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2005/3/9■水曜瞑想会から

完璧を求めないように

@自分では分からない日常の自分

私たちは今の瞑想において一緒にワークしていた仲間たちです。今日は皆さん方が心の中に宿しているエネルギーの中で今自分の光の範囲で少しでも改善できるもの、自分の光で今後のために修正できるエネルギーを選んでワークをしていただきました。

Yukikouさんの場合、今の瞑想において、自分で特に困っている人々には出会わず、そのまま進んだという話がありました。あなたの心の中にあるエネルギーとして自分と他人とのつながりにおいて、どうしても自分だけの世界をつくりやすい傾向があり、他の人の世界の中に飛び込んでいくという勇気が中々現れてこない状況があります。いろんな動物たちが出てきても、どう接して良いか分からず、コミュニケーションが取れなかった、まだいろんな自分と違うタイプの人がいた時にどう接して良いか分からず心の中に入っていけない、自分の心と通じ合う人に中々出会えない、こういう意識を現わしています。おそらく自分とほとんど同じ心の波動、心が通い合う人にはどんどん接していき、スムーズに流れがつくられていくでしょう。しかし自分と違う波動の心があるとどう接して良いか分からなくなってしまう。こういった波動を変えるためには、ある程度自分の方から積極的に他の人に働き掛けてみる必要があります。ただ他の人も同じように自分の世界に入り込み、他の人からの干渉を嫌がったり、自分と合う波動以外の波動に対しては拒絶する人も確かにいます。往々にして自分が意を決していろんな人と接しようと思って話し掛けてみたら拒絶されてしまい、それによって余計に人間不信に入ってしまう場合もあります。今多くの人にとって必要なのは、拒絶されることへの恐怖、否定されることへの恐怖があり、一度否定されてしまうともう二度と他の人に接しなくなる、拒絶される恐怖そのものを恐れてしまい、もう人の中に入っていかなくなる、こういう傾向があります。しかしそこから得られるのは孤独な世界だけであり、人間関係はまったく広がっていきません。自分と違う心の波動の人に話し掛け拒絶されたところでそれで切ってしまったり、離れてしまうのではなく、何度でも何度でも自分から話し掛けてみる、何度でも何度でも自分から良いエネルギーを送ってみる、そうすることによって繋がりがつくられ、後になって良い人間関係に発展する場合があるのです。たった一回だけの反応ですべてを決めるのではなく何度も何度も挑戦して、そして結果的に良い関係をつくってみる、そういう接し方も学んでみるようにしてみてください。

Yukikoさんの瞑想において、はじめ自分に見えてきたのは、犬という話がありました。あなたにとっての一つのシンボルであり、それはあなた自身が忠誠な人を求めている、あなたに忠誠に尽くす人を求めているという波動から現わされたものです。やはり同じようにあなたにとって敵対的な人、威圧的な人にはどうしても恐れや恐怖心が伴ってしまい、遠のいてしまう、しかしあなたにとって忠実な人はとても良く接しようとする、しかしそれを人間関係でずっと維持できるかというと人間はお互いに何らかの良いエネルギー交換を望んでいます。どちらかが一方的にどちらかにだけ光や愛を流しているという状態は長くは続きません。必ずお互いが良い状態に保てること、お互いに良いやり取りがあること、それによって人間関係がスムーズに展開していきます。したがって、あなた自身のエネルギーを見た時、あなたに一方的に忠実な人を維持するのではなく、お互いに良い関係を持つ人間との間でのエネルギーをつくり上げていく、そのためには自分自身の中のエネルギーをもっともっと細かく見ていき、自分自身がいろんな立場の人間として接することができるように、自分は一つのパターンや一つの型に当てはめずいろんなタイプの自分のエネルギーを活性化させ、人によっていろんなタイプの自分を現わしていく、そういう器用さが求められてきます。自分を一つの枠に当てはめることなくいろんなタイプの自分のエネルギーを活性化させていく、そうやってこれからの人間関係を楽しんでみてください。

Kazukoさんの瞑想においてあなたの体験したいろんな現象は今のあなたの意識状態をそのまま現わしています。日常的にかなりスピリチュアルなエネルギーと繋がりが強いために、逆に言うと三次元的な定着度が弱かったり、執着すらもほとんどない状態になっています。三次元的に執着がない状態において一見三次元の流れが良いようにスムーズに展開しているように見えてきますが、本当の三次元の喜びをどこまで堪能しているのか、三次元的な現象の喜びを自分のものにしているかどうか、そうなってきた時いろんな見方に分かれてきます。あなたにとってもはや三次元の生活はそれ程重視されていないために、そこまで求めているエネルギーがないかもしれません。しかし三次元の中にはいろんなエネルギーがまだまだ残っており、そしてあなたの体にとって必要なエネルギーもたくさんあります。むしろ三次元のエネルギーをもっともっとあなたが受け入れ取り入れることによってあなたの肉体はどんどん強くなっていきます。スピリチュアルなエネルギーだけでは体力は中々強くなっていきません。スピリチュアルなエネルギーの他に三次元的な世界からのエネルギーをいっぱい引き寄せる、それによって肉体が強くなっていくのです。そのためには三次元の世界をもっともっと楽しみ、自分のものにしていく、こういう意識が必要になってきます。しかし三次元の世界でしっかりと生きるためには、三次元の喜びや価値観を見つけていく必要があるでしょう。三次元の世界における喜び、満足感、充足感、いろんなものを見つけそれを体験していく必要があるのです。それを自分のものにすることによって三次元の世界がどんどん自分のものになり、そして肉体的にエネルギーがとても良い状態になっていくでしょう。三次元とスピリチュアルなバランスをうまく取りながら喜びを自分のにものにしていく、是非それを続けるようにしてみてください。


今日のワークによって自分の日常の波動がどのレベルにあるのか、自分にとって避けていたもの、必要なものが何であるのか、少しは感じられてきたものと思われます。人間関係は自分の思いだけでできるものではありません。お互いに自由意志があり、好みがあり、感情があり、概念があります。したがって、たった二人の間でも人間関係はスムーズにするのには複雑な問題が常に影響し合ってきます。お互いに完璧に良い人間関係をしようと思うとそれは不可能になり、その結果お互いが疲れ果ててしまいます。完璧な人間関係をつくろうとは思わないでください。

相手にとって100パーセント完全な自分、自分にとって100パーセント完全な相手を求めると必ず問題が起こってきます。100パーセントではない適当なところ、自分がある程度満足でき、ある程度不十分でも十分なレベル、そこでちょうど良い状態を見つけることが必要です。自分は自分で100パーセントでない分、相手にも100パーセントでない相手をつくり上げ、そのレベルで満足できるような状態を見つけるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2005 CentralSun
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