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1998/5/13■水曜瞑想会から

漠然と光をイメージしても光には繋がらない

@心を洗うことと心を磨くこと

さて、私たちが説明をいたします。まず、質問にあった件からお話をしていきます。Sさんの質問で、心を磨くという点に関しての話がありました。今の人間はまだ自分の心を正確に見ることができない状態にあります。自分なりに自分の得意になれるところ、自分が人よりも優れていると思うところを自分の心として見つめており、他人から見られたくないところ、自分も見たくはないところ、それを覆い隠してしまいます。

あなたに渡された布というのは、その見たくないところを表に出してくるのに必要なツールであり、それを使うことによって今まで覆い隠されていた心の裏側が表に出てきます。したがってこれを使うことによってその人が愉快になるとか楽しくなるとかいう保証はまったくありません。人によっては余計に落ち込んだり、イヤになったりする人もいるでしょう。

でも、それをいつまでも無視していて、自分の得意になれるところだけを自分と思っていると、自分は真実の光と繋がることができず、新たなる波動に切り替えることが難しくなってしまうのです。それぞれが自分の心をしっかりと見つめ、そしてその心の波動を変えていく。そのために必要なものが渡されたと思っておいてください。

この心を洗うという表現をとる場合には、自分が隠していたものを表に出してくる、自分の見たくないものを表に出すという場合に効果があります。それに対し、魂を磨く、という表現をとる場合には、自分自身がこれまでのいろんな経験を通して、人にいろいろと不快な思いをさせたり、ほかの人に対してつらい思いをさせたときに自分が罪悪感に陥ったり、自分の心を責めたりする状況が沸き起こってきます。

そして自分は価値がないものとか、悪い人間だという風に自分を責め、自分自身が正常なエネルギーではなくなってきます。それを自分でいかに本来の形に戻し、信念を持って生きていくことができるかどうか、そういう時に心を磨く、という表現をとります。今、あなたに渡されたのは、この場合の自分自身をいじめ、自分が価値のないものとか、自分自身が役に立たないもの、というように思い込んでしまい、自分が本来の美しい姿ではなくなっている心のエネルギーを正常に戻す道具ともいえます。したがってその道具をほかの多くの人々に与えていき、少しでも本来の光を心から発し、自分自身が愛と光に満ちた人間として活動していけるように切り替えることができる道具と思っておいてください。

Kさんの質問で、まず宇宙で何も体感できなかったという話がありました。感じられなかったというのは、主に肉体的な反応を前提にしており、そこで行なわれたいろんな体験とはまた別の反応といえるでしょう。なぜならば、肉体に近い体のエネルギーが必ずしも先程は動いておらず、かなり肉体から離れた高いレベルのエネルギー体で活動しておりました。したがってそのまま肉体的には感覚が得られなかったという可能性があります。自分自身の肉体に対してのいろんな思いがだいぶ薄らいできて、肉体とは離れたレベルで動き出すことが可能になってきております。それが自分としては肉体的な感覚とは違うように感じられたのでしょう。

また、自分自身の個人的な質問がありましたが、それに関しては少しだけしか説明ができません。まず、今、あなたにとって必要なものがいくつか用意されており、それは自分という存在を宇宙から見てどのように位置付け、理解し、そしてそれを信じて行動していくのか。今、これが大きなテーマになってきております。宇宙の思いをあなたがそのまま素直に受け取り、そして自分がその実行者として演じていく。そこで必要ないろんな作用が行なわれてきます。

しかし、今のあなたの場合にはまだ自分という意識が根本にあり、必ずしも宇宙の思いがそのまま伝わるわけではありません。どうしても人間的な尺度に変換されて入っていきます。そのために人間と宇宙との間の出入口となる神社、エネルギー的な場、といったものがそこで必要とされてきます。それが一人ひとりの働きや役割に応じていろんなシンボルが与えられてきます。それを総合的に見て、先程あなたが話されたような状況が起こっていました。しかしこれは必ずしも誰にでも経験できるとか、あるいはこれから何度も起こるとかいうわけではありません。ただ、今、あなたが必要としているもの、これが行なわれたという風に理解をしておいてください。


A光を信じることが重要

私たちは富士山の中で活動しているスピリットです。先程の作業で、私たちにとっても役に立つことがいくつか行なわれました。これからもエネルギーを急速に変えていく必要があるために、たとえ皆さん方が実感を得ることなくしても、こういった作業は頻繁に行なってほしいと思います。ただその時にいくつか、注意すべきことを述べておきます。

皆さん方がここでエネルギーをいろいろと調整する場合、自分は本当に光の存在であり、自分は本当に神の役割を演じているという意識を強く持った上で作業を行なってください。まだ分からないとか、本当かどうかとか、疑いを持ちながら始めると、その思いそのものがここに入っていきます。不安や心配をたくさん出す者、そのエネルギーがたくさんここに入ってしまいます。

したがって本当に自分は光の存在であり、本当に神の役割を演じているというのを100%完全に信じた上で作業を行なうようにしていってください。また、たとえ私たちの姿・形が見えなかったり、声を聞くことができなくとも、不安とかはいっさい持たないようにしておいてください。今まではわざと皆さん方の分かりやすい形で現れたり、認識しやすい状況で対応することができました。でも、皆さん方の波動が高まるにつれ、それができにくくなってきています。

もう皆さん方はそういう概念を私たちを見るのではなく、純粋に素直に、自分の感覚器官でスピリットを感じていく。そういうことができるようになってきています。自分はどういう感じ方をするのか、どういう風にしてスピリットと接していくのか。これを一人ひとり、自分で見つけ出していっていただきたいと思います。見ることや感じることにこだわるのではなく、スピリットごとに違ういろんな感じ方を自分なりに楽しんでいっていただきたいと思います。

いずれその能力が確実になってくると、あらためてスピリットの本来の姿が見えるようになってきます。スピリットの本来の姿が見えるようになってくると、今まで見えていた姿・形とはまったく違い、今までの概念が本当にいかに低いレベルのものであったのか、幼稚なものであったのかが分かってくるでしょう。したがってそういう姿・形で見たいと思っている者は自分の波動を下げてしまうことになり、中々私たちと繋がることができなくなってしまいます。ですからもう過去の見え方に執着するのではなく、新たなる真のエネルギーを感じ、そしてそれが真の表現で見えるようになるのを練習していただけるのを望んでおります。


B日常生活の中で愛と喜びを分かち合う

これからもいろんなワークが行なわれ、富士山も本来の働きが行なわれるように動いていくことでしょう。でも、だからといってそれだけで安心をしたり、自分はもうそれで役割を終えてしまったような状況には思わないようにしておいてください。皆さん方が真に為すべきことはまだまだ身近にたくさん残っており、日常の生活の中でいかに人々を愛しながら喜びを分かち合っていくか。いかに満足した人生を送っていくのか。これが大切なテーマとなってきます。

エネルギーワークをやるだけで、自分はライトワーカーとして十分な働きをしているという誤解はしないようにしておいてください。日常でいろんな人と楽しく、愉快に、面白くこの日本を変えていっていただきたいと思います。でも、皆さん方がここで行なったエネルギーワークもとても意味のあるものであり、決して無駄にはなりません。確実に日本の波動を変えていっております。これからもそういう意味において、私たちや宇宙の仲間たちと一緒になりながら、さらに新しい時代に向けてお互いに協力をしていっていただきたいと思います。


C一人ひとりの光を世界中に

私たちはこの場を何とかして光のセンターとして、これからの地球の大切な拠点にしたいと考えている。そのためにも一人ひとりが自ら光り、光の一員であるということを自覚し、大いなる光を世界中に広げていってほしいと思っています。新たなる波動が定着するまで、一人ひとり真剣に活動してほしいと思います。

私たちはあなた方が光り続ける限り、すべてを援助し、仲間として共に行動していきます。これからの時間の流れにおいて、光を身に着ければ身に着けるほど喜びがあり、幸せがあり、人間が本来に向かっていくというのを信じて活動をしていってください。私たちからはこれで終わりにいたします。ご苦労さまでした。


(c)1998 CentralSun
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