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1997/9/13■土曜練習会から

リーディングの練習会から(ツル、カメなど)

@大空へ飛び立つシンボルであるツル

こんにちは。日本の鳥としてとてもよく慕われており、私たちもいつも楽しく過ごしております。ツルというのはある大切な役割があります。人々が飛び立っていく。自分の世界に向けて飛び立っていく。いつかはまた、戻ってくる。人間もいつかは大空に向かって飛び立ち、そして地球に戻ってくる。地球は常に人間と共に在り、自然と一体となって成長していきます。人間が大きくはばたき、飛び立っていっても、地球はしっかりと人間を支えており、包んでおり、人間を成長させようとして頑張っております。

人間がツルを見て感じる思いは人間に与えたメッセージでもあります。大空に向けて飛び立っていく。でも、また戻ってきて、地球と一緒に成長していく。皆さんもツルになって、意識を大空に拡大させていってください。


A貴重な智恵を持っているカメ

こんにちは。さて、話をいたします。カメ。遅くて、のろまで、ウサギに負けてしまうカメ。のろ〜いというイメージが日本人でつくられております。これは太古の昔に日本人がカメをよく身近なものとして接していたシンボルでもあります。カメと仲良く暮らしていたことが頻繁にあります。

のろ〜いといっても、軽蔑したり、変な意味で使っていたのではなく、単におそ〜いという雰囲気で使っていたわけで、当時の人間はそれを否定的には考えておりませんでした。でも、いつの間にか、おそ〜いという言葉が速くはないという意味になり、何か悪いことのような雰囲気に変わってきました。そういう雰囲気ができてから、カメ自体が何か悪いものであるかのようにイメージされ、日本人から次第に離れていきました。

日本人の思いはいろんな自然にそのまま流れていきます。仲の良い動物は皆、日本人に対して好感を持っております。でも、日本人が嫌ったりしている動物はすぐに日本から離れていきます。カメは必ずしも日本という土地で住みやすいというわけではありませんが、日本人がもう少し、気持ちよく迎えてくれたらもっと日本に近づくことができるでしょう。

カメは甲羅を持っております。身を守るためだけではなく、カメであるという証を示すために持っております。カメであるという証し。カメは海に生息しておりますが、魚ではありません。海の中で特別な役割をしているのです。カメの意識はクジラよりも古く、この海のことをかなり詳しく知っております。したがって普通の魚さんたちはカメをみるとお爺さんのように受け取るでしょう。

カメをみると、いろんなことを聞き出そうとして近づいてきます。時々、人間のことを聞いたりします。どうしてあんなに乱暴なんですか。何をいつも怒っているのですか。どうしてすぐ攻撃してくるのですか。よく聞かれます。そうやって、自分たちで今、勉強しているんだよ。それが無意味だと気づくのに、まだもう少し時間がかかるから、皆ももう少しそのまま見守ってあげるようにね。いつもこう答えております。

人間が自ら気がつく必要があるのです。人間がカメから遠ざかったということは、そういう智恵を必要としていないということであり、自分たちだけで解決しなければならないという意味でもあります。人間だけで気がつくことができるか。それとも私たちの智恵を使うことによって気がつくことができるのか。どちらでしょう。あなた方の選択です。私たちも興味深く、これからを拝見させていただきます。

ありがとうございました。


B海の生命体を見守っているクジラ

こんにちは。クジラにもいろんな仲間がおります。今、来たのは北極海の近くで活動しているクジラと思ってください(セミクジラというインスピレーションがくる)。今、来たその理由は日本人自身にもっといろいろ気づいて欲しいという思いがあるからです。動物といっても、日本人に親しい動物、離れている動物、いろいろいます。北極海の近くで生息しているクジラはあまり日本人には馴染みがありません。でも、是非ともエネルギー的なつながりを造って欲しいのです。

日本にいる動物だけではなく、地球のあちこちに生息している動物にも少しずつ、意識を向けていって欲しいのです。それぞれいろんな役割があります。クジラは哺乳類であり、海の中にいろんな智恵や進化のための重要なエネルギーを流しております。人間が陸の王者であるならば、クジラは海の責任ある生命体として行動しております。人間とクジラが協力することにより、地球が本当に一つとなって進化できるでしょう。

でも、今のところははっきりと分かれており、お互いの智恵が活用されないままになっております。人間が身に着けてきた智恵。それをもう一度分析し、本当に地球にとって必要な智恵は何であるのか。単に文明を進めること。エネルギーをたくさん造り出し、文明を発展させること。これは智恵なのかどうか。生命を思う気持ち。これが智恵として身に着いているのかどうか。自分たちの培ってきた智恵をよく分析してもっともっとこの地球のために有効に活用していただきたいと思っております。

私たちはもっともっと人間と交流を深めて共に地球の進化のために役割を演じたいと思っております。今日はありがとうございました。


C現実をつくるエネルギー

こんにちは。現実。現実ってなんでしょう。現実でないもの。空想とか、夢、妄想。確実に触ることができず、見ることもできない。何か分からないもの。それは現実とは言われておりません。今、体験しているもの、これを現実といっております。でも一人ひとりの魂から見た場合に、この現実そのものが本来はないものであり、自分にしか感じられないものです。

一人ひとりが夢で見たこと、雰囲気として感じたこと、これは本当にあるものなのです。なぜ、反対になったのでしょう。皆さん方は体験をする。あぁ、目の前にこんな良い人がいる。わぁ、こういう人がいる。あぁ、花が綺麗だ。こういう体験をします。何か気持ちよい。ここにいてよかった。そう思うでしょう。

そういう気持ちがどんどん積み重なっていくと、魂のところにそれがいっぱい流れてきて、魂は、良かった、何かとても良い気持ちだ、そういう雰囲気をいっぱい感ずることができます。そういう感覚を得るために、わざわざこういう現象を造って、そして楽しんでいるのです。

ですから、こういう現象をつくっても、つまんない、イヤだ、頭にきた、こういう波動をいっぱい送り込むと、魂はだんだんつらくなってきて、せっかくこの現実を造ったのに、何なんだろう、という感じになってきます。この現実はただ魂が、何か嬉しく、面白くなるためにつくった一つのエネルギー場です。その状況から意識を全部戻してくると、その状況はなくなってしまいます。どこにもありません。

でも、魂は一度そういう場をつくった場合には、それを完了させる必要性を知っております。したがって一度そこから戻ってきても、また次の状況を造り出して、そこではもっとよくなるように、また意識を送り込みます。こうして毎日が造られていきます。

今日、皆さん方がここにくるということも、初めから予定されていて、そして魂が何らかの面白いことをここで体験するようにと期待をして、やってきました。楽しいですか? 魂は楽しがっていますよ。でも、できればいろんな人との付き合いの中で、もっと楽しくやって欲しい、何かそういうことを伝えようとしています。

人々が出会うときに、お互いの間で、お互いに現実を造るエネルギーが作用し合ってきます。そしてそれぞれが魂の望んでいる方向で現実化が進んでいきます。でも、そこで経験している自分という意識はそこまでは中々意識が及びません。造られたこのエネルギー場が本当に真実であるかのように思い込んで行動しているからです。でも、本当は、魂から見たらこの現実は芝居で、皆がただ役割を演じているという風にしか映っておりません。お互いに役割を演じているのに、相手の役割を非難する人がおります。相手は相手の魂が必要な役割をただ造って、決められたとおりに台詞をしゃべっているだけなんです。面白いでしょう。それを皆は現実と名前を付けております。

この仕組みが分かってくると、現実を自由に変えることができます。ただ、相手を変えることはできません。自分の現実を変えるということと、相手をコントロールするということはまったく別です。それだけはよく覚えておいてください。相手は相手の役割を演ずる必要があります。自分は自分の役割を演ずる。でも、いつどこで、どういう人と出会うか。自分はどういう体験をしていくか。それは自分の意思で変えることができます。そういう気持ちを強くしていくと、自分の現実を自分の意思で変えることができます。

現実というものを新たな観点で見ていってください。普通だったら、さようなら、と言いますが、残念ながら私はいつも皆さんの現実を作るために、お別れすることができません。ずぅっと一緒に相手をしております。では、次の現実を楽しんでください。


D心の鏡となるエネルギー

今は現実という作用のエネルギーがお話をしました。私はそれぞれの心から放射されるエネルギーが自分に戻ってくるように仕向けている意思ある存在と思っておいてください。心の中に、今学ぶべき課題として、自分のプライドや嫉妬をテーマにしているときに、そこに魂が意識を向けると、それに反応する人間の心が動き出され、相手との間でそれを揺り起こす会話が進んでいきます。そしてお互いの間の会話の中で、自分の嫉妬などを思い起こさせるエネルギーが発動されます。

自分がそれに対して、妬みを感じたり、そのエネルギーが自分の心から宇宙全体に広がっていきます。相手も相手から発せられたエネルギーを感じ、妬みが自分に伝わってきます。相手に対して妬みを感じる。その時に、素直に自分の心の中の妬む原因を理解すれば、自然とその作用は収まっていきます。でも、自分の心を見ようとせず、相手にぶつけた場合に、そのエネルギーは相手に向かってまた進んでいきます。

そして宇宙全体に広がっていきます。宇宙全体に広がった後、私がそれを本人に戻すように反応させます。そして妬む気持ちのエネルギーがまた本人に戻っていきます。本人に戻ってきたエネルギーは心の中に蓄積されていきます。そして、またいつか、出番が来るまで、そこで留まっております。

一人ひとりがお互いに鏡を演じております。でも、自分と同じ波動の部分しか自分には感じません。それぞれの鏡に特徴があります。プライドばかりを強調して反射させる鏡があれば、嫉妬や妬みだけを強力に反射させる人、愚かさや堕落した感じを見せつける人、いろんな鏡があります。

自分はどういう反射をしているのか。それを教えるのがほかの人からの言葉です。あなたはこういう人だ。あなたはこういう人だ。あなたはこういう人だ。これはあなたの鏡の特徴はこうですよ、そういう証です。うるさいわねぇ。うるさいことを常に反射させている特徴の鏡です。しつこい人ね。しつこさを盛んに反射させる鏡です。いろんな特徴があります。

その鏡を自分なりに変えていくことができます。相手のしつこさを一気に反射させるのではなく、必要なときにだけ反射させるようにし、普段はなるべく目立たないようにしておく、という条件づけもできます。自分がどこまで自分の鏡に気がつき、相手のことを考えているか、それによって鏡をコントロールすることができます。そういう意識がないときには無条件にその人からエネルギーが反射されていきます。

人それぞれの鏡、それを見て、皆は、あの人はこういう人だ、この人はこういう人だという風に判断をしております。でも、それは鏡を見た判断であり、人によっては鏡に映っている自分の姿を非難している人もいます。あなたは冷たい人だ。鏡に映っている自分の冷たさをただ見ているに過ぎないのです。

自分の鏡。相手の鏡を通してみた自分。それをよく見極めた上で、自分というものを認識するようにしていってください。ありがとうございました。


E成長するというエネルギー

今晩は。成長するというのは苦手ですか。日本人は勉強が嫌いですよね。成長するということ、嫌いですか。胸が大きくなるのはよいですか。意識が成長する。これは宇宙の願いです。何をもって成長するというのか。

神が一人ひとりの意識をつくったときに、神ならではの思いを入れております。この意識は最終的にはこういう役割を演じて、こういう宇宙の神になるだろう。こういう思いを持っております。そして皆さん方の意識の根本のところにそれを入れております。それを探ろうとしていろんな経験を重ね、自分の本来に辿り着こうとしております。したがって自分の本質を知ろうということ、これは成長する原点でもあります。

自分を知れば知るほど、成長してきます。皆さんは他人を知ろうとしていませんか。あの人は何なんだろう。どうして分かってくれないんだろう。どうしてこうしないんだろう。でも、他人を知っても自分の成長には繋がりません。自分の意識を成長させる。自分の本質が神から創られた素晴らしいものであり、そして自分の宇宙を創ることができる。本当に神である。それに向かって必要な経験を続けていく。

今は三次元と呼ばれているこの世界で体験を重ね、宇宙の仕組みを学んでいるのです。思ったことが現実にどう影響していくか。体験するということが智恵に繋がるにはどうしたらよいのか。自分の根本的なところからくる思いを現実に生かすにはどうしたらよいのか。それらを三次元の世界で学んでおります。

三次元から離れて、いろんな世界に行っても、成長する方向性が違います。ほかの世界ではほかの世界でしか体験できないものがたくさんあります。光というものの本質を学んでいる世界。法則だけを学んでいる世界。いろんな世界で魂が活動して成長を続けていっております。皆さん方もあまり難しく考えず、でも確実に自分を成長させるということを認識しながら、毎日を過ごしていってください。

それではありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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