前へ戻る
2001/5/14■月曜交流会から

スピリチュアルなビジネスと奉仕

@奉仕とは

私たちはハイアラーキの仲間としてお話します。皆さん方は先ほどの話で、奉仕についての意見を述べておりました。奉仕という考え、概念や行動の仕方が日本人と西洋の人々との間でかなり違っていることがよく分かります。西洋の人々は一人ひとりが自分の生き方を楽しみ、自分は自分の人生を創り上げながらも、ほかの人のためにも何かを為すという気持ちが強くあります。家族の場合において、あるいは先生や生徒、仕事などの場において、自分がほかの人に対して何を為しうるのか、自分はどういう価値があり、どういう役割を為すのか、常にそれを考えて生きております。自分の存在価値をその行動によって現し、自分を理解していきます。そしてほかの人との間において、自分が為してきたこと、できること、やるべきこと、それらを常に考え、信じ、自分の生き方を決めていきます。

日本においては、ほかの人に何かをして自分を確認するという意識はそんなに芽生えておりません。仕事においては、会社に対して忠誠を誓い、家族においては一家の主が家庭を支えていく。あくまでも何か中心になるものがつくられ、その中心に敬意を表し、守り、全体の絆を作りあげていく。これが日本人の行動のパターンになっております。そこにおける奉仕は、中心に対して自分が忠誠を保ち、全体的な流れの中で自分の役割を全うするという意識になっております。

光の仲間たちから見た場合の奉仕、サービスというのが何を意味しているのか。日本人は一般に、あえて奉仕をしようとか、奉仕をじぶんの人生とする考えは身についておりません。それに対し、欧米人はいかに奉仕を為すか。どういう奉仕のスタイルをとるか、をかなり考えております。

光の学びを始めたとき、そういう奉仕をスピリチュアルなレベルにおいて理解し、行動していく人々をライトワーカーと呼んでおります。スピリチュアルな流れを理解し、まだ光に目覚めていない人々に光を入れ、光を見せ、真理を少しでも身につけることができるような役割を取っていく。ライトワーカーはそういうのを理想とし、癒しや愛について学んできました。そして確かに人を癒す力をたくさん身につけたり、人を愛するエネルギーをたくさん身につけた人がおります。

本当に献身的に自分の身を捧げ、奉仕することに使命を感じ、一生懸命、人々のために自分の人生を捧げた人がおります。とても素晴らしく、魂も光り輝き、多くの人々に感動をもたらしました。

日本人はそういう奉仕を行動に移す人はそれほど目立っておりません。しかし日本人には日本人の奉仕の仕方があり、奉仕がないという意味ではありません。天皇の血筋やエネルギーを保つために必死になって守ってきた人々、日本の伝統を守るためにずっとエネルギーを保持しつづけている人、日本の中にはさまざまなスピリチュアルな特徴があり、そのスピリチュアルな一つひとつの側面を必死になって守りつづけている人々がおります。これは私たちから見て、とても素晴らしい奉仕を行なっております。

その国々における価値観でかなり変わっていきます。しかし私たちの目から見た場合に、そういう国や時代に依存しない本質的な奉仕があります。多くの人が奉仕という言葉を考えるとき、日常生活においての三次元的な行動のレベルで奉仕を考えていきます。そしてどういう行動が奉仕であり、どういう行動が奉仕でないのか。そういう観点で考えていきます。

私たちから見れば、三次元的な言動にはほとんど意味がありません。むしろそのときに自分は愛と光をどう使い、ほかの人の魂やスピリットに愛と光を与えたのか。何気ない言葉で相手が救われ、魂レベルで輝きが増した時、その人は素晴らしい奉仕を行なっております。生命を愛し、花や木を愛し、手入れを丁寧に丁寧に、自然の姿に馴染むように、維持しつづけている人、宇宙の生命に対し、とても素晴らしい奉仕をしております。

一般に日本人はこういうスピリットの世界においてのエネルギー的な作用に影響を与えており、三次元的な行動での奉仕にはなかなか理解が及ばないところがあります。やはり欧米人は三次元的な行動において考え、論理を展開する傾向があるために、何が奉仕で、何が奉仕でないかを一つひとつ分析する傾向があります。

基本的には人間に対して奉仕をする場合、やはり相手が喜びを感じ、愛と光が輝き、生きることへの喜びを感じ、その人の人生に大きな影響を与えた場合、それは立派な奉仕を与えたことになるでしょう。しかし場合によっては本人は何も自覚できず、何も感ずることもできず、むしろ嫌悪感を抱いた場合でも、結果的にそれによってその人が真実を知り、真実の道を歩くことができたとき、それはスピリチュアルなレベルにおいて偉大なる奉仕をしたことになります。

日本人はスピリチュアルなレベルで考える習慣が身についているために、たとえ三次元的に現象が何も変わらなかったとしても、スピリットのレベルでは理解していたり、いつかは奉仕として報われるということを理解する傾向があります。日本人がこういう風に奉仕についていろいろと考えていくと、三次元的な言動で奉仕を考えても、なかなか良い結論は出てきません。しかしスピリットのレベルでより深いレベルで見たときに、その人にどういう愛と光が流れ、人生に大きな影響を与えていたか。それによって奉仕を理解することができます。

私たちが皆さん方に、もっと奉仕をするように、奉仕の人生を歩むように、という表現を取る場合、基本的に人間それぞれ自分にしかできない能力を持っており、自分が生存し、行動することによって自分だけのとても素晴らしいエネルギーを使ったり、影響を与えることができます。それを奉仕と呼んでおります。人によってはただ生きていることだけで奉仕をしている場合があります。しかしその場合でも、決して楽な人生にはなりません。

生きているだけでよい人の場合は、それぞれ適切な場所に、適切な時間に、適切な人間の中にうまく入るという練習をさせられる場合があります。何をするわけでもなく、必要なときに必要な場所にそこにいること。これが大切だからです。したがってその人は必要なときに、必要な場所にいることを学ばされていきます。それを、この人はイヤだからとか、ここはイヤだからとかいって拒否したり、否定すると、奉仕を否定することになります。どのような環境であろうとも、そこにいることに喜びを感じ、そこでいろんな人間と交流していくと、立派に奉仕がなされていきます。

逆に自分に何らかのエネルギー的な特徴があり、それをうまく使うことによって奉仕を為すことができる人、それはそれをうまく使うタイミングや能力、エネルギー的なコントロールを身につける必要があります。そういうことをすることによって、自分が何かをしているという実感を感じ、コントロールしていきます。そしてその能力を次第に増すことにより、さらに周りに与える影響を強くさせることになります。

自分がどういうタイプの奉仕を望んでおり、約束してきたのか。それは一人ひとりが自分で見つけていく必要があります。今まで自分がどういう人生であったのか。自分と出会う人々、自分の出向く場所、それらを考えてみる必要があります。結果的にいろんな場所にいっている人、いろんなところに行く羽目になる人、これらはいろんな場所に縁があることを意味します。いろんな人々と出会う人は人々との間での何らかのエネルギー交換に意味があることが分かります。

多くの場合、一人でいてあまり人間的な交流がない人、これはむしろその場その場必要なときに必要なことだけを行なっている可能性があります。自分が趣味としているもの、得意としているもの、自分の興味などによってそれが表現される場合があります。自分はどういうタイプの奉仕を行なうのか。

Minoruさんの場合で、もっと奉仕に意識を向けるようにという話があった場合、それは主に、まず自分自身の能力を否定していたり、自分に役割があるということ自体を無視している場合によく話されるメッセージとなります。もっと自分の価値を認め、自分が存在していることにも意味があり、自分は何らかの働きを為すことができる。まずはそれを理解する必要があります。そして自分の得意なもの、好きなものが何であるのか。自分の興味のあるもの、やってみたいことが何であるのか。そこにずっと意識を向ける必要があります。そしてそこに意識を向け、どんどん広がっていくように。自分の心がワクワクし、さらに楽しくなるような展開を考えています。そしてそれが実現されたとき、自分の周りや地球がどう変化していくか。愛と喜びで満たされる方向へと進んでいるかどうか。そういう想いから始まり、だんだんそれを現実化させることになります。まずは自分の存在をしっかりと認め、そして自分の能力をフルに活用して満足するものを見つけていってください。

Sayokoさんの奉仕に関してのエネルギーは、あなたの大いなる魂は多くの人々と接し、多くの人々のエネルギーと交わることを望んでおります。それぞれ素晴らしい波動を持ち、素晴らしい輝きをもっております。あなたの魂はいろんな波動を感じ、それぞれの美しさ、輝き、純粋性を見つけようとしております。自分にはない美しさを求め、自分にはない純粋性を求めようとして、いろんな人々と交流しようとしております。あなたはほかのいろんな人々の素晴らしさや純粋さ、美しさを見つけ、認め、それを表現してあげると、相手は本当にその部分が美しくなり、本来の光を出していきます。そうすることにより、あなた自身も輝いていきます。魂の持つ純粋性を求め、本来の美しさを引き出していく。そういう奉仕を身につけております。

Mizuhoさんの奉仕は、大いなる光の仲間たちがあなたのエネルギーにとても喜びを感じ、感謝をしております。あなたの波動は人々に特殊な波動を伝え、奮い起こす役割があります。あなたの魂から出てくる波動によって人々の心が振動し、刺激が伝わっていきます。それは今まで自分がとらわれていた概念や執着的なもの、こだわっているもの、そういったものに働きかける響きを持っております。それぞれが自分に持っている執着的なもの、こだわりに振動を送り、それによっていろんなものを表に出させていきます。今までのやり方とこれまでのやり方、あなたの前でよくそういう現象が起こっていきます。そういう波動を出すことによって新しい波を引き寄せるようになっていきます。あなたはそういう波動を出す役割を持っており、必要なときにあなたが呼ばれ、そこでその波動を出していきます。あなた自身の奉仕はその波動を出していくことであり、それはあなたの意識とは別にあなたの体から自然に出てくる波動になります。あなたにとって奉仕は必要なときにあなたが呼ばれ、そこであなたはごく普通に生活するだけでその波動が周りに刺激を与え、今までのやり方から新しいやり方へと考えを改める流れを作り上げております。今の時期にとても必要な波動であり、あなたはその波動をいずれコントロールできるようになるかもしれません。そうすると、一人ひとりに最適な波動を送ることができ、一人ひとりが抱えている執着的なもの、一人ひとりの概念を振り落とす役割をすることができます。自分は自分のペースで生きながらも、そういう意識も持ってみてください。

Yoshieさんの奉仕は、光の仲間たちがあなたの波動から出てくる素晴らしい響きを楽しみにしております。その魂から発せられる響きは新たなる新しいものを呼びこむ力を持っております。これから行なわれる新たなるもの、新しいものに対して仕組みを作ったり、準備をしたり、お膳立てする波動があります。そしていろいろ準備をして、本来のものが入ってきやすいようにしております。したがってあなたから見れば、常に準備をしたり、用意をするだけで肝心なときにはまた別のところに行っている場合があります。でもそれはとても素晴らしい波動であり、常に新しいものを用意する役割をもたらしていきます。

Tamamiさんの奉仕は、光の中であなたが作られたとき、光りそのものの本質が決して失われることのないようにすべてを創り上げました。どのように波動を変え、次元を変えても、光としての本質が失われないように、光であること自体を決して忘れないように、創り上げていきました。あなたの人生においていろんな混乱が起こるのは、あなたが光として常に維持し続けていることから起こります。ほかのものは光を見失い、光であることを忘れ、光から離れることを喜びとしております。あなたはもうすでに光であり、光として行動し、光であるがまま生きております。多くの人々にあなたの考えや行動の仕方は分からないかもしれません。でもあなたはその光を維持しつづける必要があります。光はあえて自分を光と説得したり、光として強さを増すことはしません。ただ光として働いております。それは地味であり、目立たせず、何気なく、あえて光らせるものでもありません。ただそこにあるもの、ただ役割を為す。これが本当の光です。光を恐れ、光から目をそらすものは光を怖く感じていきます。光が強いのではあく、光を避けていたり、光を恐れている人間がいるに過ぎません。光はそれ自身、光であり、あえて強くしたり、弱くしたりしているわけではないのです。それを見るものがそう判断し、そう感じているに過ぎません。光であるものはあえて光を強くしたりして発することはないのです。その光の本質、ただ光であること、あなたはそれを奉仕として選択しました。あなたの意識はとても素晴らしく、多くの光の仲間が協力をしております。この地球に光としての本質が失われることのないように、あなたが存在しつづけていることを喜びとしております。


さて、このように奉仕を考えたとき、皆さん方の人生をどう進めていくか。仕事に生かす、人生に生かす。いろいろあるでしょう。ビジネスとして奉仕を考えたとき、基本的にあくまでもビジネスはビジネスとして理解する必要があります。それは必ずしも奉仕と考える必要はありません。あくまでもビジネスとして、たとえばマッサージを行なう、真理を教える、それは単なるビジネスとしてとらえてください。でもそこにおいてエネルギー的に自分の本来の奉仕のエネルギーを入れていく、自分は本来の奉仕のエネルギーに従って行動する、そうするとそれは奉仕を行なっているということになります。いくら人のためというビジネスをしても、自分の本来の奉仕のエネルギーが入っていなければ、その人の奉仕が行なわれたとはいうことができません。あくまでも自分の本来の奉仕のエネルギーに従って行動しているかどうか。それを基準に奉仕ということを考えてみてください。


それでは少し話をして休憩に移ります。奉仕については一言でいうことができず、いろんな側面から、いろんな切り口から考えることができます。今話したのも一つの切り口であり、これが奉仕のすべてではありません。やはり献身的に身を捧げ、愛と喜びをいっぱい与えていく人もおります。それはそれでとても素晴らしい奉仕を行なっております。たとえ皆さん方自身の奉仕のエネルギーが入っていなくても、自分は奉仕することに喜びを感じ、人のために身を捧げている人、それはそれで奉仕をしているといっても嘘にはなりません。いろんな奉仕のレベルがあり、一つに限定することはできないのです。基本は自分はどういう奉仕を喜びとし、自分はどういう波動で奉仕のエネルギーを出しているか。常にそれを理解して、自分の奉仕のレベルの波動が少しずつ高まっていくようにコントロールしていってください。それでは少し、休憩をとります。ありがとうございました。


A光であり、光から生まれてきた

私たちはハイアラーキから話をします。まず、Yokoさんについての奉仕についてメッセージを与えておきます。光の奉仕の仲間に、いろんな種類があり、その奉仕の波動によって人生が創られ、流れが創られていきます。光の波動を高いレベルで維持する役割を担っております。光の仲間たちはそれぞれの光を動かしたり、維持するためにいろんな仕組みを創っております。そして意識の目覚めや役割に応じて、いろんな光を流していきます。その光は常に変化し、流れによって人間の成長によって変化し続けていきます。それをその時々の場や状況、人間の意識によって常にこれから向かうべき高い波動のレベルがうまく用意され、その高いレベルに向かっていくことができるように、光を維持する必要があります。あなたはその光を維持する役割を担っております。そうすることによって、あなたの存在そのものは常に何らかの方向性を示す役割を持つことになります。周りにいる人々から見れば、あなたの行動が少し、合わなかったり、周りと一致しない場合があります。それはあなたが常にほかの人よりは高い波動を維持し、あなたからの波動が周りに影響を与えてそう感じさせていくのです。あなたはそういう役割を本質的に持っているために、特にこれからの波動によって変化が必要なところ、進むべき方向性を変えるとき、新たな光が必要なときに、あなたがそこに行き、その波動を維持することになります。そういう波動を維持しつづけながら、自分は自分の生き方をしっかり保っていく。そういう生き方を身につけるようにしていってください。


光の仲間たちは皆さん方が共に協力し合い、分かち合い、そして新たな段階へと進んでいくことをとても喜びとしております。今、多くの人々が光に意識を向け、自分の成長に意識を向けて光と一体になろうとしております。私たちもその思いを強く感じ、本当に一人ひとりと早く一体化し、皆さん方と心から喜びを分かち合いたいと望んでおります。今までは光や真理と呼ばれても、皆さん方には実感が得られず、自分の外にあるものをイメージして、外から中に持ってくるという思いをもっておりました。しかし光は自分の中にあり、真理もすでに心の中にあるということに気がついてくると、一体化が始まっている証になります。光と一つになるにしたがって、自分は元々が光であり、自分の存在そのものが真理であることに気がついていきます。皆さん方が光との一体化をさらに進むことができるように、意識レベルで、魂のレベルで光を流していきます。心から光を感じて、自分が光であるという思いを感じとってください...

光は皆さん方を創り出し、また皆さん方そのものでもあります。光は常に光を生み出していきます。皆さん方の口から出るもの、皆さん方のハートから出るもの、すべて光である必要があります。光は光を産み出し、ほかの多くの人々に勇気とパワーを与えていきます。自分の光を理解し、光としての本来の能力をフルに発揮するように、毎日を過ごしていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2001 CentralSun
前へ戻る