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2005/2/26■月曜交流会から

失われつつある日本の魂

@日本の心と魂

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日は日本の流れの中で特に人々の心、心の移り変わり、流れについてお話をしてみます。元々時代の流れと共に人々の意識が動き、社会が変化し、経済も動き心がそれと共に移り変わっていきます。太古の昔から心を見た時、いろいろな時代を経験し、時の流れに応じて心は微妙に変化しながらも常に一貫して今に至っております。

日本人の心とか日本の心という言葉を使ったとき、おそらく皆さん方は今自分が感じている心について思いを馳せることと思われます。しかし実際には長い年月において心はその時その時変化し、その時々の社会の状態に応じて現れてきます。

しかしその時々社会の状態に応じて現れが変化しても本質的に一貫している部分があります。いつの時代においても変わることなく常に存在し続ける心、いわゆるそれが魂とも言うべき本質的な波動になります。したがって、心は魂からの流れをその時その時の流れに応じて現わしている波動と言えます。

それゆえに心はその場合によってかなり変化し、社会に応じて人々によって微妙に変化する様を心といっても良いでしょう。しかしいろんな環境や人々との関係によっても変わることなく存在し続ける本質的なもの、それが魂とも言うべき波動になります。

日本人の心と魂、この関係を見た時、日本人の魂は連綿として一貫し、まったく変化することなく一つの状態だったかどうか、この一貫した魂の波動についても実際にはわずかにわずかに少しずつ成長を遂げてきております。やはり太古の昔の日本人の魂と今の日本人の魂を見た時、今の魂は微妙に変化し、そしてより大きな波動へと向うように現れを変えてきております。

しかし心はそれ以上に変化が大きく、かなり以前の心に比べれば今の日本人の心は非常に変化が大きく、瞬時にして感情の変化や思いの変化が起こりやすい状態になっております。以前は心と言ってもかなり魂とのつながりが強い時期があり、心そのものは必ずしも刹那的な変化に依存することなく、むしろ魂の永遠の波動を感じながら現実を堪能していた時代と言えます。

しかし今は魂の波動がかなり遠くなりむしろ一時的な変化やその場合限りの快楽を重視するように現れを変えてきております。それ故に今の日本人の心はかなり変化が激しい心になってきております。変化を楽しむという状態においてはそれは必ずしも悪いことではありません。

いろんな動きを素早く理解する、心の動きを瞬時にして変えることができ、一瞬、一瞬を楽しんでいく、それ自体は何も問題はありません。しかしできれば魂もしっかりと繋がりをつくり、その変化を魂レベルで感じていく、魂の観点から見ても変化を楽しんでいる、そういう状態になるのが一番の理想と言えます。

今はどちらかというとしっかりと安定している魂と、その場その場の瞬時の変化を楽しんでいる心が分離してきており、心と魂の繋がりがとても弱くなってきております。しかし時代はどんどん変化し社会において一瞬、一瞬いろんな変化を楽しむ状態になってきております。

したがって、心そのものはどんどん変化を経験することはやむを得ないことでしょう。したがって、心はどんどん変化を楽しみ取り入れ社会に応じて変化していく、魂はそういう心を理解できる波動へともっていく、これが必要になるのです。今は魂がそういう変化の大きい心に対応できなくなっており、心と魂の繋がりがかなり弱くなっているのです。

そのために心でいろんな喜びを感じたり、経験を意義あるものにしようと思っても魂がそれに追いついていかなかったり、うまく波動を合わせることができない状態になっているために、魂レベルで見た時、満足感が得られなかったり、必ずしも魂の成長に繋がらない場合があるのです。社会に応じて心は瞬時に変化する状態をつくっておく、そして魂はそういう心をうまく理解できるように魂自身も変えていく、これが今必要とされる皆さん方の生き方になります。

では魂をそのような心に対応できるようにもっていくためにどういう生き方が必要なのか、一般に魂の性質そのものはせつな的に動くものではなく、永遠の時間の中で無限の空間の中で感ずる基礎となっております。そのために魂は一つひとつの現象に左右されたり、一つのことに執着したりしない波動を本質的にもっています。

しかし肉体と魂と心という観点を見た時、魂はそういう肉体や心の動きをしっかりと理解し繋げておく必要があります。肉体や心は瞬時の変化を必要としており、瞬時に多くの体験をする、いろんな感情や思いを必要とする、魂もそれに合わせるように持っていかねばなりません。

魂レベルで多様な心に対応できるようにしておく、いろんな肉体経験を楽しめるようにしておく、これが必要になってくるのです。しかし普通の多くの人の経験において魂との繋がりが極めて弱くなっているために、普通は肉体と心だけで行動を起こしていきます。ただ心で満足感が得られるように、心で充足感が得られるような言動を取っていきます。

そして心で満足すること、心が喜びを感ずることを経験していくのです。そして多くの場合はそれでいかにも充実した経験を続けているように感じていきます。しかし魂という観点から見た時、魂自身が喜びを感じていなかったり、魂自身の経験のために必要なエネルギーが入ってこなかったりするのです。心での経験と魂の経験が一致しない、そういう波動になります。

魂が必要とする経験を心が選んでしっかり経験していく、心で経験したことが魂で必要としている経験に繋がる、そのために心と魂がもっともっと近づいていく必要があります。何か行動を起こす時普通は心が動き、心が満足すること、それは一般に自分がやりたかったこと、楽しい、楽しくない、面白い、面白くない、そういう観点で判断する状況から得られていきます。

一般に面白いこと楽しいこと、それは心が満足することであり、必ずしも魂が満足しているとは限りません。魂が満足するためには魂レベルにおいてそれがそういう意義を持っているかどうか、魂の成長に繋がるかどうか、魂の成長に繋がるということは自分のためだけではなく多くの人々に役に立っているかどうか、自分の身近なことだけではなく、社会の人々、地球一般の人々にとって必要なことかどうか。

自分自身の成長のためだけではなく多くの人々の成長に繋がるかどうか。そういった観点で考える必要があるのです。そうやって自分の個人的な快楽だけではなく大きな観点で見て必要なこと、役に立つこと、大切なことを考えていく、そうするとそれは魂の必要としているエネルギーに繋がっていきます。

そして多くの人が役に立つだろう、また自分にとっても役に立つ、そういった言動を取っていくと魂と心を両方の成長に繋がっていきます。そうすると魂自身がどんどん心に近づいてきて、魂が瞬時の変化にも理解できるようになっていきます。魂が心と協調し波動を近づけ、変化を感ずるようになっていく、そうすると日常生活の中にどんどん魂のエネルギーが入り込んできて、自分の思い、やりたいこと、自分の行動の一つひとつに魂が入り込んでいき、そしてそれは自分の本質的なもの、自分の本来のものが現実の中に流れやすくなってきます。

そうすると心の一瞬、一瞬の動きや瞬時の変化にしても魂レベルでそれを理解することができ、魂自身がいろんな変化を楽しめるようになっていくのです。今はまだほとんどの人が魂と心が別に機能しており、魂は取り残された状態になっております。どうしても社会でうまく生きていく、他の人におかしく見られないように他の人とうまく接していく、それに合わせるために心だけが多様化し、心だけが動いていき、魂がどんどん後に取り残されております。

魂を自分のものにするために自分の魂と心をしっかりと結びつけるためにも是非日常生活の中にこの魂の波動を降ろしてくるようにしていただきたいと願っております。

日本のいろんな社会の現象において一見不幸な出来事、信じられない事件、相次ぐ身内での争い、こういったことが何度もテーマに上がってきていろんな波紋を投げております。これらは皆心のレベルにおける衝突であり、相手の心と自分の心の波動が違う時にエネルギーがぶつかり、それが現象する様を現わしております。

しかし本来家族なり、会社なりで複数の人が同時に活動している時、本来はそこに何らかの魂的なエネルギーが構築されていきます。家庭においては家庭という一つの単位で一つの魂のようなものができ上がり、仕事は仕事において一つの魂のようなものが出来上がっていきます。本来この魂のようなものと一人ひとりの心が繋がっている時は全体的にうまく調和がとれ、まとまった働きができるようになっていきます。

しかし今ほとんどの人が自分自身の心を重視するあまり、それらの魂と繋がりをつくることができないため、一人ひとりの心の面だけがぶつかり合ってきてまとまることがありません。それがいろんな事件を引き起こす引き金になっております。したがって、何人かの人が集まった時、必ずそこに何らかの魂的な波動ができること、魂的な波動と自分の心を繋げる必要があること、それを理解する必要があるのです。

そして多くの人が共同で何かを行なう時、必ずそこにある魂的な波動とそれぞれを繋げていく、魂的な波動を感じながらそれを尊重して自分と繋げていく、常にこういう意識が必要になるのです。今日本の人々は家庭にいながらも家庭の魂と繋がろうとはせずに自分の心だけを優先していく、仕事においても仕事における魂と繋がろうとせずに自分の魂だけを見ようとする、学校においても政治においてもそうであり、そこにある魂と繋がろうとはせずに自分だけで自分の心だけで生きていこうとするのです。

お互いがその心でぶつかり合いどうしても一つになることがありません。改めて自分たちがいろいろ活動する時そこにある魂を決して忘れることなく、決して無視することなく是非その魂を尊重して自分の心との働きをつくり上げていっていただきたいと願っております。

Minoruさんの今年の波動を見た時、あなたは今自分の心についていろいろ学ぶ環境が整っております。改めて自分の心とは何であるのか、自分の心の正体は何であるのか、自分はこの心をどういう風に使っていくのか、そこに意識が向かいやすい状態にあります。自分の心がどのようにして働き、これから役に立つようにもっていかせるのか。あなたの心の中にいろんな波動があり、そしてあなたの本質的な魂との繋がりも重要な鍵を握っております。あなたの魂にはこの地球においてとても重要な仕組みがたくんさつくられており、あなた自身の心の働きを本当に必要としております。あなたの魂がしっかり働くためにはあなたの心自身がさらに深いレベルで活性化させていく必要があります。あなたの魂の波動を震わせる位の心の波動をつくるためには、まだまだ自分自身の心の内面を動かしていく必要があります。心の内面を動かすためには自分の心の動き、特に思考と感情の動きについて自分の思いがどのようにして現実化に関係していくのか、自分の思ったことが何故どういうプロセスで現実に影響を与えていくのか、それをもっともっと探求してみる必要があります。そしてそれは単なる言葉の探求や知識による学びではなく、実際の自分の経験を通して自分のエネルギーを通しての現実的な学びが必要とされるのです。そのために自分が何か一つのことをずっと望んでみる、毎日一つのことをずっと望んでみたとき、それがいつどのような形で現実に現れてくるのか、自分の思いをずっと一点に集中させそれがイメージでき、いつでもすぐに頭の中に明確にビジョンでも形でも現れやすいように持っていった時、それが現実に現れてくるまでにどのような現象が必要とされたのか、仮に自分が何らかの一つのイメージをつくった時、初めはひたすらそれを形としてイメージ化していく、すぐに頭に浮かぶように何度も何度もイメージ化する、そのうち意識しなくても自然にイメージできるようになる、それが大分できるようになってくると現実の中においてそれと同じような形をしたものに何度か目が自然にいってしまう、自分の目を向けたところに自然にその形ができている、そういった経験が増えていき、そのうち自分の思いをそのまま現実の中で自由に見ることができるようになっていく、こうやって現実の中にいろんなシンボルを見ることができるようになった時、いつのまにか自分の願っていることが現実として感じられるようになっていく、現実の中でシンボルとして捉えられていたものが、現実の事象として捉えられるようになっていく、こういう変化が起こってくるのです。このコツが分かってくると、イメージするということと現実化ということのプロセスが段々理解でき、どのようにエネルギーを使えば現象化しやすいのか、現象化させるためにはどのように意識を持っていくのか、それが段々分かるようになっていきます。そうすると本当に頭でイメージしたことが現実化されてくる、頭で思うだけで現象を引き寄せていく、こういった関係が分かっていきます。そのうちに願いをイメージすると願いが叶う、この意義が実際には自分がイメージするとイメージした形にエネルギーが引き寄せられ、現実が引き寄せられていく、いつのまにかそういうエネルギーによって現実が現れてくる、こういう繋がりが分かるようになっていきます。ただ単に願えば現実化されるとか思ったことが現実化されるという単純な論理ではなく、明確にエネルギー的な意志の現れとなって現象化されていく、これが段々分かるようになっていくでしょう。是非その変のプロセスを自分のものにして現実化を自分の意志でつくり上げていく、そのやり方をマスターするようにしてみてください。こういう意志のエネルギーを実際に現実化させるためにはかなり集中力のあるトレーニングが必要とされます。普通の人はただ漠然と願いを感じたり、ただ執着的な思いを持つだけで現実化させようとします。しかしそういった方法ではエネルギーは現実化しません。やはり自分の魂やスピリットのレベルとしっかり繋がり純粋な気持ちでエネルギーをつくる必要があるのです。そのためには心と魂の繋がりをしっかりと保つ必要があるのです。心で思うのではなく魂で思う、それも自分のものにして現実化をうまくもっていくことができるようにトレーニングを進めておいてください。


日本においていろんな変化が起こってきて社会的にも、人々の心にも瞬時にして現象が変わりやすい状態になっております。社会が一瞬にして変わってしまう状態にあります。それが良い方向に変わるのか、破壊的な方向に変わるのか、それはその時々の日本人の心に完全に依存されております。

是非とも破壊的な方向へ変化することなく建設的に喜びのある方向へと変化していく、是非そこへ向うために良いクリエーションの仕方、現実のつくり方を進めるようにしていってください。それでは少し休憩を取ります。ありがとうございました。


A一人ひとりが重要

さきほど日本人の心と魂についての話がありました。今日本の人々の心と魂の波動においていろんな変化が起こってきており、中々安定して腰をすえて毎日を体験できる状態ができなくなってきております。常にいろんな変化が押し寄せてきて、動きが常に我が身を襲い、安定できない、腰をすえて一つのことに専念できない、こういう状態になっています。

しかし今本当に必要なのはそういういろんなエネルギーがやってきてもそれらに惑わされたり、誤魔化されたり、左右されずに自分はいかに自分のペースを守って自分の流れを歩んでいくのか、自分は自分のやり方を変えることなく、しかりと歩んでいく、自分は常に見失うことなく自分のやり方で進んでいく、今これが本当に重要になっております。

一見自分のやり方ですっとやっているように見えてもいつのまにか他人と同じことをやってみたり、他人の流れを歩んでいたりして、何が自分のやり方だったのか分からなくなってしまっております。自分は自分のやり方でしっかり進んでいく、自分は自分の道を行く、このエネルギーがとても弱くなっており、いつの間にか他人の流れを真似していく、他人の後をついていく、他人と同じやり方に合わせておく、どうしてもそこに戻ってしまう人がいます。

しかし今一人ひとりの光が必要であり、自分の光は自分のやり方でしか活性化できないことが多いのです。他人のやり方を真似してもそれは他人の光であり、自分の光ではありません。自分の光は自分のやり方で活性化させていく、自分は自分の光を出していく、そのためにも自分は自分の道を歩む必要があるのです。

つい他人と比較してしまう、他人の道を歩いてしまう、こういう癖のついている人は分かっているようでも結局は、分かることができず、ただ他人のまま、他人から言われた通りにだけ行動してしまうのです。他人に惑わされず自分は自分の流れをしっかり歩んで行く、自分は自分だけの光を輝かせていく、是非ともそれをしっかりと維持するようにしておいてください。


今年も日本でいろんな事件や社会現象が起こるでしょう。でもそれらもほとんどは自分の心と魂がばらばらになり、他人を人間と思わず、社会的な繋がりの魂を見ることができず、それぞれが勝手な行動を取ることにより現象化される事件になってきます。是非ともそういったものに惑わされたり混乱したりせずに自分はしっかり自分の魂と心の繋がりを理解し、一時的な現象に惑わされず本質的な生き方を表現し続けるように本来の流れを歩んでいってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2005 CentralSun
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