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2004/7/26■月曜交流会から

さまざまな環境と生命形態

@一人ひとりの生命波動

私たちは光の世界からお話をいたします。皆さん方の今の話において、人間と生命、またコミュニケーションについての話が成されておりました。生命同士のコミュニケーション、生命の形態、今の地球上の科学においては、まだまだ理解できない世界があり、生命そのものについても未知の状態になっています。

皆さん方が生命というと、生命体を動かしているその内的なエネルギー、或いは生命形態そのものを示す場合があります。しかし、生命進化の法則により、それらはあくまでも生命の一つの断片にしか過ぎず、その時々の現れにしか過ぎません。

それは生命の本質的なものではなく、皆さん方の目から見た一つの幻に過ぎません。皆さん方自身でさえも自分の生命について考えることがほとんどないでしょう。自分は何者であるのか、自分は何であるのか、自分という存在や意識について考えている人はたくさんおります。

自分はどこから来てどこに向うのか、どの世界からやってきて、これからどこに向うのか、自分の運命はどうなんだろう、いろいろと考えている人はたくさんおります。しかし自分が生命の現れの一つであり、自分が生命であるという観点で自分を見ている人がどれだけいるでしょうか。

自分はただ生きている、自分はただ人間である、そういう程度では生命の本質を理解しているとは言えません。永遠の生命の進化サイクルの中で自分がどういう進化を今しているの最中なのか、そもそも自分という意識は生命なのかどうか、まだまだ生命について未知の世界がたくさんあります。

この宇宙には神秘がたくさん隠されており、一つひとつが皆さん方の解明すべきミステリーになっています。これらのミステリーを解読し、その秘密を明かすことによって自分が何者であるのか、どこから来てどこに向うのかが分かるようになっています。

したがって、自分の秘密は自分で解き明かさねばなりません。自分で秘密を解いていく、自分で見つけていく、あくまでも自分で行なわなければ何も始まりません。地球上に無数ともいえる数の生命形態があり、それぞれが与えられた環境の中で必死になって活動しております。

それぞれの生命形態は与えられた環境の中で最大限のエネルギーを手に入れようとして自分の生存形態を最適なエネルギーを保持できるように形を変え、環境を変え、体験を重ねていきます。人間はそれらの生命形態の中で一番進化した生命形態であると理解されており、それ故に他のどの生命よりも高度で、複雑な生命形態をしているとされております。

確かに皆さん方の出会う生命の中ではそうかもしれません。皆さん方の出会う生命形態の中では人間という種族が一見発達し、他のどの生命形態よりも自由度が高く、知性的な行動を取ることができます。しかしそれだけで地球上の生命の中で一番高度であるかどうか、一番知的であるかどうかを言うことはできません。

皆さん方の出会う生命が地球上のすべての生命ではないからです。まだまだ皆さん方の見えない世界、皆さん方とは違う環境で生存している生命が無数にあり、そこではおよそ人間とはまったく違う文明をつくっている仲間たちがいます。

そして中にはわざと人間とは会わないように完全に隔絶して存在している生命もあります。地球上の人間形態に見つかるとすぐに破壊されたり、エネルギー的に乱されてしまう場合があり、人間の目には絶対に見えない所で暮らしている仲間たちもいます。

人間の見える世界だけですべてを論じようとしてもすべてを論じることはできません。むしろ皆さん方の目に見えない世界の方がより高度で、精妙な文明をつくっている場合があります。人間的な意識ですべてを考えてもまったく理解できない場合があります。

文明や知性、知的な働きという観点で見た時、確かに皆さん方の人間と呼ばれている生命の文明はこの地球上において大きな役割を演じております。しかしその役割は、本当に地球を素晴らしい惑星へとつくり上げていくのか、それとも人間の都合の良いように改ざんし、人間的な文明を最高のものとて築き上げるのか、皆さん方の人間としての行動がまだまだこの地球において、大きな影響を与え、さらに今この時点においてもいろんなエネルギーを地球上に出しております。

いくつかの文明の中でのそういう意識レベルは、とっくの前に終了させ、いかに一人ひとりが高度にこの地球の流れと噛み合っていくのか、この地球の今後のことを考えて、いろんなことをしている生命形態があります。いろんな生命形態のうちでもいわゆる人間的な生命形態と、かなり親しくしていながらも一見人間とはまったく相容れない世界で活動しているものたちがいます。

皆さん方が人間とか、人種とかいう言葉を使う時、皆さん方と同じような姿形をしたものたちを人種として名前を付け、分類をしていきます。しかしこの地球上の人種を見た時、皆さん方とかなり姿形が違う人種もおり、また皆さん方の肉体の波動とは違う波動世界で生活しているものがおります。

しかし彼らは皆さん方、人類ととても強い繋がりをつくり、お互いに影響し合っているものもおります。表向きは皆さん方とはまったく違う世界で違うことをし、今の皆さん方の人間ではできない仕事を請け負っております。しかし基本的には皆さん方の人間としての判断力、人間としての意志が重要であり、それを尊重する状態になっています。

そのため皆さん方の意識レベルを適宜チェックし調べては皆さん方の意識レベルの中で最善の状態になるように常に皆さん方とコミュニケーションを取っております。こういう皆さん方とはまったく違う生命形態で常に人間の近くで行動しているものたちがたくさんおり、そういったものたちは一般に皆さん方からは、ほとんど人間的ではないような感覚で扱われていきます。

場合によっては単なる空想の世界、伝説の世界、古代の話として済ませてしまう場合があります。しかし現実的に明確に存在し、常に今の皆さん方の現実にも影響を与えております。こういう生命形態はこの地球において、大きな役割を演じております。

本来は皆さん方の人間が行なうべき役割でありながら、人間がうまくできなかったもの、人間の力だけでは解決できないものがたくさんあります。主にそういう種類の役割においても彼らが活動し、人間の手ではどうしようもできないもの、人間の範囲から外れてしまったもの、そういう役割を演じている仲間たちがいます。

彼らは人間の意識をしっかりとチェックし、理解し、できるだけ皆さん方の中で解決できるようにと、仕組みをつくっていきます。しかしどのようになってももう人間の手には負えない、人間の力では及ばないという状態になった時、彼らが動き始めていきます。そういった意味で皆さん方は他の生命形態の仲間たちにも実際には強い繋がりがあり、また彼らは一生懸命人間のためにいろんなエネルギーをつくっております。

光の仲間たちはこの人間の世界において、いろんな展開を考えており、それらがどのようにして進化を遂げていくのか、どのようにして新しい流れに入っていくのか、それを一生懸命考えております。しかし今の状態において人間は、独断的な状態になっていき、段々他の生命たちのアドバイスや話を聞かなくなっています。

あたかも自分たちの考えが正しい、自分たちの方がよく知っている、そういう感覚で話をしてくるからです。しかし実際には人間に手に負えない世界がたくさんあり、そこでは他の生命たちが一生懸命活動しているのです。この地球における状況、人間以外のものたちによってもたくさん維持されていること、それを確実に理解するようにしておいてください。

生命との関連についてアドバイスをしていきます。

Namikoさんの生命について見た時、あなたの生命エネルギーにはとても面白い波動があり、これはあなたの他の波動とはかなり特徴的な役割を与えていきます。あなたの生命エネルギーは巧妙にいろんな所にうまく進化を重ね、適合できるようになっており、自分自身の姿形をその場に応じて状況に応じて巧妙に変えることができます。これは生命の基本的な特徴でもありますが、あなたの場合にはとりわけどの環境にでもうまく適合できる、自分の姿を変えることができる、こういう波動を持っており、必ずしも周りに影響されない、むしろ積極的に自分の方から姿形を変えていく、こういう能力を身に付けております。ただこれがまだ今実感をできる程活性化されていません。まだどこかで自分自身に対して恐れがあり、納得しきれない波動があるために、その自分の本来の波動を使うことがまだできない状態にあります。いろんな場において巧妙に変えていく、状況に応じてうまく変化していく、是非この波動を活性化させ、自分のものとして使いこなせるようにしてみてください。

Jun-ichi.Tさんの生命を見た時、あなたの生命の波動はこの宇宙の生命の中において、確実にある進化を遂げながらも自分自身の芯の強さ、本来の能力をしっかりと活性化できるような仕組みをつくってきました。したがって、この流れにおいて自分が最大限のエネルギーを吸収し、自分のものとしてから自分自身の状態を最高のレベルにまで引き上げ、それまで自分が身に付けていた能力をさらに何段階にでも高いものへと進化させていく、いまの自分の理解している波動レベルよりも高いレベルへと移行させ、そしてそれをうまく使っていく、こういう特徴があります。自分の生命の姿形をいろんな場において常に高いレベルに維持し、そして自分の本来の波動の本質的なところを引き出してきて、周りに影響を与える、自分自身がその場において一番的確なものを引き出していく、こういったことができるようになると、それまでの自分の行なってきたことがもっともっと高度なレベルで進化するようになります。自分自身の持っている本来の強さ、今自分が手にしているあなたのそういったところに意識を向けると自分の新しい波動と繋がることができます。自分自身の波動を高いレベルへとシフトしていく、その意識を常に持つようにしてみてください。

Naokoさんの生命の波動を見た時、あなたの生命波動の一番特徴的なものは、それぞれの場において一番高い方向へと常に進化していく、一番可能性の高いものを常に理解している、こういう特徴があります。いろんな場において常に自分を高い波動へと導く状態が理解されており、自分はその方向へと自分でもっていけるような流れがつくられております。その場その場でいろんなことを考え、悩んでいるようにみえても結果的に自分にとって一番高い波動の世界へと導くようになっております。それによりあなたの頭の中では常に自分の本来の流れへと導く存在を感ずる場合があります。自分はそのエネルギーをうまく使い、それらの波動の中で体験を重ねると、今まで以上に自分の流れが見えてきて、自分の本来のやるべきこと、成すべきことが理解できるようになります。自分自身の生命の流れ、それを改めて理解しながら自分を成長させる道をみつけていってください。

Junshouさんの生命の波動を見た時、あなたの生命波動はある意味では極めて高い波動の部分に繋がっており、普通の人間の意識レベルで繋がっている生命波動とは違うレベルで繋がっております。普通の人は先ずどうやって生きるのか、楽しく生きるにはどうするか、そういう生き方についての学びをする波動レベルに繋がっているのに対し、あなたの場合には生命を生かす、生命を維持させる、あくまでも生命を本当の生命として理解できる波動レベルに繋がっています。したがって、あなた自身は生命体の一つひとつを理解するよりは、もっとその本質的なところから生命そのものを理解できる能力を身に付けています。この地球におけるいろんな生命形態を見ても、恐らくあなたは個別に感ずることはないものと思われます。それらはすべて一つの生命の現れであり、地球そのものが生命であり、生命の現れが多種多様に自分にいろんな姿を見せている、単に自分に見せるためにいろんな場を通して見せてくれている、そういう感覚で生命を見ております。したがって、あなた自身が生命に関し学ぶのはこの大いなる一つの生命体、地球上に存続している大いなる生命体、これらが今この地球という場において、一番最適な意識波動を身に付けるのはどういう状態なのか、生命進化に一番必要な意識波動はどういうレベルの意識波動なのか、個々の意識の現われがお互いにぶつかり合い、混乱し合い、衝突している波動の中でそういう波動を本来一つの生命形態の波動の中で見るにはそれぞれの意識波動がどういう学びを通し、どういうレベルへ向えば解決できるのか、そこへあなたは意識を向けております。今後生命を見ても全体の生命の中でこの生命が何を演じているのか、一つの生命の中で今現れている生命を見ることができます。そして自分自身はその中でどういう役割を演ずるのか、この地球上の一つの生命の中で自分はどういう繋がりがあるのか、それがあなたの意識になります。自分自身の生命進化、地球上の生命、いろんな観点からさらなる学びを深めていってください。

Shouheiさんの生命の波動を見た時、あなたの生命の波動は大きな生命形態の一つの現れとして今肉体をまとい、また意識は進化の法則に従って今この肉体をまとっている状態にあります。今肉体をまとっている自分がどこに向かい、何を求めているのか、自分の意識はほとんどそこにありながらも、自分以外の生命と自分がどういう繋がりなのか、他の生命と自分はどういう関係にあるのか、常にそれを理解しようとしております。自分以外の生命、自分の生命、こういったことを考えるのにつれて、自分自身が何のために存在しているのか、何をすれば良いのか、それらが少しずつ分かるような流れに入っていきます。しかしすぐに理解できるものではなく、いろんな生命形態を学び、いろんな生命と触れ合うことによって初めて理解されていきます。生命形態と触れ合う、これはただ単に接したり、知識として手に入れるものではなく、明らかに生命的な交流がなければなりません。生命との交流が明らかにあって初めて生命を理解することができます。明らかに生命としてお互いに交流し合う、是非ともそれを体感するようにしてみてください。

Jun-ichi.Mさんの生命の波動を見た時、あなたの生命の進化、流れ、これにはとても特徴的な波動があり、あなた自身はこの地球でまさしくそれを理解しようとしてやってきました。この地球におけるいろんな生命形態を見た時、それまで自分が抱いていた生命の流れには属さないものをたくさん見つけることができ、あなたはその秘密を解き明かそうとして地球の中に入ってきました。したがって、あなたにとってこの地球の生命には理解しがたいものがたくさんあります。そのため生命と接することにしばしば恐怖を感じたり、離れてみたり、でもやはり近づいてみて探索しようとしたり、行ったり来たりを繰り返しております。生命を調べようとして近くに〜、でもどうしても理解できないために離れてしまう、これの繰り返しによってこの地球の生命を調べております。これはあなたにとってかなり役に立つ体験になっております。それまで自分が身に付けてきた生命の知識とはかなり違う知識が入っているために、かなり新しく学びをすることができます。したがって、これからいろんな生命、いろんな人間たちともっと積極的に触れ合ってみる、新しい観点で物事を吸収しようと接していく、常にそういった意識を持って学ぶようにしてみてください。

Akikoさんの生命の波動を見た時、あなたの生命の流れがあなたのこれまでのサイクルの中で今一番活発な状態になろうとしております。自分自身の生命を表に出そうとして今一生懸命エネルギーを送り込んでおります。自分の持つ生命エネルギーそのものを今この地球で活性化させる、まさに今自分がつくってきた生命を今ここで大きく、大きく出そうとしている、そういう時期にあります。そのため、ただ単にこれから地球上の人間として生きるのではなく、自分が身に付けてきた生命力を最大限に使い、この地球のエネルギー場の中でそれを最大限に引き出し、最大限に活用していく、まさにそれを行なおうとしております。そのためにどうすれば効率良くエネルギーが出ていくのか、どうすれば他の人間たちとより強く繋がることができるのか、生命の現わし方、感じ方にとても強い意識が向いております。したがって、日常の生活において自分の生命エネルギーを最大限に引き出す、或いは引き出してくれる場、常にそういった意識を持ちながら学びを続けるようにしてみてください。

Sachikoさんの生命の波動を見た時、あなたの生命の波動がこれまでの生命の波動に少し新たな波動が加わって今現れてきております。これまではあなた自身の成長、そして自分自身が持ってきた役割をただ演ずるためだけの波動として生命エネルギーを使っていました。しかし今自分が手にしてきたいろんなエネルギーを最大限に使うために、生命エネルギーそのものを変えていき、生命エネルギーのレベルで新しい波動を使いこなせるように変化させていく、新しいエネルギーを身に付けたり、新しい波動を手にした時、それらを使いこなす根本的な生命エネルギーから変えていき、最大限に使えるようにしていく、今そういう変化が起こっております。そのために新しく手にしたものを単にツールとして使ったり、新しいものとして使うのではなく、根本的なレベルから最大限に使えるように生命を変えていき、あたかも自分そのものであるかのように、自分の体そのものであるかのようにツールを使いこなしていきます。そのためツールとして使うというよりはあくまでも自分自身がそうである、自分の存在そのものがツールである、そういう感覚で使いこなす意識になっていきます。いろんなものをさらにこれから手にした時、それらをすべて根本的に内面から使っていく、そのままであるものとして使いこなしていく、そういう意識でエネルギーを使いこなせるようにしてみてください。


生命エネルギーはまだ皆さん方の意識レベルにおいて明確に理解されているわけではありません。ただ単に生きるとか、生かすという観点ではなく、もっと具体的で、もっと明確なエネルギーがあり、またそれらが皆さん方にしっかりと繋がっております。

皆さん方自身を生かしている本質的もの、自分という意識を持たせるために提供しているすべてのエネルギー、これらが生命として存在しているものです。そしてどのような条件にあろうとも、どういう環境にあろうとも、的確に最大限のエネルギーを使えるように姿形を変えていきます。

是非ともこの生命のエネルギーをもっともっと詳しく理解し、自分自身がそれらを使いこなせるように学びを深めていってください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。


A自分の意識は今、どこに繋がっているか

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方の今のこの地球の進化の流れにおいて、今地球の人類の意識がどんどん高まるにつれ、この地球における人間の役割や、活動に変化が起こってきます。

これまではこの地球上で自分たちの生活を良くするために、文明を築き、少しでも豊かに、実りのある生き方をしようとして働き金銭を得、そして家族で楽しもうとする流れができておりました。

今、いろんな面において、文明や経済の流れが行き詰まり、今までの人間のつくり上げてきた価値観や生き方では、自分たちの望みが叶えられない時代になってきております。本来ならば、働いて一生懸命真面目にやれば豊かになり、家庭が平和になる、努力すれば報われる、頑張れば皆から評価される、そういう時代を経て学んできたために、何かをすることによって何かが得られるという構図ができておりました。

しかし、今はその構図が当てはまらなく、努力してもまったく報われなかったり、何もしなくてもすぐに手に入ったり、人の目に付かないところで影ながら頑張ってもその通り誰からも評価されなかったり、またそれで社会が良くなるかと思えば何も良くならなかったり、これまで自分たちがつくり上げてきた価値観がほとんど当てはまらない時代になっております。

頑張ればいつか報われる、努力すれば評価される、もうこの縮図が当てはまらないのです。今までは報われる、分かってくれる、評価されるという救いがあったために、今は頑張っても後で楽になる、今は苦労しても後で助かる、そう思って今を何か働いたり、他人のために時間を費やすことが許されておりました。

しかし、実際には今苦しいと思って働いている以上、いつまで経っても苦しさから開放されないのです。今辛いと思って努力していても、いつまで経っても辛さから開放されないのです。あくまでも今どういう意識で現実をつくっているのか、今何を実現しようとしているのか、今の意識がとても重要であり、これからの流れをつくるのは今の意識であること、いつか報われるとか、いつか良くなるという意識はいつまで経っても良くならないのです。今はっきりとそれが現実に現れております。

以前は一見、頑張ればいつか報われた、努力すれば成果が出た、そう思われる時代だったかもしれません。でも実際にはそれは人間のつくり上げた妄想であり、結果的には何一つ実現されてはおりません。

いつか報われる、そう思って努力していても実際には思った通り報われてはおりません。いつか願いが叶う、そう思って努力していても願いの叶えられないことの方が多かったり、今改めて現実をよくしよう、豊かにしようと思った時、いつか良くなるとか、いずれ何とかなる、そのうちに報われる、そう思っている人はいつまで経っても報われることはありません。

むしろ今、この現実にどれだけ豊かさを見出しているか、今自分のつくっている現実にどれだけ喜びを感じ、満足感を得ているのか、今得ている意識がすべてをつくり出し、それがそのものであること、それに気が付かない限り、いつまで経っても報われることはないのです。

良くしようとして頑張る、豊かなものにしようとして努力する、残念ながらいずれもそういう結果にはなりません。多くの人は努力したり、頑張ったりすることによって得られると思っているために、まだまだその意識で学びをしようとします。しかしそこから得られるものは、いつまで経ってもいつか報われる、いつか良くなる、そういう期待の現実だけであり、報われることはないのです。

むしろ今既に良くなっている、今豊かな現実を楽しんでいる、そこに意識を持ってこない限り現実として現れることはありません。今の自分の意識にどこまで繋がっているのか、どれだけ繋がっているのか、一人ひとりがよく調べてみる必要があります。


B意識の成長と学び方

私たちは別の観点からお話しをいたします。いろんなスピリチュアルの学びをしていると、自分が思い描いていた真理や、自分が理解していた真理とはまったく相容れない教えに出会うことがあります。自分が信じていたもの、理解していたもの、それとまったく違う教えを耳にして自分はどうして良いのか分からなくなる、自分はどういう方向へ向えば良いのか分からなくなってしまう、こういうケースがあります。

むしろこういう学びは頻繁に皆さん方のところにやってきて、その都度皆さん方は意識を変え、宇宙との繋がり方を変えていく必要があります。その時々で身に付けている真理は、その時に必要なものであり、それを少しでも理解した途端に次の真理が必要になってきます。

もう以前の真理は当てはまらなくなってきます。常に真理は変化しており、皆さん方の意識の成長と共に現れ方が変化していくからです。自分がこうだと思った途端にもうそれは真理ではなくなっていきます。一瞬、一瞬自分が成長し、理解するに従ってもう次のものが必要になってくる、さらに次のレベルへと進化していく必要があり、そうやって次々と真理がもたらされてきます。

したがって、自分が分かった、理解した、そう思った途端に、もうその執着から離れ、さらに次のものを求めていく、それに固執せず、また新しいものへと意識を変えていく、常にそういう発想で宇宙と繋がっていく必要があります。

宇宙の中において本当に真理を理解し、本当のものを理解しようとすればするほどこうだという風に一つに決めておいたり、それを一つのものを信じておくことができなくなっていきます。常に柔軟性があり、変化するということ、そういった意識を持って宇宙の学びを続けるようにしていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2004 CentralSun
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