共通しています。多くの人が依存する、頼る、真似する、従う、というエネルギーで体験するようになってしまい、自分の考えで、自分の信念で、自分ひとりで活動するということができなくなっています。

ちょっと注意されるとすぐに心が落ち込んだり、落胆してしまう。これでは光の道どころか、普通の道も歩けません。せっかく天使やマスターと仲良く学んでいるのに、何でもかんでも彼らに頼っていては自立もできません。心を強くし、自分の道をしっかりと歩くことが大切です。

さて、1月11日(木)〜13日(土)、神戸に出張に行きます。個人セッションやアダムカドモンのステップ3、4を中心にしたセッションをします。予約は野見山様まで。ただ、すでに予約が入っており、11日は17:30〜18:30だけ、12日は13:30以降、13日は11:00〜15:00の時間帯が空いています。 2月17日(土)〜18日(日)、京都でリチュアルマスタープログラムが行なわれる予定ですが、実は変更の可能性があります。この原稿を書いている時点ではまだ分かりませんが、1月のはじめぐらいに決まる予定です。1月になったら、確認をしてください。中止のときは、東京でグッドニーさんのセッションを行なう予定です。


素直さがいちばん

いわゆるニューエイジといわれる分野での本がたくさん出ています。私はほとんど読んでいませんが、アミの本は気楽に寝転がって読めるので、いいですね。最近、3冊目が出たのと同時に、これまでの2冊もデザインが一新され、全部、さくらももこ画のほのかな表紙になっています。

ニューエイジの世界とはいっても、こういう本はとても気持ちがよいのですが、ほかのほとんどのニューエイジ関係の本は私はあまり好きではありません。これらに共通しているエネルギーは、「これこそが真実だ。私に従いなさい」「早く私に着いてこないと、乗り遅れるぞ」「私だけが本来の正しい道を教えることができる」というものです。

これらの本には、著者のエネルギーだけではなく、その背後にあるこの種のエネルギーが入っているのです。彼らは光のフリをして近づいてきますが、実体は光とは反対です。以前、あるニューエイジ本を読んでいたら、「私は○○(この本で最高の存在とされている名前)だ。私の言葉を聞きなさい」と散々、話しかけてきました。しかし、相手にせず、放っておいたら、「チェっ」といって帰っていきました。

一般に、まともな本には本当に光が入っており、光の御使いのものたちが様子を見にやってくる場合がありますが、そうでない多くの本は光とは反対勢力の手下たちが光のフリをして近づいてきます。そして少しでも本に共感したとき、心に隙ができ、即座に心の中に入っていきます。一度、心の中に入りこむと、二度と、出ることはないと思ってください。心の隅っこで、見つからないように隠れており、普通のヒーリングではまず出ることはありません。彼らは今生だけではなく、その後も永い期間、支配し続けようとします。ニューエイジ関係の本で「悪いことを考えてはいけない」という言葉をよいことに、自分たちが見つからないようにささやきかけますす。

ニューエイジ関係の本の特徴的なエネルギーのもう一つは、競争心を高めたり、プライドを増長させたり、不安を煽ったりすることです。ヒーラー−クライエント、先生−生徒という用語で上下関係を作ったり、アセンションという言葉で期待や不安を煽ります。アデプトプログラムは本来、この種のエゴをコントロールすることを学ぶのですが、取り組む姿勢がニューエイジ系の乗りでやってきている人にはそれが分からず、相変わらずエゴに振りまわされ、コントロールゲームを演じていきます。

私たちに一番求められているのは、能力を見せびらかしたり競争心を煽ることではなく、素直に、正直に、素のままに生きることであり、これこそが古代の日本から受け継がれてきた日本の心です。西洋から入ってきている教えのすべてが悪いとは言いませんが、分かっていない人を見下ろすような視線や、癒しが必要と言って不安を与えてはヒーリングビジネスを展開する様は必ずしも楽しくはありません。ただ素直に生きる、という心を大事にしましょう。


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