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1997/11/17■月曜交流会から

新しい時代では人間がいろんな生命の成長を見守る

@新しい時代における人間とほかの生命とのかかわり

私たちはサナトクマラと呼ばれている集まりのところからやってきました。おそらく名前だけは何度も聞いたことがあるかもしれません。しかし、その本当の中身を詳しく知っている人はここの地球には一人もおりません。今日はある意味があって、私たちの姿の一つを皆さん方にお見せしたいと思います。

まず、私たちはいくつかのグループから成り立っております。このグループは今までいくつかのグループがあると元々紹介されておりました。例えば、ある書物などではほかに三人の副官(あるいは男女にわけて六人)とか記されております。しかしこれは必ずしも適切ではありません。本来、私たちの大元はやはり12の波動から成り立っております。そして役割をもってこの地球に来たときにはいくつかの波動をわざと残しておき、残りの七つの波動でこの地球に関与することになりました。

そのためにこの地球においては私たちの七つのグループが主に関与することになっております。しかし、この七つというのはいろんな意味があって、必ずしも順番とか綺麗な成り立ちからできた七つではありません。というのも、この地球自体が非常に複雑な進化過程をとっているために、12の波動をそのまま適用することが非常に難しい状況にありました。

そのために私たち自身の持っている波動をこの地球に合わせていくと、どうしても七つしか対応がとれなかったのです。そのためにこの七つの波動を中心にして地球に関与することにしました。この地球が私たちによっていろいろと管理され、成長が進むようになっていくと、私たちとの親和性がどんどん良くなり、この七つの波動に少しずつ適応できるようになってきました。そして私たち自身、この七つの波動を巧妙に活用しながら、地球の進化を促進させることを考えてやってきました。

この地球において私たちが関与する目的は、元々はこの地球は別のあるグループが担当をしていたのですが、いろんな状況からその役割が変わっていき、どうしても今までの管理ではうまくいかないことが分かってきました。そのために私たちがこの地球を新しく関与するようにいわれ、この地球にやってきたのです。

この地球と私たちが関与するようになってから、かなりの時間が経っております。しかし、私たちが本当にこの地球において役割を為す時期はこれからといえるのです。この七つの波動を私たちが完全に地球と一体化させると、私たちのかなりの能力がこの地球に流れることになり、それによって地球は大幅な進化を為すことができます。そうすると、地球は根本から波動がかなり変わってきて、私たちの12の波動を受けやすくなってきます。そして地球は新しい時代に入るころに、私たちの12の波動を受けることができるようになってきます。

あなた方の言葉でいうアセンションというのは私たち自身の12の波動を完全に取り入れた時期といって良いでしょう。でも、そのためにはまだまだやるべきことがたくさん残っております。まず、この地球において、地球人自らが造り出した様々なエネルギー、いわゆるカルマと呼ばれたり、光でないエネルギーと呼ばれたもの、こういったエネルギーが地球上に残っており、これを造り出した人間はこのエネルギーを光に変えていく役割があります。

しかし、今の人間の意識のレベルではこれを完全に光に変えるにはとても困難を要します。そのために特別な仕組みが今、いろいろとつくられております。今までも皆さん方にいろいろと伝えられてきました。いずれは皆さん方も新しい地球の波動の中に入っていき、古いエネルギーを手放していく。そのように何度か伝えられておりました。しかし、その古いエネルギー、もう不要となったエネルギー、これは誰が光に変えていくのか。

やはり人間が変える役割はそのまま残っていきます。ここにおいて、皆さん方は大きな矛盾を感じるでしょう。仮に皆さん方が新しい時代に入った場合には、皆さん方は光のエネルギーしか経験することはしません。この古いエネルギーを経験する人はあまりいないでしょう。それでは古いエネルギーをどのようにして光に変えていくか。

実は皆さん方はこの地球という生命体そのものに関してもまだまだ分からない点をたくさん持っております。地球という生命の姿・形はどういうものであるのか。この地球は皆さん方を成長させるためにいろんな仕組みをつくって場を提供しております。皆さん方の言葉で国とか地域、社会とかいった場はすべてこの地球が皆さん方に与えたエネルギーです。皆さん方はそこで意識の成長を目標として学びを重ねてきました。

意識の成長のために、いわゆる苦しみやつらさといったものも経験してきました。それによっていろんな人間の気持ちが分かったり、いろんな考え方を理解したり、自分以外の人間について知ることができました。皆さん方がここに至るまでに費やした経験の数は本当に大変なものです。そして今まで体験してきたエネルギーをこの地球はすべて記録として残しております。一人ひとりがこの地球でなしたことをすべて記録として持っているのです。

この地球は今までの記録をすべて手にしながら、地球自身もそこから人間を学び、人間のためにどういう場を提供したら人間はより素晴らしい成長をするのか。人間が喜びを見い出すためにはどのような場を提供したらよいのか。それを考えながら、また新しい場を造り出していきます。

皆さん方がこれから入ろうとしている新しい時代は今まで皆さん方が望んでいた良いもの、素晴らしいものをすべて兼ね備えたエネルギーの場です。一人ひとりがこうありたい、こうだったら良い、そう思ったときのエネルギーをすべて寄せ集めたのが新しい社会です。そして今までそれぞれが自分の願望や欲望で選択してしまったエネルギー、このエネルギーが新しい時代には一切、持っていきません。では、この残されたエネルギーはどのようにして処理されていくのか。

皆さん方も新しい時代で喜びを共にしながら、また意識を成長させていきます。今度はいろんな生命を知ることができ、自分と生命とのかかわり、地球と生命とのかかわり、そういったものをより深く理解することができます。そしていろんな生命が成長し、進化していきます。皆さん方はそういった生命たちにいろんな体験の場を与えることができるようになっていきます。

その生命たちはただ単にそこで活動しているのではなく、人間がそれぞれの生命ごとにいろんな場を造り出すことが可能になっていきます。それぞれの生命ごとに一番相応しい環境がつくられていきます。それによって生命の学びの違いや親和性、相性、地球における適切な場、そういったものを学んでいくことになります。そういう場の造り方を人間がつくりだして、それぞれの生命がとても素晴らしい進化を為すようにいろんなことをやっていきます。

それをどんどん進めていくと、中にはその進化がとても素晴らしく為していく生命たちが現れていきます。見違えるぐらいに成長し、コミュニケーションがとれるようになってきたり、お互いに意思の疎通が行なわれるようになってくる生命もあるでしょう。そしてそういう生命たちは次第に人間とのやり取りに喜びを感じていきます。

ある時期が来ると、そういう進化した生命たちは自分たちの意思で行動することが可能になってきます。それまではおぼろげながら、光を求め、エネルギーを求めて動き回っていたのが、自分の思い、喜びを見つけ出すという方向で動き始めていきます。そして同じ生命でも、まったく違った行動をとるようになっていきます。生命のそれぞれに個性が目覚めてきます。

人間はそういった生命たちの個性をさらに伸ばし、ここの生命がイキイキとして活動できるような場を造り出していきます。ところがその中にも時々、進化の妨げになるような言動をとるものが現れるようになってきます。そうするとそういう生命たちをどのようにして導くと、ほかの生命の進化を妨げず、自分の進化を促進させることができるようになっていくか。そういったことを考える時期になっていきます。

そのためにその生命たちに今のやり方では必ずしも全体的にうまくいかないよ、ということを気づかせるような仕組みが必要となってきます。どのようにしてそこのここの生命たちに進化を妨げているということを知らせていくか。そこでそれぞれの生命とのかかわりを持っていろんな仕組みを造りながら、自分で気づく方法を人間が工夫し、与えていくことになります。

こういう進化を人間が見守るようになってくると、それぞれの生命の自由意志というものに人間が関与するようになってきます。自由意志で行動しているそれぞれの生命。でもそれが宇宙の法則に必ずしも適合しない場合に、その状態をその生命に何らかの方法で気づかせる必要が出てきます。個々の生命ははじめはそれに気づかず、自分の思い通りに行動し、そしてうまくいかないということにいろんな不満を持ち、少しずつ不快なエネルギーを出していきます。

しかし、人間はそれをもう理解しているために、その不満のエネルギーが必ずしも地球に悪影響を与えないように巧妙な場を造り出していきます。そしてその生命だけに何らかの気づきや目覚めが得られるような仕組みを工夫しながら、造り出していきます。そしてその生命が、はじめは気づかずに自由意志でいろんな行動をとり、迷ったり、不安を感じながら行動を取り続けていきます。

でも、ある時期において、うまくいかせるためにはどうしたらよいのか、不満を持たずに行動するにはどうしたらよいのか、それに気づく生命たちが現れていきます。それに気づいた生命は、一度それに気づくと、もっとうまくいく方法を次々と発見するようになっていきます。そして今まで、うまくいかなかったことの理由が自分で分かるようになり、自分で工夫をし始めていきます。

こういう生命が少しずつ増えてくると、その生命種族全体が少しずつ変化をしてきます。全体で意識の向上が促進され、いわゆる知性のようなものが目覚めてきます。その生命の知性が次第に高まり、自分たちがそれによって楽しく、うまくやっていけるということに気がついてきます。その知性を備えた生命たちは全体的に急速に意識の成長を始めていきます。

そしてある段階まで成長していくと、自分たちの行動がだんだん欲望に従った方向に進んでいっていることに気がついてきます。知性にずっと意識を向けていると、いつの間にか、自分たちの欲望で動いていることに気がついてきます。そしてそれによってお互いに混乱が生じたり、うまくいかなかったりするケースが現れてきます。

ここまで発達した生命たちは自分たちで何とかしようとしても、中々うまくいかなくなってくるケースが出てきます。もう人間がいろんな仕組みをつくって周りから関与したり、いろんなことをしようとしても、だんだん手に負えない時期がやってきます。ここまで進化した生命たちは、あとは自分の責任において自分たちの欲望をコントロールする責任が現れてきます。

この生命たちは次第に自分というものや地球といったものに強い意識を向け、自由意志と欲望、自我といったものに目覚め始めていきます。しかし、今まで人間と違って、もうそこにはすでに進化した人間という生命も同時に存在しております。しかし、人間はその生命をコントロールするということは許されていないために、その生命の自由意志は常に尊重していきます。その生命は自分たちの自由意志に従いながらも、人間という生命体の意見を聞きながら、成長することになります。

さて、ここまで生命が進化していくと、自分たちの行動が必ずしも宇宙の法則に合っていない場合に、その責任をどのようにしてとっていくか。そういったことに関心を向ける生命たちが現れてきます。こういう生命たちは自分たちの進化の方向性を真面目に考えており、なおかつ成長できる喜びをも願っております。そして自分たちの行動の一つひとつがとても大きな影響を与え出しているということを感じてきます。

つまりここまで発達した生命たちは思考のエネルギーが地球に影響を与えているということにだんだん気がついてきます。そしてその思考のエネルギーがそれぞれの責任において自分に影響してくるということに理解が深まってきます。この種の生命がどんどん数が増えてくると、彼らの思考のエネルギーによってまた地球がかなり変わってきます。

人間はさらに進化しているために、この地球がおかしくなるようになることは絶対にありません。地球が美しく輝いているままで、彼らの成長のための場を造り出していきます。しかし、どの生命もこの思考のエネルギーを使い始めるころから、いろんな混乱が起こり始めていきます。さぁ、この生命たちがどのようにしてこの混乱から抜け出していくか。

この生命たちはいろんな意味において、人間の思考のエネルギーをいろいろと理解することができ、お互いに通ずるものがあります。ただ、この生命たちは人間とは違う反応や考え方をするために、人間とは違う欲望や願望を持っております。したがってその生命独自の欲望に関しては人間は理解することができません。その生命だけの特別な思いがその生命に宿ってくるのです。そしてその生命だけの特別なものがいろんな影響を与えていきます。

こういう生命が一つではなく、いろいろと登場してくると、この地球はいろんな生命があちこちで進化し、そしてそのいろんな生命を人間がしっかりと見守っていく時代になっていくのです。さぁ、それぞれが生命ごとに特別な思いを持つ。人間には理解できない欲望を持っている。人間がそれらとどのようにしてうまく調和をとり、まとめていくか。そういう時代がいつかの時点でやってくるでしょう。

それぞれの生命が自分たちの思考のエネルギーを使い、いろんな思いをこの地球に流すことになります。場合によっては生命同士の思考が必ずしも好ましくなかったり、何らかの矛盾を引き起こしたりするでしょう。それを人間がしっかりと見守る必要があります。こういう時代がやってくると、人間は自分だけのことを考えてはいられず、いろんな生命のことを考えて、工夫したり、調和をとる必要が出てきます。

こういう時代になってときに、このいろんな生命たちは人間とのかかわりを次第に強くし、お互いにどのようにしてうまくやっていくかを真面目に考える生命たちも現れてきます。そしてお互いにいろんなルールをつくったり、調整したりするものも出てくるでしょう。こういう進化した生命たち。さらにまだまだ進化を進めていきます。

創造するという能力を身につけることもあるでしょう。つまり現実を創り出す。そういったことが可能になってくる生命もあるでしょう。ちょうど、今の皆さん方が学んでいるのと同じぐらいにまで発達した生命も出てきます。そしてこのレベルにまで達した生命たちは、創造するということの意味や喜びを実感していきます。そして人間とのかかわりを次第に強くし、創造するやり方や面白さといったことを人間からどんどん吸収していきます。

この時点において、人間とほかの生命たちはかなり密接な関係ができてきます。今までは人間が地球を見守り、維持してきたという思いが強かったのですが、その時点からいろんな生命たちが自分たちで協力しながら地球を本当に造り変えていく、という思いがかなり強くなってきます。そしてどの生命も自分たちの意思で地球を素晴らしいものに変えていく。調和を保った惑星に変えていく。そういう認識が高まってくるのです。

そしてほかにもそういう進化した生命たちが次々と現れてきます。このようにしていつかの時点で多くの生命が創造力を身に着け、地球を自主的に光あるものに変えていく。こういう時代に達することになります。その時点においては人間という生命はかなり質の変わったものになっており、それこそほかの生命から見れば神のように思われる存在になっているでしょう。そして地球上に棲める生命のかなりの部分が自らが神のごとく創造性を発揮して地球を変えていきます。

地球がここの段階までくると、私たちの役割がやっと終わることになります。しかし、地球がこういう波動の世界になるのかどうか。いうまでもなく人間がいろんなところで鍵を握っており、常に地球の流れを握っております。私たちはこの地球に関与してからいろんな生命を見てきました。人間という生命がまだ誕生する前に私たちはやってきました。そしていろんな仕組みを造って人間が誕生し、文明というものを通して知性を発達させ、争いや混乱を通して人間関係を造り上げてきました。

この基本的な流れがこの地球に残っているために、このままの流れでいくと、ほかの生命たちもこの流れを使うことになってしまいます。したがって知性を発達させたほかの生命たちもいずれかの段階では争ったり苦しみを味わうという経験が訪れる可能性があるのです。でもそれを経験するかどうかはまだ決まっておりません。

人間がいろんな意味で鍵を握っており、もし皆さん方が本当に新しい時代において完全に喜びだけを体験し、不要な経験を一切、手放したならば、新しい生命たちはわざわざつらい経験をする必要はないでしょう。でも、皆さん方の意識の中に、混乱やつらさといったものを思い出したり、それを願ったりする者がいれば、それを誰かが演ずる必要性ができます。でも、それはもう人間という種族では経験できないような流れになっております。

したがって人間以外の生命がその役割を演ずる状況になってしまうのです。そこで先ほど述べた知性を発達させた生命たちがある時期にきて自分たちの方向性を気づかせるためにいろんな仕組みを経験するときに、人間の造り出したエネルギーを経験する場合だってあるのです。そうすると、人間がホンのわずかでも考えたり、思ったりした不愉快なエネルギーをその生命たちが経験するということもありうるのです。

それがその場だけで、何も問題が起こらなければ進むのですが、その生命たちがまだ未熟な場合にその不快なるエネルギーの中に入り込んでしまい、そこから抜け出せなくなってしまう生命もあります。そして混乱の中で、もがいたままずっと経験を続けてしまう生命もありうるのです。いくらもうそういったものは経験しなくて良い、もういいんだよと人間が述べたところでその本人は理解できず、ずっと混乱の中に留まってしまうこともあり得るのです。

それが本当に、ほとんど問題なく、影響がなければ、これからの地球の進化において、ずっとこの不快なるエネルギーは経験されないまま、いずれは地球から離れていくでしょう。でも人間の思考の中で、そういった不安や怖れ、心配事などが思い浮かんでくると、そういったエネルギーが呼び起こされ、そして何らかの生命がそれを経験するという状況をつくりだしていきます。

皆さん方が神と繋がり、創造主となってこの地球上で役割を演ずるためには思ったことのすべてが実現してしまうのです。そういう時代のために、いかに皆さん方が楽しいことや良いことばかりを考え、必要でないものを手放していくか。今、本当に大切な時期なのです。たとえわずかであっても、否定的な思いを強く出してしまったり願う者はそれを誰かが演ずるという状況を造り出してしまうのです。

これからの新しい時代において、常に喜びを感じ、楽しみを見つけるということがいかに大切なことか、これでよくご理解されたものと思われます。ただ、今までの地球上でつくられた人間のいろんなエネルギーがすべてそのまま誰かが体験するというわけではありません。まだ最終的にどのようにして処理され、またこれがどのようにして人間と関わり合っていくか、まだすべてが決まっているわけではありません。

ただ言えることは新しい時代に進む者はもうこれらのエネルギーを経験することはありません。でも、先ほど言ったように、そういったことを望んだり思い浮かべた者はそれなりに誰かが役割を演ずる必要がある。それだけは覚えておいて欲しいのです。

さてこういう話から分かるように、私たちはまだしばらく人間と関与していきます。そして皆さん方が本当に地球上で神としての役割を演じ、いろんな生命と喜びを分かち合いながら素晴らしい社会を創りあげていく。その最終的な姿を見届けるまで、私たちは関与を続けていきます。でも、人間の一人ひとりの成長がどのようにしてなされ、いつどの時点で気づき、目覚めていくか。私たちは実はそこまでは関与しておりません。

一人ひとりの成長や気づきは別の存在たちが担当しているからです。私たちはあくまでもこの地球そのものに関与しており、この地球が素晴らしい惑星になるのを役割として演じているのです。でもその鍵を握っているのは人間であり、人間がいろんな面においてとても大事なポイントを握っております。その意味で私たちはもっともっと人間との繋がりを強くし、少しでも本来の地球の役割が演じられるように協力をしていっていただきたいと思っております。


A挨拶

さて、今、人間と地球とのかかわりにおいていろんな話がありました。皆さん方からすれば、まだまだずっと先の話で、実感が沸かないかもしれません。でも、私たちがここで話をするということはこの中の何人かは実はこういった役割に関係している人間であるということを理解して欲しいのです。そしてその中のまたわずかの人間がかなり最後までこの地球の面倒を見ることになるでしょう。そのためにも地球が本当に素晴らしい惑星になり、いろんな生命が喜びが分かち合うのを実感していただきたいと思っているのです。


B人間が自分の能力を活かしてほかの生命の進化を担当

さて、最後に少し話をして休憩に移ります。今の話でどこまで御理解されたか分かりませんが、少なくとも人間はまだまだ進化を為し、ほかの生命もまた進化を進めていくということ。そして人間は創造性を発揮しながらも、ほかの生命の進化のために役割を演じていくということ。自分の成長もさることながら、ほかの生命の進化を担当するということ。こういう社会が新しい時代なのです。

人間はまた新たな役割が与えられ、そして地球を大切に大切に維持していく働きをすることになります。今まで以上に地球との結び付きが強く感じられ、また生命とのかかわりを強く感じられていくでしょう。地球や生命とのかかわりをもっともっと強くして、素晴らしい惑星に変えていっていただきたいと思います。

今までの話ではまだ実感がないという人が多いかもしれません。でも一番必要なのはそういう知識ではなく、生命に対する思いやり、進化ということ、地球という大きな学びの場でいろんな生命が学び合っているということ。そこだけは理解していただきたいと思っております。そして地球だけではなく、いろんなところからも生命がやってきて、人間の許可を得たりして生命同士の交流が進んでいくでしょう。

そのためにも人間が本当に神と繋がるということ。神の役割を演じるということ。これが本当に大切になってきます。一人ひとりが素晴らしい役割を演じられるのを願っております。私たちはここでしばらく休憩をとります。ありがとうございました。


C自分に目覚め自分の生き方を見つけていく

さて、私たちは今の話をずっと聞いていて、皆さん方に少し説明をしたいと思います。人間がこれからの地球の進化のために、いろんな役割をしていく。本来の自分に目覚めていき、神から与えられた能力を一人ひとりが発揮し、自分の役割をしっかりと演じていく。一人ひとりがそれを行なっていくと、この地球において今までとまったく違う状況が訪れてきます。

一人ひとりが完全に神と繋がっているために、自分の思いによって自分の現実を自由に造り出していきます。それによって造られる現実がこの地球とのかかわりでどのようなものになっていくか。一人ひとりが自分の現実を造っていきます。その現実はこの地球の重力場で可能な現実であり、皆さん方はそのエネルギーを最大限に活用して、それぞれの生命の進化のために自分の能力を活用していきます。自分のエネルギーの使い方も同時に学んでいくことになります。

自分の持っている能力にだんだん気がつき、自分だけの能力でほかの生命にいろんなかかわりができることに気がついてきます。人間によってかなり違いますが、ある者は地球の中の生命にでも意識を向けることができたり、空を飛ぶ鳥に意識を向けることができたり、雲のようなレベルにまで意識を向けることができたり、いろんな状況からこの地球を見守ることができるようになってきます。

そして自分が本当に地球を守るために、生命を進化させるために、役割を演じているという喜びに満足感を得ることができます。人間一人ひとりがまったく違った能力を発揮していきます。そしていろんな生命が人間とかかわりを持つようになり、人間もそれらの生命からいろんな知識を吸収していきます。生命によって地球にくるまでのいろんな経験をしているものがあり、それらの経験を活かしてこの地球上でさらに調和を保つために活用することができます。一人ひとりがそうやっていろんな生命との素晴らしいつくっていきます。

人間はこれまでほかの生命に対していかすという気持ちがそれほど造られておりませんでした。自分たちのためになるような操作を何度も何度も行なってきましたが、その生命の意思を尊重したり、思いを認めるというかかわり方はほとんどしたことがありませんでした。でも、これからはそういう生命たちの意思を尊重する。思いを尊重するという時代に入っていきます。

今、人間に対していろんな思いを持っている者、いずれはいろんな生命に対して学びがやってくるでしょう。でも、多くの生命たちはこの地球において人間と共に活動できることをとても楽しみにして待っております。確かに今の人間の感情のエネルギーは彼らにとって必ずしも好ましくはありません。でも、少しずつ人間が生命に意識を向け、同じ生命の仲間として見る気持ちが強くなってくると、彼らも人間に対して次第に近づくことができ、人間の持っているいろんなエネルギーを彼らも味わってみたいと思うようになってきます。生命のいろんな思いが皆さん方の心でも感じられるように、これからの接し方を工夫していってください。


D古い価値観では苦しくなってくる

さて、今の話にもありましたが、地球という惑星において人間が大切な役割を持ち、ほかの生命にも大きな役割を与える。今、そういう時代がどんどん近づいてきます。皆さん方もそういう時代に向けて意識を高め、自分たちの生活態度や思考の持ち方を変えようとしてきております。これからどのようにして一人ひとりがそこの世界に入っていくか。これはまだ明確には決まっておりません。

この地球上の変化そのものがいつどこでどのようにして起こっていって、いつ波動の切り替えが行なわれるかどうか、その詳細がまだ決まってはいないからです。でも確実に地球の意識は波動が高まっていっており、人間もそれに合わせて波動を高めていく必要があります。

今年もあと一カ月と少し、そして1998年という年が訪れてきます。この年は人間の意識の拡大がさらに必要とされる年であり、今までの価値観や概念でやってきた人にとってはとても苦しい現実を迎えることにもなるでしょう。今までのやり方や制限にこだわっている人はもうそれが自分には合わないということが次第に分かってきます。新しい考え方、もっと自由なやり方、自然な流れに任せるやり方。そういった見方が大切になってきます。

職場や家庭においても今までのやり方ではうまくいかないというケースがだんだん増えてくるでしょう。そういう現象が起こったときに、どのようにして自分はそういう現実を良い現実に変えていくか。今まではやり方を学び、それに合わせて進めることで問題がなく、うまく進むということを学んできました。これからはそういう学びではなく、一人ひとりが喜びを感ずるためになるべく制限を取り除き、自分は自分で満足するように行動していく。ほかの人の行動をコントロールしたり制限を与えたりするということはほとんどしないように気をつけていく。

そういう生き方が前提になってきます。もう皆で一つのことに合わせるとか、ほかの人に合わせて自分の行動を決めるということがまったく通用しなくなってきます。ほかの人に合わせて自分が苦しくなっていた人。もうはっきりと自分を表現する必要があります。自分のやりたいことをやる必要があります。自分が何をして良いのか分からない。そういう人も相変わらず増えてくるでしょう。

でも、自分の生き方をほかの人に相談したり、聞き出すというやり方も通用しなくなってきます。自分の喜びは自分にしか分からないからです。自分が満足するもの。自分が心から納得できるもの。それは自分でしか見つけることはできません。一人ひとりが自分の責任において自分の人生を造り上げていく。明確にそれが理解されるようになっていくでしょう。

こういう意識の人間が次第に増えていき、制限がいかにもう役に立たないものであり、通用しないものであるのか。こういう認識が普通になってくると、社会で根強く残っていた日本の習慣ややり方が次々と崩れていきます。もう日本人を制限していた古い価値観が通用しなくなってきます。そして一人ひとりがもっと自分を表現し、個性を発揮するようになってくるでしょう。

今まで味わったことのない喜びを見つける人もいるでしょう。日本人の一人ひとりが自分で喜びを見つけ、表現するようになっていくと、日本という国のエネルギーがかなり変わってきます。今まで皆で顔色をうかがって同じことをやっていたエネルギーがこの日本から離れていくでしょう。そして一人ひとりが輝きながら、全体がまた一段と輝く。そういうエネルギーがだんだん表に出てきます。

何の制限もなく、他人の顔色を窺うのでもなく、自分は自分の満足することをやる。お互いにそれを認め合う。こういう雰囲気に少しずつ変わっていくでしょう。また皆さん方にもそれをしっかりとやっていただく必要があります。日本という国がそういうエネルギーに変わっていくと、その素晴らしさをほかの国々にも理解されるようになっていきます。今までの日本とは違うという雰囲気が少しずつ伝わっていくでしょう。

個性を尊重するようになった日本、一人ひとりが光り輝いている日本。今までの概念にこだわっている人は混乱を増していくでしょう。そういう古い価値観にこだわっている人々に対して、皆さん方がどこまで手助けしていくか。どこまで理解を示していくか。これも忘れないでください。彼らは古いやり方が完全に染みついてしまったために、自分を表現することもできず、自分で自分の人生を決めることもできないのです。でもだからといってそれを許すこともできません。

少しずつ、生きることの喜び、個性を持つということの喜び、それを伝えていく必要があります。皆さん方自身がそれを演じていくのです。もっと表現してもいいんだ。もっと個性を出して構わないんだ。そういう時代がやってきます。これからはそういう新しい日本を造り出すためにも、一人ひとりがまず自分から意識を変えていき、生き方を変えていくというのを目標にしていってください。


E思考の使い方の練習をするように

さて、今までの話で一人ひとりの生き方とか考え方にいろんな思いが出てきたことでしょう。決して不安に思ったり、否定的に思う必要は一切、ありません。今の皆さん方の波動の状況ではまだ完全にほかのいろんな生命に影響を与えるという状況にはなっておりません。ただ、新しい波動に入っていくと、少しずつほかの生命に影響を与えていくことになります。それまでに少しずつ自分の思考をコントロールできるように練習をしていけば、それで良いのです。

これは練習をするだけで、意外と身に着けることができます。あまり否定的に思わずに、むしろ喜びを感じながら自分の造り出す現実を楽しんでいってください。私たちはここまでにして、皆さん方とお別れにいたします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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