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1998/7/8■水曜瞑想会から

瞑想はその時の状態そのものに意味がある

@期待するとうまくできない

私たちは先ほどの瞑想を担当していた仲間です。今日は基本的な瞑想の練習を行なっておりました。少し、基本的なことから説明をしていきましょう。

瞑想がうまくできるとかよくできるという人はそれなりに素晴らしい体験を重ね、日常生活においてもあまり物事に左右されたり、感情的なエネルギーに流されない生き方ができるようになっております。したがって瞑想を何度も練習し、自分の感情や思考をコントロールできるようになり、現実に活かせるようになってくると、現実が自分の思う方向に進みやすくなっていきます。

しかしそれを目標にして瞑想をしようとすると、それ自体が好ましいエネルギーにはならないために、思ったほどの成果が得られない場合があります。瞑想は自分を活性化させ、自分の意識を純粋なものにし、そして本来のエネルギーを流すための良い練習の場といえます。でも、何かを目標としたり期待をすると、必ずしも思ったほどの状況にはならずに、むしろ期待に対応した邪なエネルギーがやってきたりして、自分の本来のエネルギーを鈍らせる場合があります。

したがって瞑想をするときの一番大切な心構えとして、何か期待をするということをせずに、瞑想すること自体を楽しむ、瞑想している最中を喜びとする、という思いをもっていただけるのを望んでおります。

瞑想をするとエネルギーの流れが純粋になっていき、それによって肉体もかなり楽になり、エネルギー的な流れが自然なものに変わっていきます。でも、それを目標にして瞑想をすると、必ずしも思ったほどの成果は得られなくなってしまいます。瞑想に対する心構えとして、特別な期待を持ったり、過大な評価をしないで、ただ瞑想を楽しむというやり方を身に着けるのが好ましいと考えております。

さきほどのSさんの瞑想で、眠ってしまって覚えていないというところがありました。今の場合の瞑想では、あなた自身の意識がまだ瞑想の領域における意識とは繋がりができていないために、瞑想の領域の意識まで持っていかせようとすると、どうしても表面意識から切り離されてしまいます。そのための自分の意識としては覚えていないという状況になってしまいます。

これは何度か練習を重ね、瞑想の領域における意識と今の自分の意識をなるべく繋がっているようにしておく状態が必要となります。そのためには、先程の2回目に行なわれたような練習を日頃しておくと、瞑想の領域における意識と表面意識との繋がりがスムーズになり、瞑想状態における意識を自分なりにコントロールできるようになってくるでしょう。

したがって自分なりに瞑想状態の意識を練習しながら、なおかつ期待することなく、練習を進めていっていただきたいと思います。


A地球が一瞬にして良い社会になるのではない

先程のお話で、新しい社会がどのような姿になっているのか、という話がありました。人間が平等で、貧富の差がなく、個人の欲が抑制され、全体がうまくいっている社会、という社会を多くの人がイメージしているでしょう。実際には国のような組織が急になくなるわけではなく、どうしても人種ごとの集まりや習慣、宗教的な違いによって段階的にその枠が解放されていくことになります。

一瞬にしてすべての枠がなくなったり、一気に一つになるということはあり得ません。少しずつ少しずつ、自分たちと同じ環境が広がっていくという感覚を持っておいてください。したがって初めのうちは、民族や習慣の違いによって、価値観が違い、真理も違う場合があるでしょう。そこでまた人間はお互いに学びを続けていきます。

価値観の違う者、宗教を持っていない者と持つものが一緒に生活する場合に、どのように価値観を合わせていくのか。それまでの育ってきた習慣や文化、風習などの違いがどのように影響してくるか。それを学んでいく必要があります。自分たちが造り上げてきた文化を理解するためには、その文化を理解していない人間と出会うことが必要です。

それによって自分たちの造り上げたものが何であったのか、何故そういうものを作り上げ、それにしがみついているのか、それを理解する必要があるのです。そして本当に必要なものは、それを認め合い、不要と思われるものは勇気を持って手放していく。それによって必要でない習慣や文化、宗教といったものが地球人類から手放されていくことになります。

そして永い時間を描けて、この地球からいろんな制限や概念が離れていき、すべてが同じ地球人類として学びを続けることになるでしょう。したがって皆さん方がそれをどのように実現していくか。その基本的なこととして、自分と違う価値観の人間や習慣の違う人間たちをまず自分が認めながらも、必要ではないと思うものを自ら手放していく、という勇気が必要となります。自分の身の回りに現れてくるほかの人々とのやり取りの中で、自分が意識を変えていく。それの繰り返しによって地球全体が変わっていきます。

これからの地球が必ずしも一つの方向で一気に変わるというのではなく、ある地方においては大きく変化しながらも、別の地方においてはほとんど何も変わらない、また別の地方においては逆に余計に束縛が強くなる、というそれぞれの地区の事情があり、それぞれでいろんな変化があり、全体として少しずつ少しずつ本来の方向に近づいていく、という思いを持っておいてください。

皆さん方が長年にわたって作り上げてきた地球人類の文明を一気に変えようとするのは困難なことです。でも、段階的に時間をかけてじっくりと変えていくことは可能です。まず、日本人として今、何ができるか、自分は今、何が可能なのか。それを理解した上で、できることからやっていただけるように、お願いをいたします。


さて、少し話をして終わりにいたします。瞑想はしないよりはした方が良いということは言うことができます。ただ瞑想をうまくしようと思うのは、かなり難しいことであり、今の地球人類の普通の人の意識レベルではかなり特殊な練習が必要となるでしょう。まだ表面意識と潜在意識やさらに深い意識との区別がついていない人が多いために、瞑想状態における意識を自由に扱うことが難しいという状況にあります。

皆さん方が練習を重ねて少しずつ自分の奥深い意識を理解し、到達できるようにしていく。その練習をただ繰り返すことが必要でしょう。難しいとか時間がないということは分かります。でも練習をすればそれなりの効果が得られるというのも事実です。でも、瞑想をまったくしていない人間、興味のない人間はそれでは真の自分に出会うことは無理なのか。これはそういうわけではありません。

瞑想をほとんどしていなくとも、現実の中から自分を理解し、見えていない自分を見つけ出すことは可能です。瞑想ができないとか苦手な人でも、自分を知ることは可能なのです。ただ、実感をもって自分の深いところを理解したい、感覚的に自分の奥深いものを見てみたい、という人はやはり瞑想が一番の方法といえるでしょう。

瞑想は確かに良い方法ですが、唯一の方法ではないということをしっかりと覚えておいてください。一人ひとりが自分に見合ったやり方で、自分に一番適したやり方で自分の成長を進めていく、というのを望んでおります。自分なりのやりやすいやり方、自分なりの成長の仕方をそれぞれが自分で見つけ出していってください。

私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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