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1997/11/5■水曜瞑想会から

ムーの人間は地球との関係を大切に考えていた

@地球との結び付きが深かったムー

私たちは今のあなた方の瞑想の手伝いをさせていただきました。ムーと呼ばれていた文明は皆さん方が認識しているものよりはまたかなり異なった様相を呈しておりました。人間というものが必ずしも今の現代人と同じ様相ではないために、今の感覚で文明や当時の社会を理解しようとしてもほとんど理解できないものがあります。しかし、かなり大雑把に見て、多くの人が理解しているように、町や村のような集落を作り、そして人々が集まって楽しんだり生活を営んでいたということは間違いではありません。

ただ、一番の違いは、人間の種類が今とはかなり違っており、一般にムーと呼ばれている人間は色がかなり黒い方であり、そして地味で、素朴な暮らしを重んじておりました。人工的なものはそれほど手にすることはなく、自然の在るがままの形を重んじておりました。

そのムーと呼ばれている文明で、一番の特徴的な状況というのは、ムーと呼ばれた存在たちがこの人間というものを一つの大きな構成単位として認識し、この全体が地球において重要なバランスを保つように、常にそれぞれが役割を演ずるように仕組まれておりました。一人ひとりが地球における何らかの働きを担っており、それが自分と自然とのかかわりを意味しておりました。

唄を歌うものは調和を常に保ち、行動力のあるものは勇気を与え、自然の思いが人間に伝わってくるような仕組みを造ったりしておりました。こういうムーの生き方が3万年ぐらい前から少しずつ変化し始め、人間同士の論争によって相手を非難したり、惑わせる状況が造り出されてきました。それまではほかの人間を指摘したり、疑問を投げかけるような言動は一切、とられておりませんでした。しかし、少しずつ相手に迷いを生じさせる言動がとられ始め、多くの人間が疑いや惑わしというエネルギーの中に引きずり込まれていく状況になっていきました。

ムーの人間に少しずつ不調和が起こり始め、自然との結び付きも弱まってくるころから、それぞれの人間の心に隙が生じ始め、不快なエネルギーが心の中に入りやすくなってきました。そして全体としての機能が少しずつ損なわれていき、まとまりがおかしくなってきて、集落がうまく機能しなくなり、そして混乱が起こり始めてきました。

ムーと呼ばれているこの文明が次第に次第におかしくなり、もう元には戻れないぐらいに悪化したころ、同時多発的にいろんな事件があちこちに起こってきました。自然を重んじていなかった反動があちこちに起こり始め、地殻の変動や災害、人為的な事故などが起こり始め、ムーの文明がほとんど破壊的な状況になっていきました。この文明が何とか持ちこたえているときには、残った人間たちが必死になってその対策を練り、生き延びる方法を考えておりました。

この最後まで頑張った民族のうち、ある民族だけが特別な方法でそこから別の場所に移され、アトランティスとの関係に、調和のために役割を演じることになりました。したがってムーの最後の生き残りの人間は自分たちの力を何とかしてこの地球を正常に持っていくためにアトランティスの中に入り、アトランティスを正常に戻すことによって地球を正そうとしておりました。

この一部の人間たちはアトランティスの中で、もっと自然に目を向け、人間としての本来の役割に目覚めるように、人々に語りかけ始めました。しかし当時のアトランティスはもう自分たちで造り上げた文明が最高の文明であり、素朴で原始的なやり方に戻すということは不可能な状況になっておりました。

アトランティスの文明は、その破壊力を次第に増し、ついには自分たちのコントロールも効かないぐらいの大きなエネルギーが地球内でうごめき、地球に大混乱をもたらしていきました。今、皆さん方の言葉で呼んでいるエジプトとかマヤとかの文明はアトランティスから受け継がれているものです。ただ、その時の経験を元に、もう二度と地球を破壊するような状況にはしないようにとの考えが先に立ち、文明をなるべく抑える方向で発展させようとしておりました。

こういう流れの中で、地球人類は地球とのかかわりを体で学び、技術というものを頭で学んできました。そして今、地球人類が新たなる時代に直面しており、地球とのかかわりや高度な技術というものを同じように学んでおります。地球に対していろんな思いが沸いてくるのは、過去に地球をとことんまで破壊させた記憶の再現であり、高度な技術が次々と現れてくるのも過去に造り出したいろんなものを再現させている状況です。

高度な技術に頼って地球を混乱に導くのか、技術よりも地球を愛して自らの手で地球を守り抜くか、一人ひとりの課題となっております。この地球は地球人の手で自ら蘇り、本来のエネルギーを発揮することができるかどうか。地球人類自らが一つひとつ克服していく必要があります。何一つ目を背けることなく、正面から理解し、地球に愛と慈しみを送る必要があります。

この地球が今、大きな変革の時期に直面しており、少しでも多くの愛を必要としております。人間が過去に造り出した様々な混乱と破壊のエネルギー、これをしっかりと見つめた上で新たなる地球に愛を送り届けていただきたいと思います。今、この時点において、過去をしっかりと見つめ、自らの手でそれを解放していくということはとても意味があります。

あまり過去のことを否定的にとらえたり、そればかりを強調する必要はありません。それを材料として新しい地球に創り変えていく、常にそういう思いを持ってこれからの地球に役立てていただきたいと思います。


Aいろんなワークをやってみるように

今のこの話によって大まかな状況を説明しました。これでムーのすべてを表現できたわけではなく、まだほかにもいろんな姿があり、いろんな側面を持っております。ですから、その時々の雰囲気によって、ほかのいろんな面でのエネルギーワークもやってみて、また面白いことを発見していけるのを望んでおります。それでは私たちはここまでにします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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