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2000/5/22■月例セミナーB[月曜]から

過去の文明のエネルギーと自分

@文明のエネルギーで自分を探る

私たちはこの地球に長い間、関与してきた宇宙の仲間たちです。この地球に初めてきたときには、文明というものがそんなに育っておらず、人類は初歩的な協同形態で生活していました。いろんなところで協同形態の人類が生存し、それぞれがやるべきことを行なっておりました。それぞれの協同形態ごとに意味があり、目的がありました。その協同形態の中でもアジアの人々は集団をうまく使い、統制のとれた生活にうまく慣れていました。ほかの協同形態の人々は個性が強く、より素晴らしい進化が行えるような仕組みで生活されておりました。

アジアの人々は地球という場をうまく活用し、それに馴染むような生活形態を考えておりました。知性が発達し、人間関係が複雑になり、文明のようなものが出来上がるに従い、その協同形態のエネルギーが変わり始め、文明によって相手を差別する、区別するという考えが出来上がってきました。それまではエネルギー的な違いがあっても、非難することはせず、単なる違いとして理解されておりました。文明が出来上がった頃、自分たちの考え方がその中に反映され、価値観が入ってくると、文明の違いが価値観の違いになり、人間同志の争いが強くなっていきました。

人間の進化は文明というものに従って進化するようにつくられていきました。それ以降、文明が起こると同時に、人間の能力を活性化させたり、可能性を引き出すというやり方が行なわれてきました。人間がこのまま進化を重ね、文明を発展させることによって地球を発展させようと考えている場合は、ほかの民族や地球自身になかなか意識が向かわず、分離されたエネルギーばかりがつくられていきます。文明は皆さんに喜びを与え、心を潤せたかもしれません。でも同時に、争うこと、競うことも成長させ、文明は常に競争意識と一緒になって発展していきました。

これからの地球の流れにおいて、文明というものをどのように扱い、認識していくか。これが大きなテーマになっております。文明を発達させるということ、これに意識をずっと向けていると、一人ひとりの生き方がうまく進まず、生きていること事態に疑問を持つ人も出てきます。では文明がまったくない状態が良いのか。これはこれで進化という点から見た場合に、難しい条件になります。今の段階において、文明という一つの器を使いながら、皆さんを成長させるのはやむを得ない形態といえるかもしれません。

一人ひとりの波動の中には何らかの文明を体験し、それを宿しているものがおります。Hiromiさんの場合は、人間という考え方、一人という考え方をテーマにした時期に生まれたことがあり、人間を考える、一人ということを考える意識を身に着けております。あなた自身の本来の波動は人と交わるときの繋がり、関係、やりとりという状況を通じてそれぞれのいちばん素晴らしいものを引き出せるような波動を自然に出せる特徴を持っておりました。宇宙レベルにおいて、あなたが存在すると、それぞれの一番相応しい部分に刺激を与え、それが発揮できるような波動が出されていきます。それを体験しようとしてあなたは先ほどの文明の中で学びをし、一人でいる場合、あなたがいる場合、ほかの人との関係、といったものを理解して自分の波動をコントロールする能力を身に着けようとしておりました。今の時点において、そのエネルギーはかなりの部分がまだ隠されており、表には出てきていません。あなたが少しずつ意識を向け、自分の存在感が分かるようになると、その能力が使われ出し、ほかの人との関係において常に一番良い状態を模索し、そのエネルギーがつくられるように意識が向いていきます。

Sumikaさんの場合は、哲学的な考えが中心であった文明で生きたことがあり、哲学的な思考、論理の展開などを学んだことがあります。あなたの宇宙からの波動は自分の持っているものを分け与える、手にしたものを共有するという波動からやってきています。哲学の時代に生まれることにより、言葉を通してほかの人に伝えていく、広げていくという波動を身に着けようとしました。哲学的な思考をうまく使いながら、相手にエネルギーを流していく。そういうやり方を学んでおりました。この波動はあなたに常に新しい気づきを与えてくれます。分からないとき、混乱しているとき、自分でいろんな観点から考え、相応しいことを見つけることができるようになっております。自分にとって正しいもの、価値観によってその時々にいろんな現象が変わっていきます。あなたの真理、正しさがどこからくるものか、それを見つけるのがこれからのテーマになるでしょう。

Tukikoさんは和を求める時代に生まれたことがあり、調和、バランスということを学ぼうとしておりました。あなたの波動は自分の仲間、自分と関係しているいろんな仲間と大いなる意思のモトにおいて理想を実現させるという強い波動があります。やるべきこと、為すべきことが仲間との間で自然に理解され、それに向かって力強く進んでいきます。成長ということが何なのか、学ぶということが何なのか、それがとても大切な意味を持ってきます。自分なりに理解できるもの、理解できないものを見極め、方向性を間違えずに進んでいってください。

Masahiroは文明という状況での体験をあまり受けておらず、むしろそういうものに影響されない生き方を選んできました。宇宙における波動は本来の光をいかに見つけそこに辿り着くか、真に求めているものを手に入れていく、という波動から来ています。それを手にするために、あなたは文明を使わないやり方を選択しました。人間の心に内在するもの、内面的なものに目を向け、文明は必ずしもその現れではないということに理解を示し、本来の人間の流れを学んでいました。文明を体験することにより、自分のエネルギーがどう変化していくか、どのように意識が変わっていくか、それを学んでみてください。

Yukikoさんは優しさをいつも求める状況で学びを重ね、文明の中の優しさをいつも感じておりました。文明から思いやりや優しさを受け取り、あなたはその文明に活力を入れていきました。あなたにとっての成長は、自分の正直な面を素直に出すこと、という本質的なものを出すことに関係しております。

Taeさんの文明のエネルギーは導き、知らせる、集めるというエネルギーを学んでおりました。宇宙においてはあなたがきっかけになってなにかが変わる、スィッチのような役割をする、という波動が身についております。文明の中においては、あなたは常に客観的に物事見ながら、いつのまにか自分のペースで周りを変えていく、という経験を進めてきました。あなたはその能力を使うことにより、これから必要なときに現れ、必要なエネルギーを変えていくという状況になっていくでしょう。

Keikoさんの文明は、大きく進化し、成長する、常に大きく強くという意識がありました。宇宙からの波動はあなたが神の意思を表せるようなところ、表すところで発動するようになっておりました。神が必要と思うところ、必要と感ずるところに集められ、そして自分の体を使うという状況が何度もありました。しかし自分を見失うことも何度もあり、自分のコントロールが鍵になっていました。巻き込まれず、自分のペースで進める。それを身につけていってください。

kazunariの場合は、自分の感ずるもの、思いをなんらかの形で表現する、表すということに意識が向いていた文明を経験しております。自分の考え、思いをどう使ってその場を変えていくか。宇宙が求める波動をあなたがいつの間にか感知し、それを実行していく。これがあなたに養われてきた能力です。自分自身の奥にある考え方、理解の仕方を大切にし、それが三次元でうまく使えるように工夫をしていってください。


さて、皆は文明の時代のエネルギーを引きずりながら、個性を伸ばし、宇宙の波動を三次元的に表現しようとしております。宇宙の波動は普段は皆さんには顔を見せておりません。それが分かる人も少ないでしょう。それが分かるようにきっかけを作ろうとして文明というものがあります。そこで身についたもの、考え方、表現の仕方、それを文明の時代に身につけたのです。文明の時代に身につけたそのやり方を使うと、自分の波動を理解することができるのです。自分の波動を理解するために、文明で身につけてきたやり方を思い出し、そしてそれをうまく使いこなすことによって三次元の生活がやりやすくなっていきます。宇宙の自分の波動を思い出し、それを具現化していく。そのためにも文明のころに身につけたやり方、考え方を思い出せるようにしてみてください。


A挨拶

私たちは別の話をいたします。宇宙からの波動ということで、それぞれの話が為されました。皆さんはそれぞれ自分に見合った波動を身につけております。そしてそれは自分にしか分かりません。自分で見つけ、自分で使いこなすのです。それを見つけるのに時間がかかり、なかなか分からない人もいるでしょう。でもそれを焦ったり、不快に思う必要はありません。それぞれ時期があり、時期がきていないときにはいくら考えても分かることはありません。一人ひとりが身に着けているすばらしい能力を早く思い出して、自分のものとして使えるようにしていってください。


最後に私たちのエネルギーを皆さんに流し、それぞれが持っている宇宙の波動を感じていただきたいと思います。それぞれ自分の宇宙からの波動を感じてみてください。

それでは少し、休憩をとります。ありがとうございました。


Bクリスタルワーク

(東京上空のクリスタルを使ったワーク)

Hiromiさんは心の中の小さな光の種をクリスタルの中に一度、持っていきます。小さな光の種がクリスタルの中で光を受け取ってどんどん成長していきます。光の種がどんどん大きくなっていきます。その光の種をもう一度、ハートに戻して、今度は自分のハートから周りの人々に流していってください。Sumikaさんはクリスタルの中にあるダイアモンドの冠を引っ張ってきて、自分の頭に被せます。ダイアモンドの冠とクリスタルがエネルギーでつながり、クリスタルから自由に必要な情報を受け取ることができるようになっていきます。自分で感じて、エネルギーを受け取ってみてください。Tukikoさんは体の中に埋め込まれている秘密の仕組み、通路とか穴のようなものが体の中にあります。クリスタルからの光でその通路とか穴のようなものを磨いていきます。そしてその通路が確実に無効まで届き、エネルギーが出入りできるようにチェックしていってください。

Masahiroさんはクリスタルの中に緑色の波動を引っ張ってきて、自分の身体の神経の部分にその光を全部、流してください。自分の身体の神経網のところにクリスタルからの緑の波動すべてを流してください。YukikoさんはMasahiroさんの神経に流れている緑の光のその中心のところにYukikoさんのハートのピンクの光を送り込みます。Taeさんは宇宙に存在している紫色の光を引っ張ってきて、Yukikoさんのハートのピンクの中に入れていきます。Keikoさんは推奨の中に自分自身が入り込み、ここにいる一人ひとりに見合った光線を入れていきます。Kazunariさんはクリスタルの形をきれいに整え、このクリスタルが均整のとれた、バランスのとれた状態を維持できるようにセットしておきます。

宇宙から美しい光が流れてきて、クリスタルの中に入り込み、一人ひとりの能力に応じて適当な光と波動を放出し、地球全体に広がって波動を送り届けていきます。皆、自分の能力を最大限に活用して、光を地球全体に送り込んでください。


C信ずることの大切さ

皆さん方の今の意識レベルでは、見えないものを信ずるのはとても難しく、物理的に証明できないものを無視してしまう傾向があります。しかし今、皆さん方が感じているエネルギーは真実であり、疑うことはできません。一人ひとりにすばらしい光が宿っており、クリスタルと一体となって輝いております。地球に光を届け、ほかの生命にも光を届けています。見えないものを信ずる、それは難しいかもしれません。でも体で感じているものは信じてください。皆さん方を目覚めさせ、活性化させるのはこのエネルギーです。それによって自分が何物であり、何をしたらよいのかを思い出すことができます。

自分は争うために地球に来たわけではないということ。他人を非難するために地球に来たわけではないということ。今、ハートで感じているこの優しさ、思いやりをほかの人にもながすことを目的として降りてきたということ。それにだんだん目覚めてきます。自分がそれを信じていても、ほかの人から無視される。馬鹿にされる。でもそれをつらいと思うのは、単なる思い込みです。どうしてつらいのでしょう。この優しさを感じているあなた方が、優しさを感じていない人から言われたからといって、なぜあなた方がつらいのでしょう。

このハートで何も感じず、ただ他人を非難している方がとても可哀想です。その人がいつ、目覚めることができるのでしょう。少なくとも、自分はもう分かっているのです。非難されたからといって、自分が落ち込んだり、感情が乱れることは必要ないのです。まだ分かっていない人に少しでも愛と光を送り届け、その人がそのエネルギーを感ずることができるように、言葉や物質だけではない世界があるということを分かってもらえるように愛を送り届けていくことです。自分がハートで愛を感じ、実感できると、ほかの人にもそれが自然に伝わるように仕組みが作られていきます。ほかの人が受け取ってくれないからといって、その人を責める必要はありません。

ただ、まだそんなに感受性が高まっていないだけであり、愛は流れているのです。単にまだ感じられないだけです。愛を受け取ってくれないのではなく、愛を無視したわけでもなく、ただ単に感ずる能力がまだ未熟なだけです。皆さんの愛は確実に相手に入っています。決して相手を責めたり、自分を責めたりしないでください。その人のためと思ってやったものは必ず愛が入っていきます。それを確認しようとする必要はありません。自分はそれを信じているだけで、自分の心に温かみや優しさがあるだけで十分ではありませんか。ほかの人にそれを求める必要はありません。自分の心を愛を信じ、自分の持っている愛を信じ、ただそれを信じて生きていってください。

皆さんが愛を信じているとき、神やすべての存在は皆さんと共にあります。宇宙は喜びを感じ、人類に絶えない愛を流していくでしょう。自分のハートを信じ、愛を信じて人々に与えていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2000 CentralSun
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