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1996/9/18■水曜瞑想会から

食事について(ラファエル)

食事について(ラファエル)

こんにちは。私はラファエル。あなた方からは女性性のエネルギーとしていつも呼ばれています。でも、私は人間の女性という形を持っているわけではありません。ただ、エネルギー的に見て常に調和を保ち、皆が楽しく、なごやかに進んでいく方向のエネルギーをたくさん身につけております。それで、そういう風に呼ばれております。

私は今まで、地球の方々にはほかにも芸術の面とか、いろいろの才能を伸ばす面、そういう働きとして扱われたこともあります。皆さん方が創造性を生かして、自分を美しくそして楽しく、自分を発展させていく方向へ導いていくのを役割としております。

さて、今日は皆さん方の方から食事について質問がありましたので、私なりの見解をお話をしておきましょう。皆さん方は肉体というものを身にまとって、それで経験することによっていろいろ意識を成長させていく過程をとっております。肉体は自分が日々何かを経験するために創られた一つの道具といえましょう。肉体は自分たちの思考や感情をどのようにコントロールし、それを使いこなすかということがその中に入れられております。あなた方が毎日、人々との関係で、どのような感情を発し、何を工夫し、人々との間で喜びを見い出していくか。その基本的なことが肉体の中に入っております。

しかし、あなた方自身の一番大切なものは、肉体とは別に、より高い次元のところに存在しております。その高い次元のところから意識を降ろしていって、肉体の中に宿らせております。その意識が肉体の中に入ってしまうと、完全に自分が肉体そのものであるという感覚を味わってしまいます。自分というものはまるで肉体そのものであるという感覚を持ってしまいます。

そういう認識を前提にした場合に、食事というものは肉体を維持するためだけではなく、いかにも自分を成長させ、自分を維持する最低必要なものと思われてきます。食事をとらなければ、自分自身が存続できないような感覚を受けてしまいます。でも、今、言ったように肉体と意識は別であり、本来、食事というのは肉体を維持するために働いてきました。その肉体が健康的に作用することによって意識が正常に働き、そして意識が経験を身につけていく。これが人間の姿となっております。

そして今、皆さん方はこの肉体の波動を新しい時代の波動に合わせようと、毎日、練習をしています。今のほとんどの地球人類の肉体は執着を持った肉体であり、3次元の世界に完全に順応しております。したがって食べ物も3次元的な栄養というものを基準にして、そこからいろいろなものを取り寄せて肉体を維持しております。新しい次元においてはそういう関係は必ずしも成り立っておりません。

肉体というものは意識を進化させるための道具であるというのをほとんどの人間が理解しております。肉体を維持するために必要なエネルギー、これをどこからどのようにして吸収していくか。肉体を維持するために必要なエネルギーは、いわゆる食べ物がすべてではありません。人によっては宇宙空間から直接、エネルギーを肉体の中に取り寄せ、一見、何も食べなくても何十年も生活できる人がいます。

これから地球が新しい時代に入っていき、新しい時代の人間が次々とその本来の姿を表すようになってくるでしょう。新しい時代の人間というのはいろんな種類の人間が存在します。必ずしも典型的な地球人類というものがいなくなってきます。そしてある人間はホンの少し食べるだけで永い間、生きます。ある者は今と同じようにいろんなものを食べることによって肉体を維持し、ある者は必要な肉体に瞬時にして造り変えることができる。いろんな人間が存在します。

肉体というものは単にそれに必要なエネルギーを補給すれば、維持できるようになってきます。ただ、今はほとんどの人が食物から栄養を取り入れることによって肉体を維持できるという前提で、物事を進めております。ですからそれが現実化しているのです。もし、皆さん方の方がそれは本来の肉体にはもう合わないというのを理解し、それをしっかりと身につけた場合には、実際にはいちいち食べ物を摂取しなくても肉体を維持することは可能なのです。

ただ、今の肉体で、瞬間的にもう、そう思ったからといってそれが現実化するということはまだ無理です。方向性として、これからの波動を肉体にどんどん取り入れていっているものは食物というものに対して、依存性が薄い傾向になってくるということだけは理解しておいてください。そういう流れの中で、今、あなた方は日常の生活において、食べ物の摂取ということに対してどのようにして取り込んでいくか。

今までの3次元的な発想の延長でいくと、せっかく新しい肉体に変わろうとしても、食物を摂取することによって肉体を維持するという概念が確立されていれば、それによって新しい肉体が制限されてしまいます。せっかく新しい肉体を手に入れようとしても、その古い概念が一緒に同居してしまい、食物を得ることによって維持するという仕組みが新しい波動でも造られてしまいます。したがって新しい波動に変わりつつある人は、なるべく食物の制限はそんなにないということを理解し、これまでのようにいちいち食べ物によって肉体を維持していくという考えにとらわれないように進めていくことが必要となってきます。

食べ物の量に依存しないだけではなく、食べ物の種類にもかなり影響が出てきます。これまでの肉体においては、ほとんどの人は何を食べても影響はありません。でも、新しい波動に変わってきている人は、もう動物のエネルギーを摂取することは肉体にとって極めて否定的なエネルギーを身につけてしまい、肉体に苦痛を与えるようになってきます。したがって動物的なエネルギーをなるべく肉体に取り入れないようにする。

これはだんだん体が要求するようになってきます。体がそれを要求し、自分がそれに合わせていく。原則はそうです。ただ、これは人によってかなりその作用が異なっております。一番はじめに言ったように、新しい時代の肉体といっても、一人ひとりそれが違うからです。人によっては新しい肉体を身につけても、動物のエネルギーを取り入れながら何も苦痛を感じない人がいるかもしれません。そこは一人ひとりまったく違うので、一概に新しい肉体にするための方法としてここで言うことはできないというのをまず理解してください。原則は自分の体が望んでいる通りに進めていく、それを自分で確認するしかできないないということです。ただ、一般的に動物的なエネルギーが体に合わないという人が多くなってくるということは、方向性として確かでしょう。

家族は一人ひとり成長のスピードが違うために、同じように食事を取るということが極めて難しくなってくるでしょう。自分の必要としていないものがほかの人には必要となる。そういうケースがこれから頻繁に起こってきます。その場合の工夫としては食事のメニューを考えるときに、そういうバリエーションが取りやすいようなメニューを工夫するということが原則になってくるでしょう。

例えば、いろいろの具がある場合に、実際にそれぞれが自分で必要なものを適宜自分で選択して食べられるような工夫をしたり、自分の好みに応じて自分が味付けできるようにしたり、それぞれが自分で必要なものを取り入れていけるような料理の仕方や工夫、メニューの作り方、味つけの仕方を工夫してみてください。

これはほとんどの優れた惑星で取られている方法です。いろんな材料やいろんな調理、味つけが同時に用意され、自分の好きなもの、自分で好きなように味つけして食べていく、ほかの人には一切、干渉しない、自分が自分の好きな食べ方で食べる、これを基本的に学んでいってください。そしてそういう食べ方の便利な料理をなるべく工夫していって、そして自分でそれを採用していく。

どのような料理にしても、日本の場合にはその材料が目に見えるというのが特徴です。欧米の食事の場合には、もっと混ぜ合わせ的につくられている料理が多いために、あまり食べ物の原型が分からないことが多いのですが、日本の場合にはそれぞれの材料が目に見えて分かるような料理が多いのです。それをうまく利用し、それぞれが自分の欲しい物だけを自分で取れるような工夫をしたり、自分たちが必要以上に相手には影響を与えたり押しつけたりしないような習慣をつくる、そういう食事の仕方というものがこれから一般的になってくるでしょう。そういうところから、食事というものを少しずつ、新しい波動に変えていったら、どうでしょうか。

もし、質問があれば、今、お受けします。

−動物性のエネルギーというのはミルクとか卵とかも含むのでしょうか。

まず、一番強いのは肉だということは分かるでしょう。そして卵もその次に位置づけられてきます。牛乳も確かに影響はありますが、それほど神経質になるぐらいの影響はないでしょう。ただ、人によってアレルギー的に反応したり、体が合わないという人は無理してそれを摂取する必要はありません。

−以前は肉を止めた生活をしていたんですが、その後、こだわらないことにしました。

これはとても意味のある質問だと思います。まず、こだわりたくないというのは、これはこれで一つの大きな意味があります。というのは、肉を食べたらよくないとか、肉が体に合わないという意識が強いために、それにこだわりたくないという意識が出てきたのでしょう。つまり肉を食べないということが何かの制限であるかのように自分が思っている証であり、何かほかの人とは違うとか、普通とは違うという観念がそこに出てきているものと思われます。それによってこだわる、こだわらないという思いが出てきているものと思われます。

したがって、まず肉がどうか、こうかということよりも、そういう観念、〜〜してはいけない、とか〜〜すると体に合わないとか、そういう思いを思いを持っていると、それが現実化してくるということをまず理解しておいてください。つまり肉を食べないということを何も自分では悪いこととか、疾しいこととか、あるいはほかとは違うとか、そういった思いを一切持たなければ、肉を食べようと食べまいと、影響はまず出てこないのです。それとは別に肉を実際に食べることによってどのような影響が出てくるか。

肉というのはいろんなエネルギーがそこに入っております。その動物自身の生命のエネルギーもそうですが、ほかにもその動物が経験してきたいろんなエネルギー、そして中にはカルマ的なエネルギーも入ったりしております。人間がそれを食することによって、そのエネルギーも同時に取り入れてしまいます。その動物がそれまで経験してきたエネルギーを自分がそれを取り込んでしまい、場合によってはその動物が抱えていた否定的なエネルギーも自分の体の中に取り込んでしまいます。

それによって自分が何となく攻撃的になったり、不安や恐れを抱くタイプになったり、おどおどしたり、そういう思いが時々出てきやすくなったりします。そういう自分にとって必要でないエネルギーをわざわざ肉を通して取り入れるということにどれだけの意味があるかということです。もし、本人自身のエネルギーがそういった動物のエネルギーにほとんど影響されないというぐらいの高い波動になっている人は、実際には影響はありません。でも、それほど高い波動にはまだなっていなく、動物のエネルギーの影響を受けやすいという人は、実は本当にかなり影響を受けてしまいます。

この世界において、こういうことをいろいろ学び、そして肉を一時的にやめる人はたくさんいます。でも、ほとんどの人がある時期を過ぎると、また肉を食べるようになってきます。これはあなたに限らず、そういう人がたくさん存在しています。まず、一時的に肉を控えた場合にその期間に体の細胞がかなり変化してきます。新しい体に変わると同時に、エネルギー的な調整も同時に行われ、肉に対しての反応の仕方がかなり変化してきます。そして人によっては、この期間において、新しい波動のエネルギーに変わってきた場合に、新しい肉体に対しての準備が同時に行われ、根本的な波動が少しずつ変わってきます。そして新しい肉体への準備が出来てしまった場合には、もう高い波動になっているために、3次元的なエネルギーには影響を受けなくなることがあります。

この段階になった人は、ここで再び肉を食しても影響のない場合があります。その人自身が、自分が新しい体になっているという意識を持ち、また肉というものは自分にはもう必要ないというのがはっきり分かっている場合には、その肉の動物のエネルギーが体に反応せずに、そのまま素通りしてしまうということがあります。しかし、概念の片隅にでも、肉を食することが自分には良くないというのを持っている人には、それはその通り、現実化されていきます。

そしてSさんの場合は、また個別の問題がいろいろあります。いろんな状況から、あなたの体も新しい肉体に変わってきております。したがって肉を摂取するということの影響がほかの人とはかなり違う感じになっております。今は肉をそれほど食べても実際には影響のないようになっているかもしれません。ただ、やはり体のどこかに、肉を食することは本当は良くない、というのが情報として明確に入力されております。それが時々、症状となって現れることがあります。

したがって、私にはもう肉は影響しない、というのを条件づけしておけば、肉を食べても、症状としては大きな事は起こらないことになってくるでしょう。そういう風な練習の仕方をすることによって、実際には肉を食べても自分には何の影響もないという条件にしておくことは可能です。いろいろ工夫をしてみてください。

それでは今日はこのぐらいで終わりにしておきましょう。ありがとうございました。


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