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2000/1/24■月曜交流会から

感情のエネルギーの分析とコントロール

@感情についての分析結果は自分にしか当てはまらない

私たちは新たなる波動の世界からやってきています。私たちの観点から皆さん方についての感想を述べさせていただきます。先ほどのそれぞれのお話に際して、私たちもいろんな感情のエネルギーを受け取りました。感情は私たちからみれば、感情のエネルギーで理解することができます。感情のエネルギーはその人の感覚的なもの、その人が確実に感じられるもの。特に心の作用によって感じられるものをいう場合がほとんどです。

したがって心のない人に感情がありうるかどうか。ほとんどの人が心を持っています。心とは何であるのか。心で判断し、心で感ずる。心で分かる。いろんな言葉があります。心は一人ひとりが自分というものを造り出し、肉体の中に宿っている自分をイメージし、その自分を動かす源を心と称しています。したがって心があるから自分を動かすことができ、自分が感ずることができ、表現することもできます。そういう風に心という言葉を使っております。そして心で感ずるもの、心で思うもの、それらについて皆さん方が話しておられました。

感情のエネルギーは心から流れていき、ほかの人の心に影響を与えます。不快感の感情のエネルギーを出せば、周りの人にも何らかの不快感を感じさせます。喜びのエネルギーを出せば、周りの人も喜びを感じていきます。誰か人がひとり来るだけで、その場が急に変わる場合があります。常に喜びの波動を出している人がやってきたときに、それだけで場が急に明るくなり、楽しくなる。逆に、誰かひとり来ただけで場が緊張し、冷たくなってしまう。別に言葉が場あるわけでも、何か行動が為されたわけでもありません。一人の人間が来るだけで場が変わってしまうのです。

これはその人から出ているエネルギーによって場が影響を受けていることを意味します。これらのエネルギーはお互いに影響し合い、お互いの心に影響を与えていきます。そして自分が何か急に重苦しくなったり、明るくなったり、いろんな作用を造り出していきます。

感情というものを論ずる場合に、どういうレベルでその感情を扱い、感情の何を議論するかによって話の展開がかなり変わってしまいます。感情そのものを学ぼうとしても、今の皆さん方の理解のレベルでは結論が出ることはまずありません。まだほとんど感情自体の働きが理解されておらず、まだ皆さん方も感情のエネルギーをしっかりとみたり、処理することができません。

そういう状態において、感情について話し合ったり、分析しても、一人ひとりのいう論点がまったく噛み合わず、何も話が展開しない状態になります。したがってあくまでも、自分の感情について話すことしかできません。自分は自分の感情をどう認識し、どう使っているか。ほかの人の感情のエネルギーを自分が感じたときに、自分はどう行動するか。自分のことしかいうことができません。

したがって今の皆さん方の理解のレベルにおいては、あくまでも自分の感情の使い方、自分の感情そのものについて話すことしかできないというのが実情といえます。でも皆で感情につて話し合い、何らかのコントロールの仕方や使い方を理解したい、という発展性のあるテーマの場合には、お互いに話し合い、それなりのやり方を見つけるのは構いません。でも、その場合にはたまたまそこにいる人たちの感情の使い方によって理解された感情であり、それが人間すべての持っている感情を特定するわけではなく、定義づけるわけでもありません。あくまでもその場にいる人の中での感情の動きという限定でしかできないという状態です。

この感情の働きは個人差が大きく、感情豊かに育てられた人、厳しく育てられた人、抑えることを真っ先に教えられた人、いろんな人がおります。人それぞれによって感情の使い方が異なり、コントロールの仕方も異なってきます。したがって基本的には、自分のことしか言うことはできません。皆で話し合い、何らかの方向性を見つけようとしても、基本的には自分の場合にしか当てはまりません。これから感情について話し合うときには、それを前提にしていろいろ話し合うようにしてみてください。


A感情のエネルギー自体は否定的ではない

地球のエネルギーについて少し、お話します。地球は地球自身の経験のためにエネルギーを持っており、そして人間が体験すべきエネルギー、ほかの生命が体験すべきエネルギー、いろんなエネルギーの種類に応じてそれぞれ現象化されております。地球と人間との接点において、人間でしか行なうことのできないエネルギーがつくられ、人間はそのエネルギーを使ってこの地球で経験を進めております。

この地球には人間にまだ理解されていない領域が無数にあり、まだまだ地球の全貌を理解するには遠く及ばない状態にあります。皆さん方が地球を何とか癒し、地球に早く輝いてもらいたい、という思いで癒しを行なう場合、それはそれでムダにはなりません。しかし地球のエネルギーはきわめて膨大であり、人間の力だけですべてをまかなえるわけではありません。ただいずれ人間はすべての領域に踏み入れることができる権利を持っております。

いずれ人間がもっともっと成長し、波動を高め、地球内のいろんな領域に入ることができるようになると、それぞれの領域において人間にしかできない役割が与えられていきます。したがって今、人間のレベルで一生懸命、できる範囲内で癒しを行なったとしても、地球の持っているエネルギー全体の量から見れば、ホンのわずか、癒されたに過ぎません。でもそれでも今までの人間の意識レベルからすれば、とうてい、為し得ないことを為したことになります。

これまでの人間は地球を汚すだけであり、地球を破壊するだけであり、地球を綺麗にしたり地球を治すとかいう活動はほとんど行なわれておりませんでした。したがってホンのわずかでも地球人から光や癒しが送られてくると、これまでの人間とはまったく違うエネルギーがそこに感じられるのです。そして地球はそこに光を見い出し、喜びを見い出し、希望も見い出していくでしょう。

今の皆さん方の時空において、地球を癒し、地球に光を与えるということは、それはそれで必要なことであり、これは是非とも行なっていただきたいワークとなります。しかしそれだけですべてが解決するわけではなく、それでさらに別の領域に進出し、そこにも光を入れる。さらに別の高い波動に移動し、そこでも光を当てる。そういった作業が無数に必要となってきます。

今まで地球人が地球を次から次と汚してきた状態が今、そのまま地球に残されております。したがってこれを改善できるのは地球人だけであり、地球人が自ら実行せねばなりません。したがってこれからそういう能力のあるもの、それが行なえるものはなるべくそれを実践し、地球が少しでも本来の波動に変わっていくように、協力をしていただきたいと思います。


私たちは皆さん方のエネルギーの状態を見て、お話をしていきます。私たちは皆さん方の話を聞いてとても楽しく、また考えさせられることもたくさんありました。まず、ここでいろいろ話をするときに、一人ひとりの思いのエネルギーがそのままこの場所から宇宙全域に放出されていきます。一人ひとりの持っている感情や思考のエネルギーがそのまま宇宙全体に広がっていくのです。したがって何らかの不快感、何らかの思いを感じたときには、その波動が宇宙全体に広がるために、宇宙全体が不快感に襲われる場合があります。

皆さん方が何か話をしようとするときに、そこにどういうエネルギーが入っていたか。その時の自分のエネルギー一つひとつを自分なりに分析し、それを自分で見つけることができたときに、それが宇宙全体に広がっているのを自分で想像してみてください。何とかして自分のペースで進めようとしたもの、何とかして自分の思いを伝えようとしたもの、正当性を主張しようとしたもの。その時に出されるエネルギーが宇宙全体に広がっていき、宇宙のあちこちの惑星で自分を主張しようとして争いが始まったり、自分の意見を押し通そうとして突き進んだところもあります。皆さん方の一瞬一瞬のエネルギーがそのまま宇宙に影響を与えていきます。

感情をコントロールする。言葉としてはとても優しく、分かりやすいかもしれません。でも普通はコントロールできないのが皆さん方の感情です。感情はまだ皆さん方のレベルではコントロールできません。コントロールする以前に感情が動いてしまいます。では感情が出てしまったとき、自分はどうやってこういう事態を改善していくか。感情のエネルギーは否定的なものではありません。感情のエネルギー自体には善悪はありません。ただそれをどう利用するか、利用しようとする思いや動機、行動にかなり依存しているのです。

自分の思いを何とかして相手に認めてもらいたい、分かってもらいたい、何とかして自分の正しさを認めて欲しい。こういうときの感情のエネルギーのほとんどは、何か自分が責められているようで寂しく、つらいから、自分がそういう事態にならないために自分が早く分かってもらえて、自分が決して劣っていないということを評価してもらいたい、といったような感情が心の中につくられていきます。

こういう感情のエネルギーを使う場合に、今までの人間関係においていつも自分が認めてもらえず、評価されず、いじけていた自分がいて、それを解放させるために感情のエネルギーを使って自己主張する。これはある意味ではよくあることであり、感情の使い方として必ずしも不適切とはいえません。自分を表現したり、自分を主張する。そういう場合において、感情を使い、自分が堂々と意見を言うこと自体は問題ありません。しかしそれをさらに強く出して、相手をねじ伏せないと気が済まない、相手に早く納得してもらわないと落ち着かない。そういう状態の感情に入ったときには、これはもう本来の感情以上の使い方になっており、これは宇宙において良い影響を与えます。

つまり、感情のエネルギーは自分のために使うべきであり、相手をコントロールしたり、相手に影響を与えることを望んではいけないのです。あくまでも自分は自分のために使う。これが原則です。これから感情が湧き起こったとき、それ自体は良くも悪くもなく、それをどう使うか。やはり自分はちゃんと表現しないといけない。自分はちゃんとやらないといけない。そういう風に感じて、行動する場合には良いでしょう。しかしあいつは気にくわないから、何とかして見返してやりたい。あいつの欠点を暴露してあげたい。そういう風に使われる場合には、それは正しい感情ではなくなってしまいます。あくまでも自分の範囲内において、自分の理解の程度の中において感情を使い、それによってお互いが認め合い、よい人間関係がつくられていく。それを具現化できるのを私たちは望んでおります。

先ほどの皆さん方のいろんなやりとりの中で、放出されたエネルギーで、宇宙の中でもいろんなところで混乱が起こったりしておりました。少しずつ少しずつ、今、それが収まりつつあり、今の皆さん方の反省の心によって収まってきております。少し、ここで時間をとって皆さん方で自分の心をもう一度振り返り、自分が出した感情を自分で分析し、そして宇宙全体に平和や喜びが満ち溢れるような新たなる喜びの感情を出していただきたいと思います。しばらく自分たちで工夫をしてみてください。

宇宙にはいろんな生命があり、感情に敏感に反応する生命がいれば、感情にほとんど影響されない生命もあります。人間の出すエネルギーはとても強く、それを感ずる人間にはとても大きな影響を与えていきます。特に皆さん方のエネルギーは日増しに強くなっており、ホンのわずかな感情のエネルギーが宇宙のいろんなところに影響を与えていきます。これからはそういったことも頭に入れながら、いろんな勉強を進めるようにしてみてください。


それでは私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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