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2003/8/25■月曜交流会から

光とエゴを同時に産み出す人間

@二極対立ではシャンバラにならない

私たちはハイアラーキーの仲間としてお話をいたします。私たちは皆さん方の日常の行動を見ていて、いろいろと思うことがあります。皆さん方は人間の活動において自分たちが正しく、自分たちこそが本来の流れを歩んでいる、そういう認識で文化をつくり、流れをつくり、この地球を過ごしてきました。

自分たちの信じているもの、例えば経済の発展とか、学校での学びとか、体を鍛えること、すべて自分たちの世界に必要なものであり、それらを通して成長し、理解し、愛が育まれ、そう信じていろんな体験を重ねてきました。皆さん方がそういう進化の流れを担当し、役割を担って、あるものは経済の発展を促し、あるものは体を鍛え、あるものを心を分析し、あるものは物を運び、いろんな役割の中で自分たちの人生をしてきました。

人それぞれいろんな仕事があり、役割があり、また、貧富の差も生じてきました。今改めて世界全体を見た時、自分たちの信じて行なってきたことが本当に良かったのだろうか。たしかに日本においては経済が行き届き、教育も普及し、多くの人が心豊かな生活を送れる環境に生存しております。しかし世界全体で見た時、このような環境を手にしている人間の数がどれほどいるのでしょうか。いわゆる西洋諸国として、西洋文明のエネルギーに浸っているものは経済的に発達し、文明が進み、一見、裕福な土壌を得ている状態になっております。

しかし多くのものは労働と反対に家庭的な温かみや繋がり、自然と自分との繋がり、人間に対する信頼、いろんなものを手放しております。近代文明の発達は人間の心を分断し、心が物質的な感覚で捉えられる意識になり、自分と地球との繋がりそのものも分断されてしまいました。

文明が発達し経済大国となっている国のほとんどが地球に意識を向けておらず、金銭や地位、名誉に意識が向いております。では本来の地球や相手の心を重んじている人々は裕福で満たされた環境になっているでしょうか。悲しいことに自然を愛し、人を愛し、心を大切にしている民族や国の人々は、経済とは縁の無いエネルギーになっているために、貧しく、辛い生活を強いられております。

地球を愛し、人を愛しているものが今日生きる食べ物が手に入らない、地球から切り離され、人間の心を分断しているものが、食べ物が満ち足りており、余って捨ててしまう、こういう生活をしております。経済の発展、教育の普及は皆さん方の心に何を与えたでしょう。

他人との競争、比較、より多くのものを手にすること、人よりも多く、早く、先に手にする、こういう意識の発達を促し、他人の心や地球の心を考える余裕がまったくない意識になっております。しかし地球を愛し、他人の心を信じて生きているものたちは、経済には縁が無いために経済的なエネルギーが流れず、食べる物が手に入らない、住むところが手に入らない、着る物がないという事態になっております。

この地球においてあちこちで争いや紛争が行なわれております。これらの紛争、争いにしても単純に相手を支配するとか、コントロールするというエネルギーだけではなく、争いそのものによって富が手に入る、武器を売ったり、報道することによって金銭が手に入る、自慢できる、試すことができる、いろんな波動を持ち込んでくる人がおります。

そのために争い一つとってみても、単純にどちらが勝つかとか、どちらが正しいかという問題ではなく、むしろ報道側が一番富を得ることができたり、武器を売ったものが一番経済に満たされる場合すらもあるのです。真の勝者はA国でもなくB国でもなく、まったく関係ない国が真の勝者になったりしているのです。

争いが何のために起こるのか、何故争うのか、そんな議論がほとんど当てはまらない事態になっているのです。確かに争いが起こるといろんなニュースが流れ、報道され、どちらが何をしたとか、どちらが優勢だとかいう話題が頻繁に出てきます。それによってビジネスを考えるものが必ずいるのです。何を売れば儲かる、何をすれば儲かる、そればかり考えている人もいるのです。今のこの地球において、人間の意識レベルを見た時、これがまさに地球の人の平均的な意識レベルと言えるでしょう。

いかにしたら儲かるか、楽にお金が手に入るか、他をコントロールできるか、常にこれを考えているものが経済を牛耳り、自然を愛し、地球を愛し、他の人の心を信じているものが食べるものがない、寝る所がない、着る物がないという生活をしているのです。この流れを変えようとする時、どのような流れで変えていけば良いのでしょう。経済大国を崩壊させる、安易な意見としてそういう意見が出てくるでしょう。経済を牛耳っているから悪い、だから経済大国や銀行や貨幣制度そのものを無くす、実際に貨幣制度がなくなった時、皆さんに平和は訪れるでしょうか。

ほとんどの人が金銭によって物が手に入るように意識され、それで動いております。金銭があるから、毎日食べ物が手に入る、住む所が確保されます。金銭がなくなった時、本当に皆さん方は平等な生活を営むでしょうか。貧富の差のない時代が本当にやってくるでしょうか。

金銭がある時、より多くの金銭を手にしたい、こういう意識がある以上、金銭がなくなってもその意識は同じです。より多くのものを手にしたい、より多くの土地を手にしたい、より多くの食べ物を手にしたい、結局同じ波動がつくられていきます。単に金銭が別のものに姿を変えるだけであり、やはりそこに多くのものを手にする人間と、まったく手にすることのできない人間が現れてきます。貧富の差はお金があるからできるのではないのです。お金を無くせば貧富の差がなくなるというわけでもないのです。

他よりも多く手にしたい、他の人よりも少しでも裕福になりたい、こういう意識が貧富の差をつくっていくのです。いくら貨幣制度を無くしたところで心のつくり出す貧富の差は現れてくるでしょう。より多くのお金を持っていたものはその意識で生活を続けるために、どうしても多くのものを手にしようとします。楽に生きられる方法を創り上げていきます。お金のほとんど無かったものは貨幣制度がなくなってもやはり何か満たされていない、誰かに何かして欲しい、この意識は同じなのです。

では、どうしたら貧富の差がなくなっていくのでしょう。他よりも多くのものを手にしたい、早く手に入れたいという気持ちをなくした、もうそういったことは考えない、こう思うだけで社会に貧富の差はなくなっていくでしょうか。やはりこれまで何千年、何万年としてつくられた、この地球上の人間のつくり出した意識のエネルギーはとても強いものがあり、皆さん方が単に貧富の差はないと思ったところで、根深いこの地球のエネルギーを変えるのは容易なことではないでしょう。

でも原理的には今地球上に住めるものの大半が本当にそのように貧富の差をまったくく意識せず、すべての人間が平等で対等な社会を心からつくり出した時、皆さん方の社会は本当にそうなっていくでしょう。でもそのためのエネルギーにはとても強いものが必要となり、本当に今までの歴史を変えるくらいの強さが要求されるのです。

それでは今一人ひとりが頑張ったところで何の変化もないのか、無駄なのか、やはりそういう発想が出てくるものと思われます。どうせいくらやっても変わらないのならば、裕福な生活をした方が良い、どうせ頑張ってもだめなら楽しんで生きよう、こういう発想が出てくるでしょう。ある意味では自然な考えでもあります。でも現実的にそういう生き方をすると地球は何一つ変わることはなく、このままとても想像のできない時代に進むことになります。皆さん方の多くはユートピアを目指してライトワークを行なっております。

この地球上に宗教の差がなく、民族の差がなく、国の違いがないいろんな人が本当に対等に交流できる素晴らしい社会、それをユートピアと理解し、それに向けて多くの人が活動をしているものと思われます。その場合、貧富の差、貧しいものや富めるものの違いがどう変化していくのでしょう。皆さん方が創ろうとしているユートピアは、皆さん方の心の中にあるエネルギーから創られます。皆さん方の心の中にない限り、ユートピアは現象化することはありません。皆さん方の心の中にあるものが現象化するのです。

欲しいものが手に入り、何一つ不自由なく、平和で豊かな日々を過ごしている、もしそういう心を持っていた場合、多くの人はその反対のエネルギーも創り上げていきます。豊かなものが手に入る、この段階で、豊かでない人間をも創り出していきます。何一つ不自由がない、この段階で不自由な生活をしている人間が創られていきます。平等で対等な社会、この段階で差があり、違いのある人間が出来上がってきます。多くの人の意識そのものが二極対立のエネルギーでできているために、良いことと思った瞬間に悪いことをつくり上げていきます。

楽しいことをイメージした時、楽しくないものが出来上がっていきます。相対的に楽しいこと、相対的に良いことを考える癖がついているために、どうしても二極対立のエネルギーで創り上げ、両方の現象を創り上げていきます。したがって、皆さん方の今心にある波動でシャンバラを創った時、そのシャンバラは二極対立が存在するシャンバラであり、自由な社会と不自由な社会、富や喜びに溢れた社会と、貧しく喜びのない社会が創られていきます。

物事の発想を二極対立で考える限りは、良いこと、良い方向を考えているように見えても、それは悪いことに対する良いことであり、悪いことと良いことを同時に創り上げていくのです。そして皆さん方はその良いところだけをシャンバラとして理解するために、良いところでない部分を魔、地獄、悪魔、いろんな表現でつくり出していくでしょう。でもどちらにしても皆さん方の心でつくられた世界であり、シャンバラとして創るためのエネルギーになっているのです。皆さん方のつくるシャンバラはどんな社会でしょう。二極対立の構図でつくり上げる限りは必ず素晴らしい社会、とんでもない社会の両方がつくられていきます。

二極対立を持たない社会、超越した社会、それがあるとすればどういう姿でしょう。そしてそれこそが真のシャンバラになるのです。もう皆さんお分かりのように皆さん方の心の中にあるシャンバラは真のシャンバラではありません。妄想であり、空想であり、夢の中の話なのです。皆さん方の心の中のエネルギーでシャンバラを創っても、二極対立のシャンバラであり、シャンバラと見せるためにわざと辛く、暗く、悲しい世界がつくられていきます。そして辛く、悲しい社会に対して皆さん方の進んだ道がシャンバラだった、そういう評価を得るでしょう。

でも現実に辛く、悲しい社会が皆さん方によってつくられ、そこに住む人間たちをもつくり出していきます。そこに住む人間たち、皆さん方によってつくられた人間たち、どういう生活をするでしょう。辛く、悲しい生活をすることになります。皆さん方が毎日平和で満ち足りた社会をイメージした時、毎日欲しいものが手に入らず、辛く悲しい生き方をしている人間をも同時につくり出していきます。そしてそういう人間が実際に現れ、その社会で暮らすことになります。

すべては皆さん方の心からつくられていきます。シャンバラでさえも皆さん方の心からつくられていきます。どういうシャンバラを皆さん方は考えているでしょう。どういうシャンバラを望んでいるのでしょう。今自分の考えているシャンバラが宇宙から見た時、いかに三次元的で、これまでのエネルギーによってつくられ、本当に宇宙が求めているシャンバラと違うものか、もう十分に理解されてきたものと思われます。でも皆さん方は確実にそのシャンバラをつくり上げ、生存する必要があります。

決してはるか未来のことではなく、皆さん方に現実につくっていただきたい社会なのです。すべては皆さん方の心の中からつくられていきます。今日家に帰った時、家族の中で理想的なシャンバラを演じてみる、ただ単に裕福で平和で満ち足りたという表現ではなく、本当に心で繋がり、心から人を愛し、生かされている喜びを感じ、また実際必要なものが確実に手に入る、そういう社会を本当につくっていただきたいのです。

いつか、そういう時代になったら協力する、地球がそういう新しい波動になったら手伝う、こう考えている人がたくさんいるのです。こういう人は永遠にシャンバラをつくることはできないでしょう。私たちは皆さん方に、さあ、今日からシャンバラをつくりましょうとか、今からシャンバラの時代です、ということを言うことはありえないのです。皆さん方の心からつくられるものであるために、皆さん方が主人公であり、クリエーターなのです。私たちは皆さん方のつくり上げたシャンバラの中に住むことができるだけであり、皆さん方に命令したり、強要することはできません。皆さん方がつくり上げていくのです。

それも今この瞬間、瞬間、皆さん方につくっていただきたいのです。できないとか、まだ無理だと思っている段階でシャンバラから離れていきます。皆さん方の意識の一つひとつがすべてシャンバラを創るエネルギーになっています。今のこの一瞬、一瞬がシャンバラを創るエネルギーなのです。どういうシャンバラをつくりたいのか、どのようにしてシャンバラを創っていくのか、本当に皆さん方の意識でつくっていくのです。

シャンバラはまだ多くの人にとって具体性がなく、自分の活動に馴染めない人がいるかもしれません。でも実際には皆さん方の心からつくりだされるものであるために、皆さん方の心にシャンバラがない以上、現実でシャンバラが現れることはありえないのです。もし本当にシャンバラを実現したければまず皆さん方の心の中にシャンバラをつくり上げる必要があるのです。

多くの人がシャンバラをイメージしてきました。裕福で平和で争いがない、皆さんそう言ってきました。そのために貧しく、つまらなく、そして争いのある社会がつくられてしまったのです。今皆さん方の体験しているこの社会そのものが皆さんの創り上げたシャンバラなのです。これを認めない限り先に進むことはないでしょう。今自分の創り上げた社会が今目の前で現れている、貧富の差があり、社会に混乱があり、争いがあり、一部のものだけが経済を手にしている、すべて皆さん方のエネルギーでつくられたのです。

自分だけ得したい、自分が一番先に大金を手にしたい、こういったエネルギーで一部のものしか経済の力を手にできていないのです。自分だけではなく、すべての人が経済的に恵まれている、すべての人が裕福である、そう思っている人がほとんどいないために、一部の人しか経済に恵まれないのです。

自分のつくり出したエネルギーが今現れている、まずそれに気づく必要があり、それに気づくとシャンバラも同じように自分のイメージした通りにつくられていきます。今自分の体験している社会そのものが自分の創り出したエネルギーで現れている、シャンバラも自分のエネルギーで創り上げる必要がある、これをはっきりと理解し、そのうえで本当のシャンバラをつくり上げていく、是非ともそれを具現化していただきたいと願っております。


それではアドバイスをしてみます。

Naomiさんの波動を見た時、あなたの心のシャンバラ、あなたが人に対して奉仕をし、光を出し、平和に導きたいという思いはとても素晴らしい波動があります。他を癒し、他が楽になることによって自分は満足し、満たされていく、この流れがあり、まず他の人が喜ぶ、他の人が平和になるという波動があります。あなたが自分自身が真に喜びを感じ、満たされるためには他と自分を区別する波動をなくす必要があります。たしかに、他を楽にするために自分が機能し、自分は他のために奉仕することができる、それはそれで素晴らしいものがあります。でも、他人と自分は別のものではなく、実際には同じものであり、同じエネルギーであり、他と自分を合わせて一つのものである、それに気づかない限り、他に対する奉仕のゲームは永遠に続き、いつまでたっても自分自身が満たされず、他を追い求める流れから戻ってこれなくなってしまいます。自分と他人との間にある大きな秘密、ヒント、それを早く見つけ出し、自分自身の真の平和は他を癒すことではなく、それを超越したところにある、それに気づき、真の心のシャンバラをつくり上げてください。 Norioさんの心の波動を見た時、これまでの話を聞いてあなた自身、いろんなことを考えておりました。シャンバラの社会において自分は何ができるのだろう、自分の心のシャンバラって何なのだろう、いろんな思いがありました。あなたの心のシャンバラ、あなたは今他を撮る、他の写真を撮るということに大きな秘密を見つけかけております。元々他人は自分の鏡であり、他人を見ることは自分を見ることであり、他を撮ることは自分を撮ることでした。他の美しさを引き出す、他の素直な表情を引き出す、他の真実の心を表に出させる、あなたはそれを意識して他を撮ってきました。でもそれはとりもなおさず、自分の本当の姿を表へ出す流れにしか過ぎません。他の本当の心を表に出させる、自分の本当を表に出させるために自分は何ができるのか。自分はどうやって本当の心を表に出すのでしょう。他人の心を表に出させようとし、その人のどういう心を表に出すのか、その人のどういう素直さを表現させるのか、いろいろ考えているはずです。その時に感ずる心の波動一つひとつが自分なのです。自分が素直にならない限り、その人の素直さは写真には撮れません。自分が大胆にならない限り、その人の大胆さは写真には現れません。自分が繊細にならな限り、その人の繊細さを撮ることはできません。他人を撮っているように見えて自分を撮っている、それに気づいた時、新しい生き方が身に付いてくるでしょう。自分を知るということ、いろんな方法で楽しんでいってください。

Mitsukoさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動の中に今まで生きてきたいろんな思いがめぐっており、自分の心でシャンバラができるのだろうか、自分の心にもシャンバラのエネルギーがあるのだろうか、いろんな思いがあります。自分にとってのシャンバラが何であったのか。あなたの心の中に他人と接する時のいろんな思い、表情、接し方、繋がり、いろんなものを感ずる能力があります。人と接する時、瞬間的に何かを感ずる、話を聞いていてその人の何か深いところを感じ取ってしまう、人と一緒にいるだけで何か惹かれるものがある、あなたは人と接することでいろんなことを感じています。そしてそれは必ずしもサイキックな能力でなければ、特殊な能力でもありません。そのために自分自身として単なる感情や思いのように感じております。しかしあなたの感じている一人ひとりから得られるものは、あなたの感情ではありません。ある意味ではスピリチュアルな能力と言えます。相手が持っている深い部分のエネルギーをあなたは瞬間的に感ずる能力があります。自分ではそれを単なる思いや感情として感じているために、あまり真面目に考えたことはありません。でもその人の深いレベルでのエネルギーを感じているのです。あなたがそこに気が付き、一人ひとりから感ずる思いを分析し、勉強し、うまく整理できてくれば、より深いレベルでその人のことを感じたり、接した瞬間にその人の目的が分ったり、生きている理由が分ったり、いろんな方向へと発展させることができます。そういう意識を今までまったく持ったことがないために、その能力も発展することがありませんでした。しかしあなた自身はその能力を失うことは無く、常に身につけているために練習すればいくらでも成長させることができます。これからはそういう意識を使い、他人がどういう思いを抱き、その人が本当に存在している目的は何であるのか、本当に今やろうとしている役割は何であるのか、是非ともそれを感じ取り、奉仕の一貫として行なうようにしてみてください。

Shogoさんの心の波動を見た時、あなたの心、あなたのその精密な心の働きはあなた自身のみならず、多くの人に正確にタイミングを合わせ、時期をつくり上げていきます。もしタイミングをずらしたり、間違っていたり、ペースを崩してやってきた人がいた時、あなたはその人のタイミングをうまくセットし直したり、良い方向へと合わせる波動を持っています。サイクルがずれてしまった人、サイクルを逃した人、少しテンポが合わなくなった人、そういう人のサイクルをうまく調整することができるのです。そういう人があなたの近くにやってきていろいろ話をして、話しが噛み合った時にそれが行なわれます。あなたと話をしようとしていくらやっても話が合わないという人が時々いるものと思われます。それはその人が波動をずらし、タイミングやサイクルが合わないままあなたと接してる段階になります。

Kenjiさんの心の波動。録音に失敗しました。記憶をたどって再現すると、あなたの波動が高まり、新たな次元に波動が出てきている。今、そこの世界に、地球の統合・再創造のためにきてくれ、という指令をあなたが発している。いずれそこのマスターたちがやってきて、あなたに協力をすることになるでしょう。

Minoruさんの波動を見た時、あなたの心の波動に大きな印があり、この印が今後の社会に大きな影響を与えていきます。あなた自身はこの印を維持することが大きな役割になります。この印は人々に気づきを与え、人々に意識の変換をもたらしていくでしょう。この印をあなたがどのようにして使っていくか、あなた自身は学んだこと、理解したことを真実と思い、行動に移してきました。自分が何をやって良いのか、何をやっているのかよく分らないまま、いろんな行動をとってきました。しかし、あなた自身の本当の役割はこの波動を維持することであり、この印を是非とも発動させる必要があります。あなたの持っているこの印はある段階に来た時に発動を始めるのです。それは黙っていて発動するものではなく、またただ意識して発動するものでもありません。時期が来てあなたがコントロールでき、そして他のものが必要となった時にはじめて発動を始めていきます。したがって、あなた自身その存在に気が付き、ある程度使いこなす必要があります。しかも社会においてそれを望み、人々が求めている時使う必要があります。今の時代においてまだ人々の意識はそのレベルに達していないために、まだあなたがそれを使いこなす必要はありません。ただそれをコントロールできる能力を身に付ける必要があります。そのためには日々の流れにおいて、社会で何が起こり、何が必要なのか、どういう事件が起きた時何が必要なのか、人間関係が悪化した時何が必要なのか、社会の流れにおいて常に必要なものを意識する必要があります。人々は何を求めているのか、社会が何を求めているのか、常にそれを考えておく必要があります。そしてそれに意識を向け必要なものがすぐに分かるようになってきた時、そのシンボルは動き出していくでしょう。毎日のニュースや事件の中で必要なもの、求めているものを常に感じ取るセンスを磨いていってください。

Jun-ichiさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動に今輝かしい光が灯っております。この光はあなたが自分で育み、育て、輝いてきた光になっております。あなた自身の信念により火が付き、あなた自身の行動によって輝いてきました。自分を信じるということがいかに大切なのか、自分を信じ行動に移すことが根本である、こういう光なのです。あなたが自分でつくり上げた掛け替えのない素晴らしい光をあなたは宿しております。あなたの行動によってこの光は益々成長していくでしょう。そしてこの光はいずれあなた自身の手によって他の人に伝えることができるようになるでしょう。その人はあなたから勇気をもらい、力強さを手に、そしてその光をその人の心に灯すことができるようになります。そのためには、ただ単に癒すとか、話をするというだけで伝わるわけではありません。やはりそれなりの方法やリチュアル、いろんなものを手にして他人に分け与えることになります。したがって、その光をただ強くし、大きくするだけではなく、儀式によって他人に分け与えていく、そういったことをも身に付けていくように学びを進めていってください。

Namikoさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動には、今あなた自身の手によって新しい変化が起こり始め、そして自分を変えようとする波動に変わってきております。今自分で自分を変えようと必死になっている波動が現れております。今までの流れとは違う流れ、今までの自分とは違う自分をつくろうとしており、その波動がはっきりと心に現れております。自分を変える、自分をつくり変える波動が宿っており、そして動き始めているのです。あなたがこれから求める自分がどういう自分であるのか、今までの生き方とどこが違うのか、今までは他人や世間、いろんなものを気にしてそれに合わせる自分がありました。周りの人、家族やいろんな人に合わせて自分を殺すことが何度かありました。そしてそんな自分に嫌になり、確実にそんな自分から変わろうと決意した時期がありました。あなたの変化はその時に起こっていきました。自分を変える、これまでの自分ではなく、はっきりと自分を表に出していきたい、こういう思いによって変化が起こり、今進み始めております。したがって、これからの自分をつくる時、もう周りにとらわれたり、気にしたり、自分のペースが乱れるのではなく、本当の自分を求めていく、本当の自分の望むものをしっかりと進めていく必要があります。自分はこうなんだ、私はこれが好きだ、これがやりたい、しっかりと表現し、それに向って進んでいくのです。自分を表現する、行動に移す、それによって本当の自分がどんどんつくられていきます。これからの流れ、今までとはまったく違う気持ちで本当の自分をつくり、そして人生を楽しんでいってください。

Miyukiさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動にあなた自身が今抱えているいろんな波動が入り込んでおります。そしてその波動の中にシャンバラに繋がる波動がいくつも用意されております。あなたの心の中にはシャンバラに繋がる波動がたくさん入っているのです。とても素晴らしい波動があります。素直な自分、正直な自分、真面目で丁寧にコツコツ、コツコツ進める自分、人をよく見る、正しく見る、いろんな波動があなたの心に養われております。一つひとつが掛け替えのない波動であり、どの一つをとってもシャンバラに繋がる波動になります。あなたはこれからの波動を手にしながら、自分自身が何なのかが見つけられない状態になります。これだけのシャンバラの波動を手にしながら、自分はどうやって生きていくのか、何が良いのかが分らなくなっております。あなたの心、自分の心を素直に見て、そこに見えるものは純粋で素朴で素直であるがまま、そういう波動がたくさん感じれてきます。自分の素朴で純粋で素直な気持ち、それをそのまま行動に移すこと、そのまま言葉にすること、これがあなたの役割になります。どうしても普通の人はよく見られたいとか、変に思われたら困る、これは場には合わない、いろんなことを考えて、口に出すのをおさえたり、心にもないことを発したりしてしまうのです。あなたはそういったものに負けることなく、素直で純粋な心をそのまま表現していく、行動に移していくという強さを身に付けていく必要があります。そしてそれをそのまま行動や言葉に現した時、あなたと接する人、一人ひとりがあなたからの素直な言葉で我に返り、自分の心に気づき、そして本当のシャンバラへと向かう強さを身に付けることができるでしょう。まさしくあなたの行動や言葉からシャンバラが創られていきます。自分の心を尊重し、理解し、そのままの姿でシャンバラまで進んでいってください。

Motokoさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動の奥底にあなた自身が感じている思い、特に自分が何なのか、どうしたら良いのか、常に自分について考え込んでしまう波動があります。シャンバラと言われても自分が何ができるのか、自分の本当は何を求めているのか、つい考えてしまいます。考えて、考えて、考えて、考えの中で留まってしまいます。あなたのその考えることにいつもエネルギーが使われ、考えるだけで終わってしまうのです。その考えから脱皮し本当の社会に影響を与えていくためには、自分の考えをまず表現していく、いろいろ考えたことを形に現してみる必要があります。考えの世界で留まらず表現する、書いてみたり、口に出したり、読んでみたいり、歌ってみたり、、いろんな方法で表現してみるのです。ただ考えの中で留まっているとそのエネルギーだけで閉じこもってしまい、自分の世界がつくられないままになってしまうのです。表現することによりその考えが表に出てきて、自分の場をつくり上げていきます。そしてそれは確実にあなたにいろんな反応を与えていきます。そのエネルギーに惹かれるもの、そのエネルギーを調整しにくる、そのエネルギーを修正しようとする、いろんなものが現れてきます。それ自体を喜ぶやり方を身に付ける必要があります。自分の考えを具現化することにより、人々が共感したり、集まってきたり、話をしてみる、それ自体を喜びとするのです。それに気がついた時今まで自分のやってきたこともその一貫であり、何一つ間違ったことはなく、すべてが流れの中にあること、それに気が付くことになるでしょう。自分の行動を決して否定することなく、そのままを受け入れそしてさらに発展する方向へと常に考えるように意識を持っていってください。

Sachikoさんの心の波動を見た時、あなたの心の波動にあなた自身が今までの流れでつくり上げてきた素晴らしい波動がしっかりと残っており、それがこれからの社会の大きな原動力にもなってきます。自分がこれまでつくり上げ、整理し、磨き、心の中に留めておいたもの、自分なりの思い、自分なりの世界があり、それはしっかりと形を持ってつくられております。ただその世界をあなたは具現化しようとする時、方法が分らず、つくり方も見つけることができず、ただ心の中に留めておりました。このエネルギーは確実に三次元をつくり上げていきます。この波動はあなたの心の中で存在している限り、いろんなマスターがそれを使って他の人に影響を与えていくのです。あなたはそういう契約をマスターとしているために、あなたが心の中につくり上げるだけでいろんなマスターがそれを具体的につくり上げていくのです。したがって、あなた自身が心の中にしっかりとした世界をつくり上げる、ビジョンを持ち、流れをつくる、まずそれで十分なのです。これまでは何をして良いか分からず、いろんなマスターに振り回されたという感覚があったでしょう。しかし実際にはあなたのつくり上げたエネルギーをいろんなマスターが調べ、チェックし具現化するために働きかけているのです。自分の行なっていることがいろんなマスターと関連し合い、具現化する出発点になっていること、それを本当に理解して自分自身の役割とマスターとの繋がりを洗練されたものへと進めていってください。

Seikoさんの心の波動を見た時、あなたの波動に大きな、大きな進歩の証があり、自分自身がこれから何を行なうのか、どうやっていきるのか、それに向けての強いエネルギーがつくられていきました。今自分の心の中に感ずるもの、今、心で動いているものが何であるか、あなた自身の心の波動の中に真剣に自分の心が軽やかになり、豊かになり、満足する社会を欲しい、本当に心の平和が得られる社会が良い、こういう波動があります。正直に自分がその世界で生きたいという思いがあります。この心の波動が今動き始め、あなた自身の心からの動きによっていろんな存在たちが関与を初めてきました。あなたからつくられるこの波動がいろんな方面に影響を与えようとし始めているのです。あなた自身の持っている本質的なエネルギーが今この一つひとつの間でも使われていき、あなたの持っていない世界でもこの波動が流れていきます。あなたはエネルギーの流れを一直線に流すのではなく、不連続でも、あるいはまったく違う場においてでも瞬時に伝えることができる能力を身に付けております。そこには一貫性がない場合もあり、空間を超越して瞬時にしてエネルギーを送ることができるのです。その波動をあなたは身に付けているために、どのような局面においても、どのような事態においても必要なところへと瞬時に波動を送ることができるのです。このエネルギーの特徴を周りのものたちが使い、あなたの波動をいかに適切なところへ瞬時に送ることができるのか、それを考えながらエネルギーを使っております。あなた自身がそれをマスターするにはまだまだいろんなトレーニングが必要になります。空間とは何か、波動とは何か、もっともっと本質的なところを学ぶ必要があります。しかしそれらを本当に学び、コントロールすることができるようになった時、あなたはとても素晴らしいエネルギーの使い手になるでしょう。空間を超越して瞬時にして波動を届けていく、これをいつでも自由に行なうことができるようになり、あなた自身の本来の輝きが目覚めていきます。自分の能力を活性化させるためにも、基礎的なところからまずいろんな学びを進めていってください。


今日は皆さん方の心の波動を見てシャンバラに繋がる意識の使い方を伝えてきました。一人ひとり自分だけの能力があり、シャンバラには欠かすことのできない波動になっております。是非とも自分の存在を軽くあしらったりせずに自分自身を尊敬し、尊重し、その力を大切にしてシャンバラにまで導いていってください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。


A教える側と教わる側

私たちは光のハイアラーキーの仲間としてお話をいたします。今の話の中で自分と他人の分離、教えることと教わることに関してのお話がありました。自分と他人という言葉は皆さん方の行動の主体である自分、自分から見て他の人の自由意志を持った存在としての他人、それぞれが自由意志を持っているために自分の思うとおりにならず、一人ひとりがまったく独自の発想でまったく自分とは違う世界で行動を取ってきます。

はじめのうちは自分とどこか共通点があると感じ、同じような世界で話をし、共通点を楽しんで喜びを分かち合ったりしていきます。しかし、基本は一人ひとりはまったく違う波動のために同じ場にいて同じ喜びを感じているように見えても、やはり喜びの方向性や自分の進むべき方向性が違うために、少しずつ波動が合わなくなり、そしてやはり自分とは違う、他人として意識するようになっていきます。

一人ひとりの生き方、考え方、そこに意識を向けた時、明らかに自分とは違う考え方や思いを持った別の意識が存在し、その意識の持ち主を他人という風に評価をしていきます。自分と他人、普通の人から見た時、これは当たり前の発想であり、この考え方そのものに疑問を持つ人はいないでしょう。ただ始め家族で小さい子供を養っている大人の場合、まるで子供が自分の分身のように思われ、自分の思っていることや発想していることがそのまま子供にも伝わっている、自分の思いは子供がそのまますぐ分る、そういう風に信じて家族や親子、自分と同じ世界に持ち込もうとする人がおります。

しかしそれでもやはりそれぞれの成長が進むと違う波動になり、やはり相手の思っていることは自分とはまったく違う意識だということが分るようになっていきます。自分と他人という理解、皆さん方はそれをとおして家族を学び、友人を理解し、社会の中で生きてきました。しかし今改めて皆さん方は地球規模で生活を続け、学びを進めていった時、それぞれの国の違いや文化の違い、宗教の違い、いろんな違いは単に自分の意識の成長のためにもたらされたものであり、自分と他人という違いそのものはそういった違いを理解するために、存在していたこと、違いを理解するためにわざわざ違う意識に出会って学んでいたこと、この関係が分るようになっていきます。

違うのではなく、違いを学ぶために違う意識に出会っていること、その出発点はそれぞれ同じ大いなる神の意識の現われからやってきて、この地球上にシャンバラを創り、一人ひとりが成長し、素晴らしい調和の取れた場をつくろうとしていく、その根本的な出所は共通しており、またこの地球上で一つになろうとする思いそのものも共通のところがあります。

意識そのものは大いなる意識の大元は一つであったこと、また違う意識のように見えてもたまたま違いを理解するために違う波動を出しているだけであり、本質そのものは自分と同じものであること、これが分るようになっていきます。違う人間と理解するよりは違いを学ぶためにわざわざ違う側面を出し合っている、その秘密に気が付いた時、自分と他人との違いが目に見えるものではなく、もっと本質的なレベルで同じものの現れの違いだけであり、違いはただ体験するために、感ずるためだけにある、その内面では同じものである、その本質に気が付くようになっていきます。

むしろその内面が同じものであること、内面が一つであること、それを学ぶためにわざわざ皆さん方は目に見える違いを体験しているに過ぎません。自分と他人を通して、お互いの内面が同じであることを見つけていくのです。したがって、はじめから自分と他人の区別がない本質的なものを探そうと思っても、それだけで見つかるわけではありません。

自分と他人を区別しているものが何であるのか、自分と他人の違いとして感じているものが何であるのか、そこに意識を向け、それを超越したところに自分と他人の共通項を見出していくのです。自分と他人、そこに秘められたいろんな学び、それ自体が喜びであり、楽しみであること、まずそういったことに気が付くようにしてみてください。

また、教えることと教えられること、これも基本的には今の発想と同じであり、教えるという主体と教えられるという客体、このそれぞれの波動の違いを学ぶために一つの場を共有しているに過ぎません。実際には教えるという波動と教わるという波動は同じ波動であり、また、同じ波動を持ったもの同士がその場をつくっているに過ぎません。

ただ意識の持ち方がどちらかが教える側であり、どちらかが教わる側である、そういう意識を人間が自動的につくり上げていきます。そのために教えるという立場の人間が教わるという立場の人間よりも何故か大きなエネルギーとして場が創られていきます。

これを宇宙から見て対等な波動にはなっておりません。そのためにこの対等な波動をバランスの取れた状態に戻そうする働きが必ず行なわれていきます。教わるという波動を身に付けている人は、教えるという波動を身に付けてバランスを取っていく必要があります。教えるという波動を身に付けている人は教わるという波動を身に付けることによってバランスが取られていきます。したがって、教えることは教わることである、こういう意識を常に持っている人は、常にその一つの場においてバランスを取ることができます。

このバランスを取ることができない人は必ず、教える、別の機会では教わる、こういった経験を何度も何度も続けることによりバランスを取ることになります。自分自身の体に起こる反応、教える側から教わる側へと流れるエネルギー、そのバランスを取るためにいろんな変化が行なわれている、そういったことを理解して、自分と他人、そこに現れるエネルギー、そういったものを理解するようにしてみてください。

今日はシャンバラに向けての一人ひとりの役割や波動が説明されておりました。シャンバラというと漠然的で理解しにくい、あるいは遠い未来のもの、そう理解する傾向があります。実際には今皆さん方の出している心の波動一つひとつがシャンバラをつくり上げていきます。

今皆さんの考えていることがシャンバラの土台なのです。決して未来のものではなく、また手の届かない世界のものでもありません。今の皆さん方の心がつくり上げていくものです。それをはっきりと理解して自分のシャンバラをつくり、そして地球のシャンバラへと拡大させていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2003 CentralSun
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