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1998/10/23■月例セミナーCから

肉体からのメッセージC

@消化器官や股関節の痛みなど

−左の腕、肩のところが痛む Oさんの左腕の痛みというエネルギー。私はそのエネルギーについて長い間、苦しめられてきた肩の意識です。この痛みは肉体的な痛みというよりは、私たちの悲鳴と思っておいてください。この悲鳴は私たちがかなり以前から発しており、あなたに早く気づいてほしいと願っていた声でもあります。私たちは長い間、この痛みを感じており、自分たちの働きがうまくできない状態にありました。この働きは私たちにはとても耐えられない働きであり、早く本来のエネルギーに戻りたいと願っております。

この働きはあなたがこれまでに経験してきたある団体のところから持ち越されたものであり、これは人をコントロールしたり、思うように持っていかせようとする働きです。それによってほかの人にも伝わっていき、ほかの人も何らかの痛みを感じる。それを治してもらおうとしていろんなところに相談に行ったり、誰かに助けてもらおうとする。そしてまた弱い人間に移り、それを広げていく。こういう働きによって次から次へと人に影響を与えていきます。

こういうエネルギーを引き寄せる人は、多くの場合、自分が良き働きをしよう、ほかの人のためになろう、この地球や人類のために自らを捧げよう、という人にとても入りやすく、そしていつの間にかほかの人をコントロールしたり、思うように持っていかせようとする思いが湧いてきます。こういう種類のエネルギーを体に取り込むと、体はいつの間にかそのエネルギーに動かされてしまい、自然と自分のやっていることがすべて正しく思い、ほかの人もこうあるべきだと思うようになってしまい、自分をひたすらその方向へ持っていかせようとしてしまいます。

このエネルギーを一度、体に取り込むと、これを外すことが極めて難しく、それを是が非でも埋め込もうとする存在の力によって長い間、その人にしがみつくような場を造り上げます。こういうエネルギーを解放させるには、まずその根本の思い、ほかの人に何かしてあげよう、自分が人の役に立とう、という思いをとることが必要となります。

ほかの人に何かしてあげる、ほかの人の方向性を変えさせる、これはコントロールするエネルギーであり、先ずは自分自身が変わること。自分が光の道を歩くこと。ほかの人は関係なしに、自分は光の道を歩いていく。そこに戻ることが必要となります。自分はただ自分の正しい光を発する。自分はただ本来の働きを為す。その原点に気づくまではこのエネルギーは中々出ようとはしません。したがってこれをあなたが克服するためには、まず自分の本来の生き方を確立する。自分の信念で自分の正しさをただ実現していく。それを行なうようにしていってください。


−小腸の腫れ、腎臓について

Nさんの小腸の腫れについてお話をいたします。小腸の腫れは消化器官のシンボルでもあります。自分が消化したものを体に吸収していく。必要な栄養分を取り込み、体内に流していく。この部分が腫れている。腫れるというのは適切な量がうまく吸収されなかったり、必要以上の量でその働きが追いつかなかったり、本来のエネルギーとは別のエネルギーによって炎症が起こったりすることにより生じます。

この腫れはあなたの毎日の生活において、自分の人生の生き様を現してもいます。毎日の人生の中で、自分が経験していること、体験していることの意味をどれだけ理解し、自分の成長に活かしているか。毎日の学びを自分で分析し、必要なものを理解して明日にうまく反映できるようにしているかどうか。こういう日常の生き方、考え方がまず、影響しております。

一瞬一瞬、気がついたこと、分かったこと、それを正しく自分の生き方に反映させ、次からはもっと良く人生を持っていく、少しでも自分が楽しく、周りが楽になるように、生き方を変えていく。これがシンボルとなってきます。この腫れはあなたが毎日の現象にあまり意識を向けず、ただ自分がやりたいこと、ただ自分が望むことだけに意識を向け、現実を必ずしも明確に把握していないところから始まります。

現実と違うレベルで自分の意識を働かせ、無理やりそれを現実にもってこようとしております。でも現実はすべてあなた自身の心の現れであり、現実を無視することはできません。現実の中で自分へのメッセージを受け取り、解釈し、そしてまた自分の力で現実を変えていく。こういう働きが常に必要となります。この作用が疎かである。これが消化器官がうまく働かないという現象に出てきます。

あなた自身の小腸はそれを明確に現しており、自分の現実から自分が学ぶべきもの、受け取るものをしっかりと取り出し、自分のために吸収し、消化し、そして人生に活かしていく。これを常に心掛けるようにしておいてください。

腎臓については、これは尿を造り出してその分泌を正常に持っていく働きがあります。これがうまく機能しない。これは水分に対しての認識が不十分という意味があります。エネルギー的な流れ、その時の場の雰囲気を考えたときに、見えるもの、明らかに分かるもの、硬いものには意識を向けながらも見えないものや柔らかいもの、雰囲気的なものにはさほど興味を持たない。

周りの現実においても、明らかに見えるもの、明らかに分かるものには意識を向け、分からないもの、漠然としたものには意識を向けない。これがまず一つ、原因となっております。ものをすべて三次元的な物質感のあるもので解釈し、進めていこうとし、その裏に流れる柔らかいもの、エネルギー的なものを無視している証となります。したがって腎臓をうまく活性化させるためには、明らかに分かる物質的なものだけではなく、それに関与するいろんな流れ、それに関係するもの、といったものにも意識を向け、表面だけではなく裏のもの、見えないものにもっと意識を向けることが必要となります。

この腎臓はある意味ではかなり慢性的な状況にもなっております。小さいころからそういう考えであったために、かなり古いときからそういう傾向が出ております。自分自身の考え方を急に変えたからといって、必ずしもすぐに改善されるとは限りません。しかし今のまま続けていくと、さらに固まっていくことは確かでしょう。したがってもう今からすぐに物事の解釈の仕方や判断の仕方をもっともっと精妙なレベルで細かく見るように意識を変えてみてください。


−股関節の痛みについて

Oさんの右の股関節の話がありました。股関節の異常はおおむね、その人の現実とほかの人の現実をつなぎ合わせる部分、自分の土台となっているものと他人の信念との部分、そこのエネルギー的な働きが影響を与えます。あなた自身の信じている信念によって現実が造られ、現実はあなたの心の状況に応じて的確に引き寄せられていきます。ほかの人はほかの人の信念に従って現実が造られていきます。

あなたの造り出す心のエネルギーで、股関節に相当するエネルギーがとても大切な働きをしております。つまりあなたの場合には、あなた自身の現実の流れがほかの人に何らかの影響を与えていきます。それはあなた自身の役割にもある程度、影響しております。あなたの現実で造られたエネルギーがほかの人の現実にも影響を与えていく。

例えば、あなたの現実で自分が良かれと思ったこと、自分にとって正しいと信じて行なったもの、それはほかの人に何らかの影響を与えていきます。ほかの人はそれを感じて自分の信念や生き方に何らかの反応を示します。そしてあなたから流れてくるそのエネルギーをその人の現実の造り方に影響を与え、その人は新しい価値観を取り入れて自分の現実を少し変えていく方向に進んでいきます。

あなたはただ自分の信念で行なったことが、ほかの人の現実を造る流れに影響を与えていきます。そのようにしてあなたの造り上げた信念や正しさはほかの人にも何らかの影響を与えていきます。こういうあなたの特性において、あなたから出てくるエネルギーがほかの人に正しく反映していく。それはあなたの股関節のところが正常になっているときにはあなたからのエネルギーがそのまま正常に相手に伝わっていく。そのようにして現象化されます。

しかしあなたのところから必ずしも相手が望んでいるエネルギーがうまく発揮されない場合、あなたから出てくるエネルギーがほかの人には必ずしも適当でなかったとき、そこで股関節の方に流れの異常が起こり、それによってそれが肉体に影響を与えていきます。あなたはそれを股関節が痛いという風に受け取っていきます。これはあなた自身の造り上げた信念や現実の造り方がそのままほかの人には使えなかった、ほかの人には役に立たなかったという意味があります。

したがって自分の信念を造る場合、自分の現実を造るときに、それが自分だけではなく、ほかの人にも影響を与え、ほかの人の影響のためにうまく使えるかどうか、ほかの人が現実を良くするのにそれが活かされていくかどうか、それを感じていく必要があります。そういう気持ちがだんだん理解でき、自分の造り上げた信念が相手にもそのまま自然に伝わり、相手の現実が良くなる。そういう生き方をしていくと、あなたの股関節がもっと楽に変わっていくでしょう。

今までの流れをそういう観点で見た場合に、股関節に異常が起こっているときには、おおむね、自分が何かに取り付かれていたり、自分だけの世界に入り込んでいる場合、自分独自の解釈をしているときが多いということが分かるものと思われます。人との関係をまずはそういう自分の特性でこれからも考えるようにしてみてください。


−子宮について

Nさんの子宮の話がありました。今は子宮という分類ではなく、肉体的に非常に衰弱している状態であり、一番それの影響を受けやすいところから現象が起こっております。まずは肉体全体に与える影響、エネルギー的なアンバランスをまず理解していただきたいと思います。まず肉体自身が急速に弱まってきたのは、あなた自身の心がぐらついてきて、自分の信念や思いが少し揺らいでおり、確信が持てなくなっている。そういうところから肉体が不安を感じ、そして肉体自身が自分に対していろんな不安や心配を抱えている状態になっております。

自分の肉体の中でいろんな面が葛藤を起こしており、それによってエネルギー的なアンバランスが生じております。一般に下腹部にエネルギー的なバランスが乱れているのは、あなた自身が人間として一番大切なもの、思いやりや豊かさといったことを今、不安に感じており、自分の将来や仕事のやり方に対していろんな思いが沸き起こり、それが自分の下腹部にいろんな影響を与えております。

物事を始めるときには、おおむねどの人間も不安や心配を抱きます。普通の人の場合にはそれを始めて少しずつやり方が分かり、ほかの人の言うことを参考にしたりして次第に改善していき、自分のペースを造り上げます。あなたの場合にはいろいろとアドバイスする人がたくさんいて、それぞれ別個の判断で言ってくるために、あなた自身の方向性とほかの人の思いが一緒になってその場に造られてしまい、あなたの分からないところであなたをコントロールしようとするエネルギーも入ってきて、それがあなたの体や場に影響を与えていきます。

何かを始めようとするときに、おおむねほかの人のエネルギーも必ず入り込んできて利用しようとか、自分の思い通りに持っていかせようとする働きをする人がおります。そういう人のエネルギーは極めて強く、その場や人間に影響を与えていきます。あなたの下腹部にはそういう人のエネルギーも入っており、あなたをうまく使おうとか、あなたを利用とするエネルギーが入っており、それがあなた自身のエネルギーのアンバランスの原因にもなっております。

あなたが自分の思うとおりにしようといろいろと話をする。相手もその話に合わせて非常に良いことを言う。でもエネルギー的には利用しようとするエネルギーが入っており、言葉とは裏腹に自分のペースで持っていかせようとする人がおります。言葉だけだとそこまでは理解できずに、あなたは良い意見としてそれを自分のところに入れていきます。そういういろんな状況から下腹部が不安定になり、エネルギー的に複雑な状況になっております。

今の時点で一番、必要なことはまず自分は自分のしたいことを自分だけで明確に行なうということ。なまじっかほかの人の意見を採用すると、その人はどんどん深く入り込んできます。そしてどんどん自分の都合の良いようにもっていこうとします。あなたはそれに打ち克つだけの強い力を身に着ける必要があります。自分で造り上げた場や仕事は自分でのみ進めていくように。これが一番大切なポイントです。

ほかの人がやりたいというものはほかの人が自分で造るようにと、あなたはしっかりと言う必要があります。自分の場は自分で造り上げていく。自分のやりたいことは自分だけでやっていく。そういう認識をしっかり持ち、自分の体と自分の場を常に自分のエネルギーで清め、自分だけのものにし、そして自分が満足する場を造り上げるように、エネルギー的な調整でどんどん修復していってください。


−閉経を迎えるに当たって

あなた(Oさん)にとって女性とは何であったのか、女として生きてきたことがどういう意味をもたらしたのか。いろんな思いがこれから強く出てくるものと思われます。閉経のころには多くの人が女性性を失うことの不安や恐れと同時に長い間関わり合っていたものからの解放感などいろんな思いが沸き起こってきます。でも普通の人の場合には、女性であることが否定された感じになったり、今まで自分の持っていた価値観が通用しなくなることに対していろんな思いが沸き起こってきます。

あなたの場合には女性としてのつまらなさやむしろ男性の方が有利であった、女性としてあまり楽しくなかったという思いが若干あるために、これから自分の人生が少しずつ解放されたものに変わっていくでしょう。今までの女としての生き方は男性に尽くすものであり、社会から見て良き主婦であり、男性に仕える良い女であること。それがまず頭に上がってきて、それを演じようとする働きがありました。

したがって女であることは自分を良く見てもらう、良い女として見てもらうという働きでもありました。これから自分が新しい体に変わっていくと、その辺の感覚が少しずつ薄れていき、でもなおかつ感情的にはより洗練されたものに移り、自分自身が一皮むけたような感覚に変わっていくでしょう。つまり人生のある目的はこれで終わった、ある自分の使命のようなものは一段落した、次はまったく別の意識で過ごしていく。そういう雰囲気に変わっていきます。

今まで制限されていてうまくできなかったもの、いろんな働きによって自分の行動がうまくできなかったもの、そういったことを考える必要がなくなってきて、もっと自由に行動ができるようになっていきます。そしていろんなやりたいことが次々と沸き起こってきて、すぐにそれを行動に移したくなってくるでしょう。

自分のそういうやる気や意気込み、それは確実に自分を新しい方向へ導いていきます。自分の心の中に、では女性であるとはどういうことが必要なのだろうか。やはり男性が身近におり、接する必要があります。ある程度、女性として援助し、助け合う状況が必要です。でもそれは今までとは何か感覚的に違う。自分はこれまでの女性とは違う雰囲気を感じている。

男性に尽くすとか、男性のためにという意識がまずかなり薄れてくるでしょう。自分のため、自分がもっとすっきりするための行動が増えてくるでしょう。そしてそれとともに自分の精神的な成長が膨らんでいきます。今までは感情的に左右されたり、いろんなエネルギー的なしがらみでとらわれていたことが少しずつ薄くなるために、感情をかなりコントロールして行動することができるようになっていきます。

そういう意味において、これからの生き方はかなり精神的に高い時期に入っていきます。それは精神世界の勉強をするのにはとても良い環境になっていくでしょう。そして改めて若い人たちにアドバイスをするときに、若い人たちが何にとらわれていたのか、どういう考え方をしているのかがだんだん分かってきます。そしてその感情の波に飲み込まれている人には何を言っても通用しないこと、やはり一皮むけて始めて分かること、いろんな状況が理解されてきます。

そういう意味で、いろんな人間と接するうちに、また新たにいろんな学びができるようになってくるでしょう。自分の今後の人生、まだまだいろんな学びがあり、新たな成長があり、そして自分はさらにいろんな発展があります。いろんな機会を有効に活用して自分をさらに高い意識に近づけていけるように学びを続けていってください。


−左利きを直されたことについて

Nさんの利き腕のエネルギーを読みます。利き腕は初め左利きという話がありました。本来は必ずしも利き腕というものが決まっているわけではなく、その時々の現れによって赤ちゃんがどちらかを使っていきます。それは運命的に決まっていることとか、前世で決まっているわけではありません。その時の使いよさ、筋肉の使い方、意識の使い方によって赤ちゃんが自動的にどちらかを利き腕にします。

あなたの場合には肉体的な反応の仕方からたまたま左腕を使うケースが多かったために、そういう肉体的な使い方になっていました。それを右利きに変えられたとしても、必ずしも自分のエネルギーが変わったとか、変えられたという意味にはなりません。別に、右利きであろうと、左利きであろうと、その段階においてはあまり大きな意味はありません。

ただその後、ずっと右利きで生活するのと左利きで生活するのとではその人の意識の持ち方にかなり変化が出てきます。やはり右利きの場合は多くの人と同じ傾向があり、多くの人が自分と同じであり、同じように意識を活性化させ、肉体を使っていきます。左利きで通した場合、多くの人の中で自分は何か違う、自分だけ違うやり方がある、という意識が強くなり、普通の人とは違う言動をとって当たり前という感覚になっていくでしょう。

あなたの場合には今の人生において、右利きの方が非常にやりやすい環境にありました。もし左利きで通してくると、あなたは余計に孤独感に陥ってしまい、やりたいことがあってもうまくいかなかったりすると、いろんなことに理由をつけたりして、必ずしも皆と同じという感覚は味わえなくなってきたかもしれません。そういう意味において、あなたの場合には右利きは右利きなりにうまく人生が流れていると思っておいてください。

しかしこれは左利きが悪いという意味ではありません。左利きの場合でもそれなりに必要な人がたくさんおり、芸術家や独創的な人、個性のある人、人とは違う認識を持つ人、またそういう人生を造る人には左利きはとても良い影響を与えていきます。人それぞれ自分の流れによって強制的に親から変えられる場合もあります。結果的にその人の使っている利き腕がその人の人生に一番良い利き腕になっているということ。それを自分なりに理解しておいてください。


(c)1998 CentralSun
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