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1997/6/25■水曜瞑想会から

喜びを創造する領域に行く

@新しい喜びの波動を身に着ける

私はサナンダ。先ほどのワークについて、少し説明をしておきます。皆さん方が特別な領域において、それぞれが自分だけの経験をしていきました。それぞれが心に持っている喜びの波動を再調整したと思っておいてください。それぞれ、喜びを感ずるときに、喜びを感ずる一つの波動があります。自分はどういうときに喜びを感ずるか。

多くの人は自分にとって良いことがあったときに、喜びを感じます。人から何かを渡された。自分が欲しかった物が手に入った。考えてもいないものが自分に届けられた。こういうことによって喜びを感じます。これは三次元の物質的な世界における喜びの現れ方といえるでしょう。

でも、皆さん方はこれから新しい時代に向かっていきます。そこにおける喜びの波動というのは、何かものをもらうという反応ではなく、ほかのいろんな生命と波動を共振させることにより、自分が喜びを感じていく。いろんな生命と同じ響きを持つことにより、自分の心が喜びを感じる。そういう現れ方に変わっていきます。

そういう喜びの波動に少しでも近づいていけるように、調整が行なわれたと思っておいてください。一人ひとり、しばらくはまだ三次元的なものを手に入れる喜びが中心かもしれませんが、少しずつそれが変わっていき、いずれはほかの人やほかの生命が自分のところにやってきて話をしたり、お互いに一つの環境をつくるだけで喜びが感じられてきます。


ただ、そういう場においても、一人ひとり、喜びを感じる雰囲気が変わってきます。どういう生命が来たときにどういう喜びを感ずるか。一体感の場合があれば、祝福を受ける喜びがあったり、分かち合う喜びがあったり、心が急に熱くなったり、いろんな喜びの現れ方があります。そういういろんな種類の喜びをこれから創り上げていっていただきたいと思います。


A肉体的な不調が必ずしもエネルギーの変化によるものではない

質問
−耳が聞きとりにくくなってきた理由
−瞑想すると、両足の親指が痛くなる理由

それでは質問について、お答えをします。耳がだんだん聞こえにくくなってくるという現象ですが、必ずしも宇宙的な意味だけで行なわれているとはいえないものがあります。どこまでが肉体の変化による影響で、どこまでが肉体そのものの事情からくるものか、その判断は非常に難しいところがあります。

ただ、一般に自分自身の肉体の波動が新しい肉体の波動に変わっていくのに連れ、三次元的なものに対しての感受性が薄くなってくるということはいえます。したがって、今まで確実に聞こえていたものが次第に聞こえなくなってくるという現象は確かにあるかもしれません。しかし、だからといって聞こえなくなってくるという理由のすべてが必ずしもエネルギー的な反応によるものだということはできません。ただ、Mさんに関していうと、エネルギー的な変化の影響はそれほどないという状況と思っておいてください。

では、どこからそういう現象が起こるのか。これはある意味では、元々肉体的な聴覚の能力が優れているわけではなかったということが一つ考えられます。それは劣っているとかそういう意味ではなく、人間としての聴覚の能力の安定度がほかの人よりは少し不安定だという状況であると思っておいてください。したがって心身の変化とか、周りの環境の変化によって聴覚の安定度が非常に不安定になりやすいという肉体の状況です。たまたまそこから引き起こされた状況ではないかと思われます。

もし、家庭や自分の身辺に対して安定感を持続させ、自分の肉体的な波動を落ち着かせていくと、それはまた元に戻るかもしれません。それでも中々、状況が元に戻らないという場合には、確かにエネルギー的な変化が影響しているかもしれませんが、おそらくまだそんなに強い状況にはなっていないものと思われます。ですから、あまり心配せずに、今のままでも十分だという認識でそのまま持っていくのが良いでしょう。

あまりそれを考えすぎたり、むしろ心配をしてしまうと、耳の方が細胞が、自分はおかしいという風に反応してしまい、余計に働きが疎かになる場合があります。ですから、耳の細胞に対して、あなたは正常ですよ、という信号を送ってあげる方が大切かと思われます。


さて、両足の親指が痛みを感じるという質問ですが、あなたの場合の親指の働きがかなり特殊な働きを持ってつくりあげられております。足の親指からは特別な繋がりがつくられており、その足とあなたの背後いるある特別な存在との繋がりがつくられております。あなたが自分自身を活性化させ、成長させていくに連れて、その背後の存在とあなたとの繋がりのエネルギーがかなり変わってきます。

これまでの繋がりがこれからのあなたの役割や波動にだんだん合わなくなってきているところがあります。したがってあなた自身が成長するに連れ、あなたの背後の存在との結び付きも変えていく必要があります。今はあなた自身の成長をいつも考えているために、あなたの背後にある存在との関係がそのまま残されております。したがってこれからエネルギーを入れたり、調整したりする場合には、自分の親指を通して背後の存在にまでエネルギーを流したり、あるいは一体となって新しいエネルギーを取り入れていくというイメージを持っておいてください。

自分自身を成長させるためには、あなた自身の背後のエネルギーも大切な役割を持っております。しかし、ここで学びを続けているものは、宇宙の創造の大元から直接、エネルギーのやり取りが行なわれているために、背後の大元でさえも、わけの分からない状況になることがあります。彼らにとってもあなた方の経験は非常に不思議であり、また理解できないことも多々あります。

このワークが終わった後、背後の存在たちが皆で集まって、一体、何が行なわれたのか、どういう意味だったのかという議論を行なうことが何度もあります。こうやってあなた方の背後自身も学びを続け、そしてまた成長を続けていきます。したがってあなたの体を通してあなたに関係している存在すべてもエネルギーを受け取ったり、情報を受け取ったりしているということを理解しておいてください。


B自分で喜びを見つける

それでは最後に、少し、お話をいたします。今日は喜びの創造というテーマをつくって瞑想をしていただきました。日本人は喜ぶという波動を自ら出すということがとても難しい人種となっております。人から喜びをもらう、何かをしてもらうことによって喜ぶという、他力本願的な喜びの表し方が普通になっております。自分一人で喜ぶということができなくなっているのです。

自分で学びを続け、気づいてそこに喜びを感じる。こういう喜びの現れ方を身に着けていただきたいと願っているのです。そういう意味で喜びというものは自分でつくり出せるもの、またそれをほかの人に分け与え、共有できるもの、そういったのを理解していただきたいと思っております。喜びは与えられるものでも、もらうものでもなく、自分から造り出すもの。そういう認識を持って、これからも喜びの波動を活性化させていっていただきたいと思います。

それぞれが新しい喜びの表れ方を自分のものにしていけるように、これからも頑張っていってください。それでは私たちはここまでにします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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