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2001/4/2■月曜交流会から

本来の仲間意識は思いやりからきた

@日本の伝統的なエネルギーとは何か

私たちは、今この場所において皆さん方とつながりを作り、皆さん方との交流を深めていこうとして、いろんなエネルギー的な仕組みを創っております。私たちはこれまで皆さん方とはあまりつながっておりませんでした。でもこれからの世界のために、地球人類の成長のために、私たちは皆さん方にまずつながり、そして奉仕の活動をしていきたいと考えております。私たちは今まで皆さん方とはつながることはできませんでした。皆さん方の意識の中に私たちに関する情報がなく、私たちとの接点がありませんでした。今、私は少しずつ皆さん方の意識の中に入りつつ、皆さん方との接点を創ろうとしております。

日本人の一部の人には、私とつながっている人々がおります。その一部の人からは、妙見菩薩とか北辰の神として知られております。しかし本当に一部の人だけであり、多くの日本人とはつながっておりません。これからの日本の発展のためと、世界の維持のために、今、どうしても皆さん方と深い関係を作る必要があります。私は必ずしも日本の神として存在しているわけではありません。ただ東洋においてこの名前が使われていることがあるために、今の波動で現れるときはほとんどが東洋の世界になります。しかしほかの世界にもほかのいろんな波動で現れ、活動しているために、必ずしも日本や東洋だけで活動しているわけではありません。しかし西洋の波動における現れは、必ずしも皆さん方が納得できる名前ではないために、ここで西洋での現象化の名前は控えておきたいと思います。

日本において、特に私たちがやろうとしていることは、今までの日本の伝統と流れを見たときに、このエネルギーの波動がとても荒くなってきて、ほとんど伝統という本質的な波動が失われてきております。日本における伝統という波動そのものが場合によっては否定され、無視され、拒絶されるような波動にもなっております。日本における伝統のエネルギーは日本人が日本人としてしっかり身につけたエネルギーであり、それは失うものではなく、日本人の手によってはじめて後世に伝えることができ、そしてまたそのエネルギーをほかの多くの人々に伝える役割があります。

日本の伝統として古代から受け継がれてきたもの... 日本人は仲間という意識をとても大切にしております。自分と何らかの共通的な波動がある人がいたとき、仲間意識を作り上げます。この仲間意識をとても大切にするために、日本の人々はほかの人に対してどういう仲間意識で接することができ、仲良くできるのか、それを調べようとします。そして仲間意識としての共通点が多い人ほど、自分にとって良い友達になり、仲の良い友達となって人間活動を続けることになります。

仲間意識の共通的なものがない人に対しては仲間としての意識が存在しないために、その人に対して無視したり、否定するエネルギーを作り出してしまいます。仲間であるという意識が日本人にとってとても大きな力を与え、仲間意識を持つ人に対しては倫理観や善悪でさえも変わっていきます。いろんな判断の根拠でさえも、仲間意識の中では変化していきます。

皆さん方が自分の成長のために学びを続けております。ここにきて今までいろんな勉強をしてきました。宇宙人について、ほかの次元世界について、スピリットについて、人間について、いろんな学びをしてきました。そしてそれぞれが自分の意識の成長に役立ち、今までの自分の意識とは違う意識が目覚め、少しでも多くの人々に共感できるように、奉仕できるように変化してきました。それで皆さん方がどれだけ心が軽やかになり、豊かになり、現実も素晴らしいものに変わってきたか。

意識はどんどん成長し、いろんなことが分かり、納得できるようになったにもかかわらず、具体的な現実を見てみると、それほど豊かにはなっておらず、人間関係も改善されず、仕事は増えるばかり。おそらくそういう人もいるでしょう。意識的な成長と、三次元における現実の現れが一致していません。これはまず皆さん方自身の大きな勘違いが影響しております。意識が成長し、光が強くなり、脳もどんどん活性化させれば、現実が良くなる。こう思って学んでいる人がたくさんいるからです。意識が成長し、いろんな現実の仕組みの意味が分かり、それこそ愛や慈しみの波動が強くなったとしても、現実が豊かになるということとはまったく別問題です。

確かに現実は変わるでしょう。成長する前と成長したあとでは、人間関係や仕事においていろんな変化がやってくるでしょう。しかしそれが豊かになるという方向性や、周りに良い友達ばかりが集まってくるという現実とは結びつきません。そういう現実とは何の関係もないのです。でも多くの人がなぜかこういう学びをし、エネルギー的なものに詳しくなると現実が豊かになる、やってくる人も皆自分の言うことを聞き、うまくいく。そう思っている人がいるのです。少なくとも私たちのメッセージでは、そういうことを言った覚えは一つもありません。宇宙の勉強をし、意識が成長すれば、現実も自分のものになる。そんなことは一言も言った覚えはありません。

現実が良くなる。うまくいく。これはあくまでも人間が勝手に判断していることであり、私たちには分からないのです。どういう現象が良くて、どういう現象が悪いのか。私たちには判断できません。皆さん方が判断することです。一人ひとりが自分の現実に対して判断しているに過ぎません。現実が良いとか、うまくいくとか、現実が良くないとかいう基準がどこにあるのか。自分にとっては思うように進み、現実が良くなっている。神に感謝する。願いが何でも叶う。確かにそう思っている人もいるでしょう。そう思う時期があることも確かです。人によってはそういう現実を長い間、体験している人もいるでしょう。でもそれはその人がそう解釈し、判断しているだけであり、私たちが良い現実というのを与えたわけではありません。またほかの人に対して悪い現実というのを与えたわけでもありません。皆さん方がそう判断しているだけです。

では、自分の望みや願望がたくさんあり、それがそのとおりに何でもうまくいく人と、何一つうまくいかない人がいる場合、それはどう判断されるのか。当然、うまくいっている人は自分の現実の流れは思い通りであり、神様は本当に自分のためにすべて言う通りにやってくれている。そう思っているでしょう。うまくいかない人は、自分はまだエネルギーが弱いのか、もっと強くエネルギーを使わなきゃいけないのか。それとも神様が味方してくれていないから、うまくいかないのか。もっと瞑想しなくちゃ。もっと良い水、良いものを食べなくちゃ。そう思って、またいろんなことを始めるかもしれません。

自分の思い通りにいろんなことが仮に進んだとする場合、その人の望んでいることが十分に元々その流れにあるものを察し、その流れを自分の願望としてとらえ、その通りに進んでいった場合には、思い通りに進んだように感ずるでしょう。それが仮に自分勝手な思いや、自分に都合のよい思いだったとしても、たまたまそういう流れを経験するようになっていた場合、それはそういう風に流れていきます。これはある意味において、皆さん方がそういう風に作り出しております。リチュアルを一生懸命、勉強し、自分の思い通りに現実が進むように天使やマスターに協力してくれるように祈った。もう自分はこれだけ一生懸命やり、自分は天使やマスターを信じ、そして一生懸命やっているから、確実に現実は思い通りに進むはずだ。

本当にこれを信じて、その流れにある人の場合には、特にこういったことが良く行なわれます。自分の流れが直観的に分かるように、インスピレーションが与えられる場合があるのです。自分はそれをインスピレーションと思わず、願いと思い、願望と思います。結果的に自分の願望通りに現実が進んだ。やっぱり天使やマスターは言う通りにやってくれた。このリチュアルは効果があるんだ。皆に教えてあげよう。そう思ってどんどん進んでいきます。では思い通りに進まない場合、その人の学びの中で本当に自分のエゴや執着、エネルギー的な浄化を求める場合があります。

一般にその人のエゴは人間関係によって表されてきます。相手をコントロールしようとする。言う通りにさせようとする。その人のそのエゴをいかに自分で気づき、少しでも手放すことができるかどうか。一般にハイヤーセルフはそれを考え、その人の執着を手放すように現実をつくっていきます。自分の思い通りに進む。これは一般にその人のエゴが周りに影響し、周りがその人のエゴで動かされていく。そういう風に分析されます。しかし自分のハイヤーセルフがそれを望んでおらず、あくまでも自分のエゴの気づきや目覚めのために現実を作ろうとしている人の場合には、その人の思っている現実が現れることはありません。むしろエゴ的なエネルギーが入っている現実はいっさい起こらないように、逆にそれは跳ね返ってくるように、つまり同じエゴを持っている人間を集めてきて、相手からコントロールされたり、相手の言うなりになるような現実を作っていきます。

それによって自分は、あの人はイヤな人だ、偉そうに、むかつく、という感情を作り出していき、相手の人間に対し不快感をあらわにしていきます。しかしこれはあくまでも自分の心の中にあるエゴが表面化しただけのことであり、それに気づかせようとして現実が起こっているに過ぎません。しかし時々、その種のエゴのエネルギーでも現実化し、周りをコントロールし、自分の思い通りに進む場合があります。これは相手のエネルギーがそれを許している場合、相手の魂が許可している場合に起こります。お互いにコントロールし合ったり、コントロールされることによって自分のエゴについて目を向け、理解し、手放すことができるように望んでいるからです。

他人からコントロールされて、多くの人は不快感を表していきます。なぜ不快感が沸いてくるのか。自分をコントロールしようとしている。自分の自由を奪おうとしている。自分の意志を無視している。自分の自由意志が無視されたり、否定された場合、魂は苦しみます。そして皆さん方自身、不快感を表していきます。でもそれも魂の許可によって現実化され、少しでも自分に気づき、目覚めるように仕組まれているのです。したがって、自分が誰かほかの人からコントロールされたり、言うなりになっている場合、自分以上に魂も苦しみ、犠牲になっている。でもそれを許し、皆さん方が少しでも自分のエゴに目を向け手放すことができるようにと願って、魂は許しているのです。

毎日の人間関係でいろんなことが起こるでしょう。言う通りにやってくれない。本来、やるべき通りにやってくれない。いつも自分の考えだけで進めていく。いろんな人間がいるでしょう。でも自分がほかの人と接する場合には、あくまでも自分のエネルギーとその人のエネルギー、そこにある場のエネルギーで作られていきます。つまり自分のエネルギーもそこに影響しており、一方的にその人のエネルギーだけで現実化しているわけではありません。自分のエネルギーがどこに関与し、何を引き起こしているのか、しっかりと自分を見つめる必要があります。

日本人にはほかの人間に対する思いがとても強く、仲間に対してはとても良い波動を出し、自分と合わない人、ましてや無視されたり、否定する人に対しては極端に不快感をあらわに出す傾向があります。嫌われる、無視される、これは仲間意識の反対のエネルギーになります。仲間意識を持っている以上、この無視されるとか、否定されるというエネルギーは存在し続けます。もし自分が無視されたり、否定されたりするエネルギーを手放したければ、仲間意識も手放す必要があります。どの人間であろうと、どういうタイプの波動であろうとも、仲間とか、敵とか関係なしに、同じように接する。これが一つの生き方になります。

皆さんがどういう生き方を望むのかは皆さん方に任されております。やはり仲間意識を大切にし、仲良く、楽しくやっていきたい。その道を選ぶ人はそれはそれでよいでしょう。でも当然、仲間ではないという意識が出来上がるために、自分を無視する人、自分を拒否する人が自動的に存在するということを知っておかねばなりません。特に仲間や敵ということにこだわらなくて良い、皆同じように接したい。これはこれでとても良いでしょう。でも同時に親友という人間はいなくなります。自分だけにとても良く心を開いてくれる。自分については良く分かってくれる。そういう人もいなくなるのです。どの人間もすべて親友であり、どの人間もすべて同じ友達として存在するからです。親友という名前自体が親友と親友でないものとの区別を作っているからです。

一人ひとりの人間関係はそういう意識のお互いの相乗効果によって作られており、それによって一人ひとりの人間関係の間に、どこまでが仲間であり、どこまでが友達であり、どこまではイヤな奴、という分類が出来上がっていきます。一人ひとりに対してそういう基準が存在しているために、皆さん方は会う人ごとに態度を変えねばなりません。仲の良い人に対しては愛想よく、ハートも大きく広く開け、自分の言いたいことがすべて言える。あまり仲の良くない人に対しては、当たり障りのない表現で本音を隠し、建前の世界だけで行動する。いろんな人が混在していると、話の内容ごとに接し方を変えることになります。これが皆さん方の日常、行なわれているエネルギーの使い方であり、一人ひとりそういう基準があるために、とっても疲れます。

一日、いろんな人と出会って楽しい話をしたり、イヤな話をしたりして、一日が終わってとても疲れて、風呂に入りながらリラックスしている。実際にはこうやって一人ひとり、エネルギー的な違いを作りだし、接し方を変えているために、それで自分のエネルギーが自分のエネルギーとしてひとつに確定されず、その場その場に応じて変えねばならない複雑なエネルギーの状態になっていっているのです。どのような人であろうとも、自分のエネルギーは変わることなく、常に同じ接し方をしている。こういう人は疲れたり、自分を見失ったりすることはありません。常に自分のペースで、かつコントロールもせず、押し付けたりもしない生き方ができているからです。

もし自分が疲れやすい、特に疲れやすい人がいる。そういう人の場合には、自分もどこかに人間を分けたり、区別しているエネルギーがないかどうか。それを調べ、そしてなるべく人によってそういう差が起こらないような接し方を身につけていってください。


A現実をコントロールするとはどういうことか

今、日本の伝統的なエネルギーの一つとして、仲間意識についての話がありました。この仲間意識というものが日本の伝統や今後の皆さん方の働きにどういう影響を与えていくのか。今までは日本人の良い側面として、日本人同士の仲ではうまくいったり、同じ友達、身近な友達の仲ではうまく機能していました。しかしもういろんな世代、いろんな地域の人々、いろんな国々の人々と接するようになってくると、今まで作り上げてきたこの仲間意識はほとんど通用しなくなります。むしろそれが障害となって、正常な人間関係を阻んでいく場合があります。では仲間意識は良くないエネルギーで、日本の伝統は良くなかったのか。

本来、日本の伝統の仲で、仲間意識を作り上げる以前の本質的なエネルギーがありました。それは、常に相手のことを考え、相手が不快感を感じないように、相手が喜びを得るように自分が行動するという波動でした。まずは相手のことを考え、相手が楽しく、気持ち良くできることをいつも考えていたのです。時代が進むにつれ、いろんな価値観の人々、いろんな宗教の人々が現れてくると、根本的な価値基準が違ってきて、相手のために、相手が喜びとなるものを考えようとしても、その基準が自分の価値基準とは合わなくなってきました。そのために同じ価値基準の仲で相手の望んでいることを行動するというやり方になり、自分と同じ価値基準を持っている人に対しては、相手が喜びとなるものが分かるために、自分は役割を演ずることができる。自分と価値基準が違う人に対しては、相手が喜びとしているものが何であるのかが分からないために、自分は何もできない。これが出発点になっております。

そしてまた時代が進むにつれ、自分と価値基準が合わない人は、もう自分の奉仕ができない。相手の喜びが分からないために、何をして良いのか分からない。そういう波動に変わっていき、結局はその人に対しては奉仕をしない。喜びを与えないという波動に変化していきました。そしてそれがいつのまにか、価値基準が自分と合わない人に対しては無視をしたり、知らん振り、避けるという状態を作り出していきました。

本来、日本のエネルギーとして備わっていた、相手のことを考え、相手のために行動するという波動、これ自身はとても素晴らしい波動です。そしてそれは皆さん方の中にも流れているのです。同じ仲間に対しては、そのエネルギーが発揮されているのです。ただ仲間でないという意識を作った途端に、仲間でない人にはその奉仕のエネルギーがいっさい流れていきません。したがって相手のために行動するというエネルギーがあるにもかかわらず、仲間という意識によってそれが阻害されているのです。もし仲間意識というものが特になく、全員がはじめから同じ人間であり、仲間であるとか仲間でないとかの区別すらもなく、同じ価値観で分かち合えるものという前提でいた場合には、すべての人に対してその人が喜びとすることをしようと行動していったでしょう。

したがって、今、日本人が古くからの伝統として持ってきている素晴らしいエネルギーとしては、本当に相手の人の喜びとなるものや、楽しいと思うもの、良いと思うものをやってあげようという気持ち、これ自身はとても良いのです。ただこれがいろんなエネルギーによって変化され、仲間だけを良くしてあげたり、あるいは仲間でないものを無視したり、時々自分がそういう良い人間であるということを証明させようとしたり、いろんな現象を作っていったのです。

仲間であるという意識は、この本質的な波動以外にもいろんなところに影響を与えております。そして仲間でない人の成長を止めたり、足を引っ張る現象さえ、作られております。本来の日本の素晴らしいエネルギーを復活させ、よみがえらせ、活性化させるためには、まずこの仲間意識、他人を分離するエネルギーを取り除き、どの人間にでも同じように接するという波動に変えていく必要があるのです。

今、皆さん方の日常、接している人間の中で、仲の良い人、仲の悪い人、いろいろ思い浮かべてみてください。そして仲のよい人に対して接しているときの具体的な行動の一つひとつ、仲の悪い人に対して行動しているときの言葉の使い方、気持ち、言動を良く見つめてください。仲の悪い人に対しての言葉を、もし仲の良い人に対して使ってみたら、どうなるでしょう。逆に仲の良い人に対して使っている言葉遣いを仲の悪い人に対して使ってみたら、どうなるでしょう。自分はどっちが楽しいでしょう。

当然、今、頭でイメージできることは、どんな人にでも仲良く、本音で素晴らしく接していきたい。また、それができる。多くの人がそう思っております。ただ現実にその場になると行動できません。なぜなら、先ほど話したように、現実は自分とほかの人と場のエネルギーで作られているからです。相手が自分に対して、仲が悪い、という意識を持っていたのであれば、やはり仲の悪いエネルギーが現実を創っていくのです。自分だけが一生懸命、頑張っても、現実としては仲の悪いエネルギーが入ってくるのです。ここが皆さん方の学びで、大きな問題となっております。

せっかく自分はいろんなことが分かり、リチュアルも学び、神や天使を味方にしても、現実は変わらない。一向に良くならない。相手が否定的なエネルギーを出してくるために、現実が変わらない。だから相手のエネルギーを変えてしまおう。相手に変わってもらいたい。さぁ、この段階でもう、相手に対してコントロールのエネルギーが出ております。つまり自分の現実をよくしようとして相手を変えようとしているのです。自分の都合が良くなるように、相手を変えようとしたのです。相手を変えようとする気持ちがあるということをまず理解してください。相手に変わって欲しい。相手に変わってもらいたい。こういう思い自体がまず大きな問題となっております。なぜならば、自分の現実を良くするために、相手に変わってもらおうとしているからです。

さぁ、もう自分はいろんなことが分かった。現実のエネルギーの使い方も分かった。自分は相手に対して、許し、認め、相手を悪く思わないようにしよう。でも相手は自分に対して否定的なエネルギーを出している。当然、お互いの間には否定的なエネルギーが行き来している。自分は気持ち悪い。でも自分自身は相手を許し、認め、相手に決して否定的なエネルギーを出さず、愛を持って迎え入れている。さぁ、ここまで成長してきました。これで皆さん方の現実が良くなるでしょうか。

現実が良くなる。現実が良くないという思っている段階で、良くなりません。現実にそういう判断を入れている以上、まだダメなのです。良いとか悪いとかの問題ではなく、ただ現実を受け入れるという心境に達せねばなりません。良いとか悪いとかいう価値観を持っている限り、そのあとでやはり、こうしてもらいたいとか、こうやってもらいたい、これだからダメだとかいういろんな思いが入ってきます。これがお互いに影響し合い、複雑にさせているのです。

さぁ、では、もう自分は分かった。自分は相手に対して、許し、認め、愛し、相手のすべてを受け入れよう。でも相手はまだ自分に対して否定的で、無視して、とてもつらい言動を出してくる。でもこの現実を自分は受け入れる。私はこの現実をそのまま受け入れ、否定はしない。相手を変えようともしない。現実を変えようともしない。これですべてがよいでしょうか。もし心の中に、でもそこに喜びや楽しさが入っていないときは、やはりまだ完全ではありません。そういう現象そのものが自分で喜びを感じ、自分から楽しく、受け入れる波動を出している状態が理想的な現実といえるでしょう。

相手が何かをしたり、何かをしてくれるのではなく、自分はこれでよいんだ、自分は愛を出している。それだけで喜びを感じている。相手がどう反応しようが、現実がどうであろうが、自分は相手に対して許し、認めている段階で、自分は生きている喜びを感ずる。自分の存在している喜びを感じている。あぁ、神様、ありがとう。あぁ、この現実よ、ありがとう。私は今日生きていて、とっても有意義だった。何とよい一日であったのだろう。ここまできたのであるならば、私たちは皆さん方に、「やぁ、やっと一つ分かりましたね。一つですよ。あと、まだ999万9999残っております。一つ分かりました。でも、良かったですね。さぁ、あと残っている999万9999を残りの人生で、また見つけていってください。おめでとうございます」...

さぁ、少し、この現実について、また皆さん方で話し合ってみてください。それでは少し、休憩をとります。ありがとうございました。


B現実とのつながり

それでは簡単な話をして、終わりにしたいと思います。現実については、やはり全員がテーマとなっており、少しでも楽しく、良い人生を歩みたいと思っている人が、自分の思うように進むことを願っております。そしてそのために現実がうまくいくことを達成させるようなワークや、いろんなやり方が皆さん方に与えられております。でもおそらくどのやり方を使っても、どのようなリチュアルを身につけても、すべてが自分の思う通りに進むことはまずあり得ないでしょう。やはり現実が自分にとって、楽しく、良いものであるためには、まず自分の方から先に喜びを出し、自分の方から良いというエネルギーを出すことが必要なのです。

現実から良いというエネルギーや、楽しいというエネルギーをもらうのではなく、自分から先に満足するエネルギー、喜びのエネルギーを出していくのです。自分の心からその喜びや満足したエネルギーを現実の中に入れていく。それによって現実が楽しくなり、よくなっていくのです。自分はただ現実からよいことや楽しいことがやってくるのを待っていても、結果的に現実は良くなることはありません。まず自分の方から先に現実の中に喜びや満足のエネルギーを入れていく。まずそれを理解しておいてください。それでは簡単にアドバイスをして憂い期待と思います。

Tamamiさんの現実の波動を見たとき、あなたの心の中のある部分のエネルギーが特にこの現実に影響しております。そのエネルギーというのは、あなたが自分に対して何らかの思いがあり、この自分に対しての思いが現実との流れの中でうまく自分に、良いように反映されるかどうか。自分の思っていたことが、自分にとって良いことのように、ちゃんと戻ってくるかどうか。それに対してのエネルギー的なつながりの部分があり、そしてこれがその時々によってとても強く現れてきます。本当に自分にとって何か大切な現実が必要であるにもかかわらず、それがまったく現れなかったり、場合によっては是非ともその現実でなければ今後の人生が大きく変わってしまう、現実は当然、こうあるべきだ、というぐらいの強い思いがあっても、現実がそうならない場合があります。これは実際には、あなた自身の波動の中に、現実はあなたの本質的なエネルギーが握っており、あなたは本質とつながることによって現実をうまく乗り切ることができる。現実をコントロールするよりも先に、自分の本質とつながることが先決である。それを教えようとしているのです。したがって自分の関心を現実に向けるよりも、まず自分の内面の本質的なところに向けるようにしていってください。

Mizuhoさんの現実とのつながりで見ると、あなたの現実は実際には私たちから見ると、本当にあなたが望んでいるように現れているように見えます。あなたがこれからの人生の中で必要としているもの、あなたがこれからの流れで当然必要なものがいつも現れております。したがってあなたの現実を見ていると、これからのあなたの流れが良く分かり、これからの流れで必要なもの、大切なものが今、実にタイミング良く現れているように見えております。あなたは自分の現実を体験するとき、それをある一つの観点からしか見ておりません。そしてそこでいろんな価値観を作り上げ、自分を否定的に思ったり、落ち込んだりしております。現実に対する見方をいろんな観点から見る練習をしてみてください。いろんな世界やいろんな人々のエネルギーを読むためには、いろんな角度から見るということも必要です。まずは自分の現実をいろんな角度から見る練習をしてみてください。

Isaoさんの現実とのつながりでは、あなたの心の中の大きなエネルギーが現実にいつも影響を与えております。この大きなエネルギーはある意味ではあなたの信念ともいえます。あなたが長年、築き上げてきた自分のあるべき流れ、あなたが見た、あなたが作り上げた根本的なシステム、原理、仕組みのようなものがあります。そしてそれが本当に現実に影響を与えております。したがってあなたがもし現実を変えるとするのであれば、自分が持っている信念そのものを変える必要があります。自分の信念を変えない限り、現実の流れは変わることはありません。その信念がどういうものであり、合っているかどうか、正しいかどうか、それは私たちには関係ありません。ただあなたが作り上げた信念の通りに現実が進んでいくのです。それで逆に自分は信念を確認することができます。現実を通して、自分の信念がどうなっているのか。それが自分にとって満足できるかどうか。そういう見方で現実と接するようにしてみてください。

Mayumiさんの現実とのつながりでは、あなたの現実はとても面白い造り方をしております。あなたは現実に対して細やかなレベルで、非常に精妙に関与することができます。しかし決定的な力を持っていないために、肝心なところでは場のエネルギーやほかの人のエネルギーで現実が作られていきます。それによってあなた自身は細かいところの一つひとつや、自分が気になるところでは、一見、自分の思うとおりに進んでいるように見えても、全体的な流れではほかの人の流れで進んでしまう場合があります。これをあなたの自分のペースに持ちこむためには、あなたがその細かなところに意識を向けるよりも、もっと全体を見る能力、全体の流れを見る意識を開発させる必要があります。物事を見るとき、細かいことの一つひとつではなく、大局的な見方、全体の流れや方向性、そういった観点から物事を見る力を養っていってください。

Yukikoさんとの現実とのつながりでは、あなたと現実の間にある種のエネルギーが存在し、あなたの現実化のエネルギーがそのままストレートに現実化に関与しているわけではありません。その間に関与しているエネルギーは、場合によっては宇宙の存在であったり、神のような存在であったり、あるいはまったく否定的な存在であったりします。その時々の場の状況によってそれが適宜変化していきます。したがってあなたとしては現実そのものを変えるよりは、その間に介在しているものを見極め、そのエネルギーをコントロールするという練習が必要になります。現実に直接、影響を与えているエネルギーが何であるのか、現実は誰のどういうエネルギーで進んでいるのか。それを見極めるのです。そしてそのエネルギーに何らかの自分のエネルギーをうまく関与させることにより、現実を変えることができます。現実そのものをターゲットにするよりも、そこに影響しているエネルギーをターゲットにする。そういう意識を持ってみてください。

Keitaさんの現実化のエネルギーでは、あなたが長年作り上げてきた自分なりの考えがあり、理念があります。この考えや理念が現実に影響を与えていきます。ただこれがほかの人と違うのは、その自分の考えや理念が必ずしも現実化にストレートに影響する理念ではなく、どちらかというと自分自身のため、自分のエゴ的なもののための理念や考えがあります。そのために現実を変えようとしても、結果的に自分自身の現実、自分のところだけに影響を与えることが多く、その現実に関与しているほかの人々や状況にはあまり依存しない場合があります。それは自分の観念であり、自分の理念であるために、結果的に自分自身と接している現実としか交わりがなく、自分と現実との中だけでしかコントロールすることができないのです。したがって自分がその場にいる人々や状況すべてに影響させるためには、自分自身の観念や理念のようなものをもっとほかの人々の心の中に響くものに変える必要があります。ほかのいろんな人々のハート、人間的なもの、そこに至るまで、自分の理念や信念を広げていく必要があります。それによって自分自身はもっともっと現実とのいろんな意味での人間的な側面やつながりが見えてくるでしょう。そういうところからもう一度、人間関係において、自分とのエネルギー的な接点を見つけていってください。

Minoruさんに関しては、あなたの魂が今、とても変化をしており、現実化のエネルギーもいろいろ変化を続けております。おそらくしばらくはまだこの変化が続くために、現実化の仕方がこうだと簡単に言える状況ではありません。ただ流れを見ていると、おそらくあなたは現実に対してとても馴染みがあり、受け入れやすく、仲の良い友達となるような波動に変わっていく可能性があります。現実が本当に自分の友達のような存在になり、現実とうまく付き合う。現実を通して自分を成長させていく。現実をツールとして自分が成長していく。そういう関係が作られつつあります。もっともっと魂の動きをうまく活性化させ、魂の能力がフルに発揮できるようになると、現実はそういう風に接することができるようになるでしょう。あなた自身と魂との共同作業で現実が本当に良いものになるように、これから学んでいってください。


今日のアドバイスを参考にして、皆さん方の現実が本当に良いものとなり、コントロールするのではなく、本当に自分の一部として自分も現実の仲間として楽しく、皆さん方の人生のためによくなるように進むことを望んでおります。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2001 CentralSun
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