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1997/6/22■6月セミナーから

自分の意識を魂の本質に近づけていくように

@自分を否定する思いが魂とのつながりを弱める

今日は皆さん方の魂との結び付きを強くするというテーマでワークが行なわれます。皆さん方がそれぞれ自分に魂が宿り、その願いを受け取ることによって満足した人生を送ることができる。一般にそのように教えられて、ここにやってきたものと思われます。ただ、そういう認識を少しずつ変えていただく時期に入ってきております。

皆さん方の成長に合わせて、私たちも皆さん方に与えるべき情報を変えていきます。結果的に、皆さん方は混乱を招くかもしれませんが、私たちから見ればもっともっと素晴らしい宇宙を体験していただくために皆さん方の概念で造られた宇宙はなるべく早く手放していただきたいと願っているのです。そのためにも、それぞれが今までにつくりあげてきた宇宙観といったものをなるべく早く手放して自分にとっての本来の生き方や宇宙観を確立していただきたいと願っております。

さて、皆さん方が初め、この地球にやってきたときにこの地球で体験すべき約束がいくつか交わされました。この地球において、自分は何をテーマに学び、どういうエネルギーを獲得してそれを自分の成長のために役立てていくか。そういう基本的ないろいろな話し合いが行なわれておりました。皆さん方がその話し合いにおいて、約束し、やるべきことを決め、自分の転生のプログラムを造り、そして現実に生まれ変わってきました。

それぞれが自分にとっての必要な体験を重ねております。自分はこういう現実を望んではいない。今の現実は私に何の成長ももたらさない。そういう風に思っている人もいることでしょう。でも、いわゆる魂と呼ばれている世界から皆さん方を見ると、確実にそれぞれの体験に大きな意味があり、魂として学ぶべき成果をあげております。ただ、それが皆さん方の意識に到達していない。まずはこれが私たちにとって一番の課題となっているのです。

魂と繋がりをもつというのは、ただ単に思いややるべきことを教えてもらうのではなく、今、生きているというこの喜びを皆にも味わってもらいたいのです。魂はこの現実を受け入れております。一人ひとりが造り出した現実を喜びを持って見ております。でも、皆さん方には通じていない。だから通じて欲しいと願っているのです。

先ほど、話にあったように、多くの人は何をしたらよいのかというのを聞き出そうとしてコミュニケーションをとりたいと願っております。でも、そういう繋がり方を私たちは望んではいないのです。何をするかはあなた方の選択の問題であり、魂の問題ではないのです。皆さん方が人間という生命体の中で、人間というエネルギーが創り出すことのできる現実を体験しております。これは皆さん方にとって貴重な体験の場であり、魂から見るととてもうらやましい環境で体験をしているのです。

せっかく送り出した自分の意識の一部が、地球という素晴らしい惑星で、素晴らしい生命と同時に体験を重ねている。なのに、本人は毎日のように面白くないとか、つらいとか、愛してくれないというエネルギーをずっと出し続けているのです。まずはそういうエネルギーではなく、本当に、今、体験していてこれが喜びである、満足しているというのを早く確立していただきたいと願っているのです。

皆さん方が、そういう意味で魂との繋がりを強くするという意味が少しずつ理解されてきたものと思われます。魂の感じている喜びや愛の波動、それを皆さん方にも通じて欲しい。そして皆さん方が体験した喜びを魂にも伝えていただきたい。これが魂と繋がることの大きな意味なのです。お互いに喜びを分かち合う、お互いに愛をやり取りする。そうやって成長していただきたいのです。

それを閉ざしている原因がどこにあるのか。一人ひとり、魂との繋がりの領域において、深い傷をつくっております。皆さん方から見ればほとんど実感がなく、自分としても何を言われているのか分からないという人がほとんどでしょう。でも、私たちの領域から見れば、皆さん方と魂と呼ばれている存在との間に明確に分断されているいろいろなものがつくられております。

一番大きなものは、つまらないとか面白くないとか、楽しくないという発想をするエネルギー。根本的に自分には何も意味がない。自分自身を否定しているエネルギー、自分自身が創り出した現実を否定しているエネルギー。これがまず根本にあります。せっかく魂が皆さん方の成長を願って現実化するためのエネルギーをつくりあげ、皆さん方を成長させるために地球に持ってきました。

ところがそのすべてを皆さん方自身が否定しているのです。そのために、魂のエネルギーが皆さん方にまともに届くことがなく、否定のエネルギーに変換されて皆さん方に届いてしまいます。魂自身は皆さん方を本当に愛しており、成長を願ってエネルギーを流しております。でも、それを正しく受け取ることができず、自分が否定されているかのように受け取ってしまったり、自分が誰かに攻撃されているかのように感じてしまったり、自分が孤独であるかのように受け取っているのです。魂はただ単に皆さん方に早く自分で判断して行動できるようにと願って、現象を造ってきているのです。

このように、まず自分を否定している、自分の現実を否定している。これが大きな障害となっております。そして自分自身の価値を認めていない。本当は、自分は素晴らしい現実をつくることができる。自分のエネルギーでほかの人をいくらでも幸せにすることができる。自分のエネルギーで隣の人を喜びで満たすことができる。それぞれが皆、この能力を持っております。

でも、多くの人はまず自分を愛して欲しい、まず自分が満たされたい、これを先に考えているために、隣の人にまで頭がなかなか回りません。まず自分が愛されてから。まず自分が満たされてから。これを条件に入れてしまっているのです。自分のすべてを認める。自分で自分を愛し、そして自分が立派に成長していく。こういう自分でやるべきことをほかの人にやってもらおうとしている。ここでエネルギー的な流れがおかしくなっているのです。

一人ひとりの心をよく分析してみてください。自分の人生において、自分を評価してきたことがでれだけあったか。自分に対して、よく頑張った。やればできるじゃないか。今回はこれでもう十分にやったじゃないか。自分で自分を誉めたことが何回、あるか。また、できなかった。いくらやってもうまくできない。また、同じことを繰り返してしまった。こういう自分の創り出したパターンの中に入り込んでいる人がいます。まずはそういう、自分で自分を制限してしまうエネルギー、これを解放していきましょう。

自分は存在しているだけで価値がある。しっかりと宣言してください。魂に響くように。自分は存在しているだけで価値がある。自分は存在する意味がある。自分は今、生きている。自分は生きていることに喜びを感じる。すべての現実には意味がある。すべて自分の成長のために必要な現実である。自分はこの現実を有効に活用していく。自分が得た喜びを魂にも報告したい。できるだけ多くの喜びを見つけて、魂にも報告したい。自分は魂に感謝をしている。

さぁ、一人ひとり、魂との繋がりがだんだん強くなってくるのを感じて下さい。言葉ではなく、ハートで何かこみ上げるような思い、喜び、雰囲気が伝わってくるのが分かるように。大きく、優しく、迎えてくれている魂の愛をどんどん受け入れていってください。 もう自分を否定することはしません。すべてを受け入れていきます。


大いなる、大いなる魂の大元たちが皆さん方にだんだん近づいてきます。エネルギーがどんどん高度なものに変わっていくのを感じてください。あなた方をつくり出した大元が近づいてきます。


A成長して大元に近づくように

人間として行動しているあなた方にメッセージを与えます。私たちは長年にわたって人間という生命体をよく観察してきました。人間という生命体は私たちとの繋がりにおいて極めて特殊な条件を身に付けております。私たちと直接的なコミュニケーションをとるためには、私たちと同じぐらいに進化していただく必要があるのです。人間が私たちまでに進化する。それはいつになるのか。一人ひとり、時期はまったく違います。

でも、私たちが近づいたとき、大いなる宇宙の真理が手渡されるでしょう。大いなる宇宙の真理はあなた方にすべての真理を与えるでしょう。自分がこの宇宙で何を為してきたか。自分はこれから何を為していくか。いろんな真理が与えられるでしょう。皆さん方が絶え間なく成長を重ね、私たちに到達したとき、改めて喜びを分かち合いたいと思います。


大いなる大元から、それぞれに祝福のエネルギーを与えていきます。


それぞれ自分でつくり出してきたいろんなエネルギーによって本来の大元の繋がりが中々うまくできない状況にありました。それらの制限を自分の力で解放していきながら、自分の方から大元に近づいていくという練習を重ねていってください。


B挨拶

私たちはこれからもいろんな仕組みを造って、皆さん方が少しでも本来に近づいていけるように努力をしていきます。まず、ここで少し、休憩をとりますので、それぞれ楽にしてください。ありがとうございました。


C真剣に思えば現実化する

先ほどの皆さん方の瞑想、私たちの考えがかなりうまく皆さん方に伝わっております。これだけのいろんな体験を皆さん方が同時に行なうことができたというのはとても嬉しいことでもあります。皆さん方が真剣に魂と繋がりをつくりたいという思いがこういう現実をつくっております。これからも、皆さん方が真剣に行動すれば、そういう現実が訪れてくるというのを本当に信じてください。


D宇宙と交わした契約は必ず守るように

私はサナンダ。これからは少し、違う話をしたいと思います。今まで、多くの人が私たちから情報を受け取り、そして学びを続けてきております。自分が自分であるために、自分が何であるかを探るために、学びを続けてきております。人それぞれ自分だけの役割があり、地球での生き方がある。それを何とか思い出そうとして努力をしております。もう皆さん方は数え切れないほど、私たちから情報を受け取り、学んできました。

でも、私たちからみた場合に、私たちの真の思いを自分のものにした人がどれだけいるのか。これを考えると、常に複雑な思いが沸いてくるのです。私たちは今まで、何度も何度も伝えてきました。人を愛するということ。生命を愛するということ。自分を愛するということ。先ほどの話にもありましたように、現実をすべてあるがまま受け入れる。これが自分を愛する原点となります。

自分のつくり出した現実を否定している限り、自分を愛することはできません。自分を認めていないからです。すべての現実をまず認め、自分の存在をしっかりと確立すること。自分が自分であるためには、自分の現実を受け入れることが必要です。そしてどんな状況でも、それをつくり出した自分の偉大さ、自分のエネルギーの素晴らしさにまずは大いなる大いなる愛を感ずることが必要となります。

もう、皆さん方は言葉では十分に勉強を終え、アトはそれを実感できるかどうか、自分のものにできるかどうか、という状況です。人によってはもうその段階に入って、それをさらに成長させていく時期に入っている人もおります。いずれにしても、もう知識に頼る勉強は終わりを遂げ、自分が行動することによって自分を確認していく。自分が実践することによって、成長を確かめていく。今はそういう段階となっております。

多くの人々が私たちの言葉を聞こうとしていました。少しでも、素晴らしい叡智を分け与えて欲しい。少しでも真理が自分のものとなるように、知識を与えて欲しい。でも、もう私たちはいちいち真理を言葉で伝えることはしないでしょう。皆さん方が自分の手で真理を引き出せるように手助けをすることはできます。でも、もう真理そのものを言葉で伝えるという状況ではなくなってきております。

真理の勉強はもう皆さん方が自分の手で行なう時期に入ってきているのです。ですから、私たちとの繋がりにおいても、何か知識を得る、情報を得るというのではなく、自分の成長のためにアドバイスをただ受け取るようにと、それをこれからの目標にしておいてください。

皆さん方の魂。それぞれ皆さん方が地球に来る前からいろんな領域で活動をなし、生命を育み、今に至っております。皆さん方一人ひとり、魂が経験してきたいろんなエネルギーを身に付けております。地球に来る前に獲得してきたほかの惑星でのエネルギーといったものも、今の肉体の中に持ってきております。一人ひとり、個性が違い、役割が違うのも、そういったところが影響しております。

先ほどの大いなる光の領域において、皆さん方は新たなる契約をしてきました。これからの地球において、自分が確実に宇宙の中の輝ける存在として働きを為すということ。一人ひとり、確実に約束して戻ってきました。この領域は普通の人間は入ることができない、特別の領域です。そこで与えられた様々な祝福も、普通のワークでは得ることのできない祝福がありました。

宇宙は皆さん方に本当に何とか頑張って欲しいと願っております。ただ単に今の現実を受け入れ、満足する。自分がつくった現実というものを理解し、自分を理解していく。現実を楽しんでいく。それで十分なのです。自分の評価を低くしたり、まだできないと制限したり、未熟とレッテルを貼っていたもの、もうそういったものを完全に手放して、ただひたすら大いなる大いなる大元に近づくことだけを目標にしていって欲しいと思います。

これまでいろんな人間が私たちと契約をしました。実に、数え切れないほどの人間が私たちと契約をしました。最後まで頑張ります。すべてを宇宙に任せ、確実に平和をもたらします。ほとんどの人間が私たちとこういう契約をしております。でも、今の地球における状況を見る限り、その契約は何だったのであろうか。契約とは何なのか。まざまざと思い知らされる状況となっております。

私たちは別に皆さん方を責めるつもりはありません。がんばりたいという意欲を持っていることはよく分かります。ただ、それがすぐにどこかに忘れてしまい、現実の中に戻ったときに、ついつい愚痴をこぼし、他人を非難する行動にうつってしまう。そういう真剣さがまだまだ心の中に確立されていないということがいえるでしょう。約束はするけれども、日常の現実の中でそれを意識化していないということです。

その時だけ約束をして、すぐ忘れてしまう。約束とか、契約するという言葉の意味を完全には自分のものにできていないということです。約束をしたから、今、それを本当に守り通すという強さ、責任、こういったものが心の中にもっともっと強くつくられていく必要があります。皆さん方のそれぞれの心の中にこの強さをこれから確立させていってください。周りの人がそうだから、自分もそれに合わせる。ほかの人だってそうだから、この程度で良い。私だけじゃなく、隣の人もこうだから。ましてや私はこれで良い。こういう気持ちが自分を堕落させてきました。

もうそういう気持ちを完全に追い出し、自分のために自分が真剣に生きるということ。自分が堕落しないために、自分がしっかりするということ。これに気づくことが必要となります。隣の人の問題ではなく、自分の問題であるということ。自分が楽をしようとして、一番困るのは自分であるということ。自分が自分であるために、自分をしっかりと確立させていただきたいと願っております。


E終わりの挨拶

私たちが最後にお話をします。今、皆さん方はエネルギー的にかなり新しい状態になっております。まだ、体に馴染んでいない人がいるかもしれません。しばらく、自分なりに調整をしたり、あまり不快感が起こらないように工夫してみて構いません。かなり新しいエネルギーが体に入ってきている人がいますので、もし不都合なことがあっても取り乱したりせずに、常に冷静に対処していただきたいと思います。

皆さん方の最終的なエネルギーの調整をこれから行なって、すべての終わりにいたします。


はい、では一度大きく深呼吸をして体全体のエネルギーの調整をして、それぞれのエネルギーを完成させてください。それでは今日はここまでにします。ありがとうございました。



付録:参加者の感想

参加者の感想です。取り扱いに注意してください −−−> 「月例セミナーの感想」へ


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