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1997/8/13■水曜瞑想会から

地球の内部にある別世界でも地球のために活動している

質問
−瞑想で、ハートが一度壊れ、新しくなったが、その意味はなんですか
−瞑想中に眠ってしまったが、意識はどこに行っていたのですか
−無条件の愛について教えていただきたい
−青いクリスタルをプレゼントにもらったが、その意味は何ですか
−地球の内部に、動けなくて横たわっていた存在がいたが、誰ですか
−最後に挨拶にきた不思議な生命体について
−セミは永い間地中にいて、少ししか生活できないようですが、それらの昆虫と仲良く<するにはどうしたらよいのでしょう

@無条件の愛は今の隣人愛の発展として考えるように

それではまず質問の方からお答えをしていきます。Aさんのハートが入れ替わったというご質問ですが、これまでのハートとこれからのハートとの波動が少し、変わったと理解してください。今までのハートは傷つきやすく、ほかの人のいろんな言動に左右されやすい波動になっておりました。これは自分が確固たる信念を身に着けるまでは、一般にそういう波動を身に着けている人が多いという傾向があります。

自分なりの信念や確かなもの、手ごたえ、生き方みたいなものがだんだん身に着いてくるに連れ、ほかの人の言動に左右されず、自分のペースでしっかりと自分をつくっていくことが可能になります。そのための波動に少し、調整をしておいたと理解しておいてください。

睡眠中の状況ですが、ハートの波動を変えるというのは、実際にはそんなに簡単に行なえるというわけではなく、いろんな準備が必要となります。そのためにその前後にいろいろの調整や準備があり、そして一連の出来事が行なわれたと理解をしておいてください。もし、すべて意識的に理解していたら、あまりの痛さに悲鳴をあげていたことでしょう。そういういろんな注意的な状況から、意識が別のところに移されたと理解しておいてください。


Cさんのクリスタルの意味ですが、まさしくその色そのものがあなたに一番必要な色となっております。自分自身の精神的な面を今、しっかりと確立する時期にあり、今、その色こそがあなたにとても大きな影響を与えている状況となっております。自分の精神的な強さ、自分の精神面の確立、今、それがまさにテーマとなっており、そのクリスタルを常に意識することにより、そのエネルギーをあなたの身体で受け取りやすくなってくるでしょう。

精神的なエネルギーというものがどういうものであるのか。自分の身体の一部であると同時に、ほかの人にも流すことのできるエネルギー。感情とは違い、また知性とも違う自分の精神のエネルギー場。そういったもののいろんな意味が入っております。これからいろんな意味が精神というものが自分のテーマになってくるでしょう。感情とも知性とも違う精神について、少し思いを持つようにしてみてください。


Hさんのビジョンの中の横になっていた存在の正体ですが、これはとても大切な存在であり、今の地球人のいろんな状況により、その存在が動けなくなってしまったというシンボルでもあります。もし人類が正常に進化を為していたのであれば、その存在は今ごろは光り輝く存在としてこの地球で貢献していたことでしょう。

人間が次から次と別のエネルギーを引き寄せ、お互いに罵り合い、争い合ってきたころから地球がどんどんおかしくなり、そのシンボルとしてその存在たちがいろんな対策をし始めました。でも、どうしようもできず、今、人間のつくり出したエネルギーがその存在を今のような状態にまで追い込んでしまったというシンボルと思っておいてください。

最後に挨拶に来た生命体は、必ずしもあなたと個人的に縁があるわけではなく、むしろその生命エネルギーがあなたの生命エネルギーと非常に馴染みがあり、相性がよいというシンボルと思っておいてください。あなた自身の持っている海の波動とその生命の持っている緑の波動が非常に組み合わせが良いという意味があります。お互いに協力し合えるという、とても良い波動といえるでしょう。

昆虫に関して、少し、説明をいたします。人間はどうしても、人間的な価値観でいろんな動物を判断してしまいます。小さく、動きが面白ければ可愛いく、あまり色が良くなければ気持ち悪く、大きければ恐ろしい。そういう色や形だけで動物を判断してしまう傾向があります。なるべくそういう外見ではなく、本当にその生命それぞれの波動や役割、エネルギーなどで人間と接することを彼らは望んでおります。

昆虫が人間と接する場合に、彼らは何を望んでいるか。一般にどの生命も、人間と楽しく、喜びに満ちた関係をつくろうとしております。でも、一般に人間の方から先に否定的なエネルギーをつくり出してしまいます。でも、多くの生命は人間がつくり出した否定的なエネルギーを否定的とは思わずにそのまま彼らは吸収し、自分の生命の中に取り込んでいきます。彼らにとっては必ずしも否定的ではなく、不愉快でもないのです。でも、人間の価値観からすれば、否定的なエネルギーが彼らに入り込んでいるように思えるでしょう。そのために彼らはなおさら、人間からみて、否定的な姿・形に変わっていきます。

ですから、人間の発するエネルギーに否定性が何もなければ、彼らは人間の発するエネルギーをそのまま自然に受け入れ、逆に肯定的に受け取るような状況になっていくでしょう。そうすると、彼らの姿・形は人間にとって肯定的な状況に変わっていきます。もし、姿・形で生命をいろいろと判断するという傾向が続く場合には、人間が否定的なエネルギーを出すことなく、肯定的なエネルギーを出して、それを多くの生命が吸収しているという認識を強く持っていかれることをまず望んでおります。

その次の段階として、いろんな生命が人間と接するときに、人間の持つ感情のエネルギーにとても怖れを抱くことがあります。とても強い感情のエネルギーのために、彼らを苦しませる場合もあります。ですから、感情のエネルギーを放出する場合にはなるべく穏やかに、柔らかく接するということをまずやっていただく必要があります。

その次の段階として、いろんな生命とハートとハートで交流できるような練習を何度も何度もやってみるということ。この生命の地球での役割は何なのか。この生命が今、ここで行なっている活動の意味は何であるのか。それをハートとハート同士のコミュニケーションで理解できるように練習してみる。これは彼らにとってもとても喜びとなっていきます。人間のハートから何らかのメッセージがきたということを感じた場合に、彼らはとても喜びを感じます。そしてその人間をとても好感を持って受け入れることができるようになるでしょう。

ただ、彼らにとって好感を感じ、人間がとても気に入ったからといって、その行動が人間にとって良い行動に映るかどうかは別問題だということをまず理解しておいてください。一般に、人間は相手が喜んでいるときはニコニコして笑った表情で顔をこちらに向けて手などを振ってみるとか、そういうことを連想しますが、彼らにはそういった感覚はまったくありません。動物によっては、人間の血を吸うことが愛と思っているものも存在します。ですから、彼らにとっての喜びの表現が人間関係における喜びとはまったく違うということをまず理解しておいてください。

それでは個別の動物が人間に対して喜びを表すときは、どういったことなのか。それは個々の動物ごとにまったく違うために、それもその場その場で理解できるように練習を積んでいくと良いでしょう。犬が喜んでいるとき、尻尾を上げて回す。それと同じように、それぞれの動物により、喜びの表現が違っております。そういったことをなるべく理解しようとする気持ちがあれば、いろんな生命たちがそれに合わせて必ず何らかの答を送ってきます。そういったことを頭に入れておけば、いろんな動物があなたのところにやってきて、たくさん血を吸っていくでしょう。これからもそういったことで、友達をたくさん増やしていってください。


さて、最後に難しい質問ですが、愛。人間の考える愛と私たちの考えている愛。今、多くの人間は無条件の愛とか、宇宙的愛という表現で、私たちの愛を理解しようとしております。でも、まずそういう認識すらも、今から変えていただければと思っております。無条件の愛という概念を持っているということは、条件付きの愛といういったものが頭の中にあるという状況をつくり出していきます。

確かに今までの人間関係における愛は見返りを要求したり、何も相手が反応を示さなければ憎しみに変わったり仕返しをしてしまうようなエネルギーが入っておりました。ただ、相手が気持ちよければそれで愛と思い、結果的に相手が間違った方向に行こうとも、ただ相手が満足していればそれを愛と勘違いしておりました。いろんな意味で、今まで人間が私たちの具現化している愛と違うということは確かに事実としてあります。

でも、だからといって私たちはそれが本当の愛ではなく、私たちの説く無条件の愛こそが真実の愛であり、それまでは嘘だとか、違うとか、そういう表現は本当はとりたくはありません。あくまでも、愛にもいろんな学びの段階があり、成長過程があります。今までの人間関係における愛情のやり取りや感情のやり取りを通じて、まずは人間としての愛を理解し、練習していく。

これで相手の思いやあるいは相手のためにやったことが結果的にうまくいかなかった場合、愛と思って行なった行動が結果的に不快感を与えてしまった。いろんな経験をしていくことにより、必ずしも自分の思っていることが相手には満足させることができなかったという経験を何度も何度も繰り返します。

私たちはそれ自身を否定するつもりはいっさいありません。ですから、それを愛と思って行動している人は、それはそれで構いません。ただ、必ずしもそれが相手に喜びばかりを与えているわけではないというのを理解しておく必要があります。そういったことを何度も何度も繰り返していくうちに、最終的には常に相手が喜ぶためには自分は何をしてあげたらよいのだろう。

そうすると、単にやさしく相手が喜ぶことばかりをやったからといって、必ずしも相手が正しい方向に進むわけではないということが理解されてきます。やはり相手が明らかにおかしな行動をとっているときにはそれをしっかりと、自分なりの判断基準ではおかしいのではないかとアドバイスをあげたり、自分だったらこうするといいうう自分の見解を表現したり、いろんな意味で相手にとって進むべき方向性についてのアドバイスが必要とされることがあります。

愛というものが単に優しく楽しいものばかりではなく、確実に光の方向に進むという正義が伴っていなければ、意味がないということがだんだん理解されてきます。正義への方向をしっかりと踏まえ、その上で相手が確実に成長するための方向性を何らかの形で見せてあげる。そういう方向に自然と移っていきます。ただ、それに気づかず、ただ単に相手が喜ぶこと、相手が楽しいことばかりを延々と続ける人もいるでしょう。それはそれで、その人なりの愛の考え方として本人が信じている限りはそれをわざわざ遮ったり、否定する必要はありません。

ただ、本人自身、ずっとそれを信じて、その愛を行使していても、いつかの時点で必ずそれではおかしいということに気がつく時期がやってきます。その気がつく時期は人それぞれまったく違います。それは本人にしか分かりません。ですから、それ自体は相手自身の問題として考えておき、自分がとやかくそれに指図する状況にはないということをまず理解する必要があります。

そういったいろんな経験を通して、必ずしも、嬉しく楽しいことばかりが愛ではないということに気づき、光の方向性や正義といったものが噛み合わさってはじめて愛になるということが理解されてくると、そのうちにその実際のエネルギーのやり取りの仕方として、その場その場だけの楽しさだけではなく、長い目で見た場合の成長の仕方や今後のいろんな状況、周りのいろんなことを考えた上で、愛を考えなけれならないということが自然に分かってきます。

そうすると個別の人間一人ひとりの状況ではなく、いろんな琴の調和や秩序、お互いの影響を考えた上で、アドバイスや愛を行なうということがだんだん分かってきます。そうなってくると、必ずしもその愛が相手に理解されなくても、あるいはお礼を言われなくても、ただ単にそういう、全体がうまくいくようなエネルギーを出していること自体が愛であり、それによって自分自身の調和が保たれ、自分が安心しているという状況になってきます。

愛を行なうということ自体が自分の平安に繋がり、自分が安らぎ、そして全体の調和がとれている。そういう状況がだんだん理解されてきます。もうその段階においては、自分が誰かを愛するとか、何かのために誰かを愛するとかいう観点はほとんどなくなっており、ただ調和と秩序を保つために安らぎのエネルギーを与えること、またそういう状態を保っている。それ自体が愛であるということがだんだん分かってきます。この段階になっている状況を無条件の愛とか宇宙的愛というふうに理解されている、と私たちは思っています。

したがって今の愛を否定して無条件の愛を身に着けるというのではなく、今の愛をさらに発展させ、純度を高め、そして正しさをその中に巧妙に入れながら、今まで自分が獲得してきた智慧や勇気、そしていろんな経験をそこに生かしながら、いろんな生命がお互いに喜びを分かち合いながら、楽しい方向へ、美しい方向へと進んでいくように、自分のエネルギーをうまく使っていく。これを無条件の愛という風に理解していただければと思っております。


A地球の維持のために内部に特別な仕組みがつくられた

それでは最後に少しだけ説明をして、終わりにいたします。先ほど、地球の中に入っていろいろ経験をしていただきました。地球の内部はまだ人間には理解されていないいろんな仕組みがつくられております。その中にはとても大切なものもたくさん入っております。今の地球自身を存続させるためにいろんな仕組みがそこにつくられ、そのために今、地球がこうやって頑張っていることができるということもいえます。

地球が表面的には人間の手によって荒らされ、いろんなエネルギー的な不調和が起こりながらも、正常な軌道を保ち、確実に進化を進めているのも、この地球の内部にあるいろんな仕組みから行なわれた結果といえるでしょう。でも、いつまでもそういう特別なメカニズムに依存し続けるのではなく、できれば地球人類自ら、今まで自分たちがつくり出した不調和なエネルギーや不要なエネルギーは自分たちの手で少しずつ元に戻し、そしてできれば特別な仕組みがなくとも、この地球が自然に進化できるような状況になる。それを私たちは望んでいます。

ですから、地球内部にある特別な仕組みをしっかりと理解した上で、自分たちのつくり出したエネルギーを少しずつ浄化し、できれば特別な仕組みそのものも役割が無事に終えられることを願っていただければと私たちは思っております。でも、実際には地球がどんどん新しい波動に変わり、新しい次元に行っても、この特別な仕組みは存続し続けます。新しい時代で必要とされる仕組みがいっぱい入っているからです。

ですから、否定することはあまり意味がありません。ただ、それらに依存してしまうということがまた問題になってしまうために、それらに頼ったり、任せてしまうのではなく、人間が自分の手で正常に進化できるようにもっていくということを常に意識していただきたいと思います。

それでは今日はここまでにします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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