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1998/5/6■水曜瞑想会から

光となって意識の変化を早める

@自分が光となるだけで地球は変わる

さて、今の瞑想の中において皆さん方が体験してきたことをもう一度、整理しておきます。まず、光の柱をそれぞれが上の方に上がっていく瞑想をしましたが、今日の場合は必ずしもアストラルの中の世界ではなく、それぞれの光の柱をまず上がっていただき、そして魂との間である状況を造り上げ、その中で体験をしていただきました。したがってそこで体験されたことは一人ひとりが自分に必要な状況を設定し、体験をしてきたものと理解しておいてください。

先程の瞑想の中で、無我という思いを感じた人がおりました。これは私たちにとってとても意味のあるメッセージと思っておいてください。皆さん方の世界においては、人間が一人ひとり個性を持った行動をとり、自分がいかに成長し、光に近づいていくかを競っております。

しかし、私たちの世界には自分という区分けがほとんど存在しておらず、いろんな光が自由に溶け込みながらもそれぞれの光の思いを発して活動しております。この光というのは明らかに行動することができ、意思を持ち、そしてほかの光と交わることができます。この光はさらに体験を重ねようとして自らいろんな世界の中にこの光を入れていきます。

光はほかの世界に入ると、自分の姿をそこに映し出し、それを自分と思って行動をとっていきます。皆さん方のこの三次元の世界にしても、実際にはそれぞれの光から降ろされてきた現れの一つであり、それを皆さん方は自分と信じて行動をとってきました。でも、実際にはそれは単なる現れにしか過ぎず、その出発点はこの光の世界から発せられたものであり、それに気がつき、その意識をかなり強いものにしていくと、自分と光との関係が段々理解されるようになってきます。

ただ、今、人間として生きている一人ひとりの意識がこの光の領域にまで到達するには光そのものについてもっともっと理解を深める必要があります。光は常に自分が光であるために自ら光を放ち、他の光を認め、そしてさらに成長する喜びを感じていきます。光はただ存在しているだけで光を放ち、喜びを表していきます。

この本質的な光を身に着けていないうちは、また私たちの光と明確に繋がることはできません。人間は光の存在として生きることが最終的に必要となります。光を見失ったまま人間として行動していても、喜びが真の喜びではなく、自分はただその場その場、刹那的な喜びを見つけようとして生きることになってしまいます。

自分が光であることに目覚めると、自分の本質の中に永遠の喜びが感じられ、今、肉体を持っていることにも自分の本質的な永遠性や喜びが確実に感じられてきます。この光を自分のものにしていく。光と自分は本質的には同じものであり、現れが違うだけである。それに本当に理解を深め、光の一員としてこの地上で活動をしていく。それがこれからの皆さん方の役割となっていくでしょう。

自分はまだまだ分かっていないから、光っていないから、そういう風に限定して自分から光との縁を切る者がおります。そういう時に私たちがどのような思いを持ってしまうか。光は自分の光をいろんなところに届けようとしてその世界に入り、形を造っていきます。でも、その世界のいろんな制約にあまりにも意識を向けすぎ、光であることを忘れ、ほかの者も光とは思えなくなってしまい、結局は光から離れてしまいます。

自分が光であることを思い出し、光として生きるために少しでも自分の本質的なところに意識を向け、今の自分は単なる現れに過ぎないということを早く理解していただきたいと思います。光の仲間として行動を為し、この地球にいろんな光を与えていく。皆さん方がこれから行なうべきことは、それぞれのテーマとして設定されております。自分自身の意識を拡大させ、本来のものに目覚め、そして光の仲間として活動をしていく。

自分が光であることに目覚めるだけで、いろんな光があなた方に協力をしていくでしょう。それは自分自身の現実を変えるぐらいの大きな力をも持っております。社会が悪いとか、皆の意識が低いとか、まだ時期が来ていないとか、いろんな理由をつけて地球が混乱の状況にあることを正当化している人がおります。しかし、自分の意識が変わっていけば地球も変わっていきます。

地球は決して不幸なままでいるわけではなく、混乱の中でただ過ごしているわけでもありません。一人ひとりが目覚め、光となるにしたがって地球は輝いていきます。地球はいくらでも光に輝き出し、この混乱から抜け出ることも可能なのです。そのためにはまず自分が光となり、地球はすぐにでも自分の力で変わることができる。それを信ずることが必要となります。

自分が光となるだけで地球は変わっていく。一人ひとりの心の中に造られてきた温かさや優しさ、それは自分が光であるという証です。自分が光である証としてその温かさや優しさを地球に限らず身の回りの人に自然に流していく。それによって自分の身の回りも変わっていき、社会が変わっていきます。皆さん方の一人ひとりの行動によって地球が変わっていくというのを本当に理解しておいてください。


A不安や心配を持たずに瞑想を行なうこと

私たちは今の瞑想の富士山の中での皆さん方の活動を見ておりました。一人ひとりが一生懸命、何とかうまくやりたいという思いをもってやっておりました。中には実感がそれほど得られなかったという人もいるでしょう。これから同じようなことをやるときには、そういう不安や心配を一切、持つことなく、すべてがうまくいくというのを信じた上で作業を進めていってください。

たとえ、どのような感覚も得られなくとも、何一つ得られなくても、信念を持って確実に行なえば、それは実際に影響を与えていきます。まだ皆さん方の意識はすべてを理解できるようには成長しておりません。したがって必ずしもすべてを理解し、体験する必要もありません。ただ、練習は必要です。その積み重ねによって少しずついろんなことが分かってくるでしょう。

したがって今、すぐに結果を得ようとするのではなく、まず今、できることを信じて一生懸命、やる。それの積み重ねで少しずつ自分が成長し、地球も変わっていきます。富士山のエネルギーは今の瞑想によってもかなり変化することができました。このエネルギーは主にまず自分の目覚めにも影響をしております。少しでもいろんなところに意識を向け、この地球の困っていることや悩んでいることがすぐに自分に理解され、そこに意識を向けることができるように一人ひとりも調整されておりました。気づき、それがどのようにして一人ひとりに現象化されてくるか。自分なりにそれを考えながら、行動を進めていってください。


B目覚めや癒しの働きを担う富士山

私たちが説明をして終わりにいたします。少しずつ富士山の役割が理解されてきて、意識を向ける人が本当に多くなってきました。そしていろんな思いを流してくる人も増えてきました。

この富士山はいろんな構造によって維持されており、皆さん方がその中で関与しているのは主に日本人の目覚めや意識的な変化、そしていろんな国々の癒し、さらに新たなる波動への切り替えのきっかけを作る準備、といったところに主に関係しております。この分野においていろんなワークをしていただければ、かなり富士山の働きも正常なものに移っていくでしょう。

今はまず一人ひとりが早く目覚め、自分は今、何を為すべきか、何を成し得るか、それに目覚めてくることができるでしょう。自分自身が光の一員として行動を為し、そして毎日を有意義なものにしていく。そういう日常を過ごしていっていただきたいと思います。一人ひとりがさらに目覚めていかれるのを信じたて、私たちは終わりにしたいと思います。それではありがとうございました。



(c)1998 CentralSun
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