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2005/8/22■月例セミナーから

私が神、ではなく皆が神という思いを

@変えられる前の本来の波動を

私たちは江戸の文化においてつくられたエネルギーで今の日本に存在している集合体としてお話をいたします。今日は江戸の文化を理解しながら今の時代にどう関係し、あるいは今後の皆さんの意識の成長に利用できるかをお話しされておりました。

まず、江戸時代というのは日本の歴史の中で大きな転換期の役割があり、それは日本が近代文明の中に入っていく土台をつくる役割がありました。日本は日本で古来から持ち続けられてきた偉大なるエネルギーがあり、日本の人々が土地と一体となって生活し、自然と共に良い流れをつくり出した波動があります。

このエネルギーを地球全体に世界全体にいずれは展開していく役割があります。日本が鎖国として隔てられていた時、諸外国ではとても大きな変動を経験しておりました。諸外国では植民地支配がどんどん広がり、アジアのほとんどの国が植民地化にあい、西洋のエネルギーにつくり変えられてしまうという現象が起こっておりました。

当然のことながら日本もターゲットにされ何度も諸外国からの人間たちがやってきました。日本は確かに守られ、他のエネルギーが入らないように維持されておりました。それは単に日本を守るとか、維持するという意味だけではなく、次の時代に向けての種をつくっているという段階にありました。

その間につくられたいろんな種を江戸時代以降に広げていく、したがって、江戸でつくられた波動は明治になり、いろんな国々に影響を及ぼすという仕組みがつくられておりました。したがって、江戸でつくられた波動は世界に向けて欧米に向けて影響があるように維持されてきた波動でした。

それが明治になり日本自身を覆っていた波動が完全に切り替えられてしまい、本来の流れで日本のエネルギーを広げることができずに、かなり変化された形で世界に広げられてしまいました。そのために日本のエネルギーが正しく世界に伝わらず、理想が変化した段階で広がってしまい、それは結果的に西洋の国々に利用されてしまう、また都合の良いように解釈されてしまうという状態になっていきました。

せっかく江戸の期間中につくられ育てられてきたエネルギーがそのままうまく使われることなく、逆に支配関係や上下関係でエネルギーが動くという部分だけが強調されて広がっていきました。したがって、明治の時代においても実際には江戸以上に身分の格差や上下関係の厳しさ、そこにおける罰則の厳しさはかなりのものがありました。

そして明治から昭和、今の時代へと移り変わっても基本は同じであり、江戸時代の頃につくられていた波動がそのままでは維持されておらず、かなり変化されたままで残っております。この波動を今の時代でよく使うためにはどうすべきなのか。

当然のことながら皆さん方一人ひとりの中にもその頃から受け継がれた波動があります。そしてそれは一人ひとりが自分の人生の中で何らかの形で芽を出し行動に繋げております。江戸の文化のエネルギーの特徴的なものとして、お互いを認め合う、お互いの価値を理解する、こういうことはとても良く残っておりました。今接している人がどれだけ立派な人か、どれだけの能力を持っている人か、そういう意味において相手を認めていく、尊重するという姿勢はとても良いものがありました。

今の時代においてはその部分がほとんど無くされてしまい、どれだけ自分の方が偉いか、自分が勝っているか、それを強調する波動に変化されております。自分の方が優れている、自分の方が上をいっている、自分の方が分かっている、こういう波動が支配的になっており、相手の方が偉いとか、相手が素晴らしいという価値観がほとんど無くなっております。

確かに今教わっている世界においては自分は神であり、自分はパーフェクトである、いろんな用語で説明されているでしょう。しかしそれは一人ひとりが皆神であり、一人ひとりが完全であるという意味にしかなりません。自分が神であるという表現は言葉としては確かに正しく、間違ってはいませんが日本人の心の観点を考えた時、かなり誤解されて伝わってしまいます。

本当はどの人も神、一人ひとりも神、皆が神であるという意味であり、自分は神というと自分だけが神という錯覚に陥ってしまいます。どの人も神である、一人ひとりが神である、こういう発想は江戸時代の人間の方がかなり近いものがあったと言えるでしょう。まず今の皆さん方に思い起こしてもらいたいのは、そういう他人を尊重する気持ち、他人を認めていく気持ち、他人のあるがままを評価する、こういう姿勢を是非とも思い起こしていただきたいと願っております。


Yuji.Hさんの持っている波動で見た場合に、とりわけ人間関係において尊重するという波動を持っております。ただ現実の行動においてつい自分を低く感じてしまう、自分の能力を抑えてしまうという波動があり、これは必ずしも江戸からの波動とは限りません。やはり後天的に身に付けられてしまった波動と言えるでしょう。自分の価値をそのまま素直に認めながら相手を尊重する、そういうバランスの取れた謙譲の波動が備わってくると、江戸の波動をうまく使いこなし現代にも通用する波動となると思われます。

Gyousinさんの波動を見た場合に、あなたの心の波動に他人の心をしっかりと見据えて本来のものを見つけ出そうとする波動があります。概念や言葉、表向きの状態にとらわれずに本来のものを見ていこうとする波動があります。これは江戸に限らず太古の昔から人間として必要とされ、また求められている波動でもあります。この波動を今の社会でしっかりと維持し、行動に結び付けていく、そのためには人それぞれの概念や習慣、感情に左右されずにその人の本来のものを常に見据えていく、言動に誤魔化されずに本来のものをしっかりと捕らえていく、常にこの意識が必要とされます。自分自身のゆるぎない心のままで相手をしっかりと見据えていく、常にその姿勢でこの波動を残していってください。

Miyokoさんの波動を見た時、あなたの波動に男女間の波動の部分があり、かなり男性の方に何らかの強さを感ずる波動があります。これは一般的に女性が持っている波動でもありますが、江戸の時代には男性に対する尊敬心が加わっておりました。単純に男性が強いとか、男性に威厳がある、男性が優れているという意味ではなく、それなりの尊敬の面をもった波動が江戸時代にありました。それが今ではそういった尊敬の波動はほとんど消えうせており、単なる文化、習慣的なものとして男性のパワーが女性を支配するという波動に変化されております。あなた自身の波動の中には良いものは良いものとして認めるという波動があります。本当に良ければそれを評価する、本当に優れていれば認めていく、この波動がしっかりとできあがっているために、男性は男性として立派な言動の場合には認めるという波動があります。今はそれが男性のパワーに負けているために、表面に出づらい状態にあります。男性のパワーは実際には今となっては単なる形だけのエネルギーであり、実態はありません。むしろ良いものを認めるという波動が実際を伴った波動であり、こちらの方がパワーとしては強い波動になります。見せかけの男性のパワーに負けることなく、本来の価値をしっかりと認めていくという実のあるパワーを発揮させ自分の本来のパワーを表に出していけるように意識を変えてみてください。

Shiduweさんの波動を見た時、あなたの波動にこれまでのいろんな学びで身に付いた一連の波動があり、そしてその中には育てる、生んで導いていく、中に立ってうまくやっていく、こういう波動があります。自分が中心となってやるよりは何かに基づいてつくり上げていく、何かの関連で育てていく、こういう能力があり、何らかの手がかり、指図やアドバイスがあればどんどん先へ発展していく能力があります。これを今の時代にうまく使うために、自分中心で進んでいるいるなと思った時、少し客観的に自分を見てみる状態をつくると面白いことが分かります。自分が中心となってやっている時に意外と自分にしか分からなかったり、自分だけの世界に入ってしまうことがあり、これが後で矛盾をきたす場合があるからです。そもそもそこに至った経緯、誰かの言葉で入ってきたり、誰かのアドバイスできた場合には原点に戻って本来の方向性を確認してみる、本来の方向とずれていないかどうかをチェックして修正していく、この気持ちがあるとそのまままた自然に流れる場合があります。自分の世界に入ってしまったと感じた時、そういう見方で自分を見直すようにしてみてください。

Tomomiさんの波動を見た時、あなたの波動の中に人との関係において自分自身の理解している世界での話と、自分の理解できない世界での話において、大きな接し方の違いがあります。自分がはっきりと理解し、分かっている時にはどんどんはっきりと真剣に解いていきますが、自分があまり感じられない時あまり分からない時には、ほとんど関与することなくそのままに流してしまう傾向があります。これはたとえ自分に大きな関係があったとしても興味がなければ自分のものにならず、そのまま流されてしまうために自分のものになっていきません。あなたから見た時には自分のやりたいことをやっている、興味のあることをやっているという風に理解されていますが、宇宙の真理から言えばあなたに必要なものが常に流れてきています。自分のところにやってきているものは必要なものであること、それをどういう気持ちで受け取っていくのか、それがテーマになっていきます。したがって、興味があろうがなかろうが自分にきたものは自分にとって必要なものであること、それを理解できるかどうか、それが大きな鍵になっていくでしょう。そうするとあなたの持っている能力がさらに活性化され、古きエネルギーも自分のものとして使えるようになっていくでしょう。

Mihokoさんの波動を見た時、あなたの波動に本来のものをしっかりと受け入れ、自分に合うように変化させていく、こういう波動があります。あなた自身は無意識のうちで本来のものを接種してしまう能力があります。あなたが気に入ったもの、欲しいと思ったもの、意外とそれは本質的なレベルで必要なものであったり、重要なものである場合があります。それを無意識のうちで手にしたり、そのまま手に入れてしまう、これはあなた自身の本質的な部分をそのまま現わしており、それによって必要なものは常に手に入れることができます。それによって自分自身がいろんな方向へと変化していきますが、周りから見た時一貫性がなかったり、ちゃんとした理念で行動しているようには見られない場合があります。自分自身の一つの大きな流れができていない、はっきりと意識で理解していないというところからきます。したがって、自分は自分で一貫したものをつくり上げるのか、それとも今のままで自分のスタイルを通していくのか、それを時々考える場合があるでしょう。そしてそのやり方によってまた流れが変化していきます。自分はどのようにこれから育てていくのか、自分の流れをつくっていくのか、それともその場その場の思いに任せていくのか、それによって自分のスタイルが変化していきます。いずれにしても必要なものは手に入れることができるために、そんなに苦痛を感ずることはないでしょう。自分のスタイルをどのようにつくっていくか、それなりに自分で考えてみてください。

Motokoさんの波動を見た時、あなたの波動の根本的なところに、人の言うことと自分の思っていることの違いが大きい時にいろんな反応が起こってきます。自分はこう思っているけれどもあの人はこういうことをした、自分はこう感じているけれどもあの人はこう言っている、その差が大きい時に心がとても大きく動き変化していきます。このパワーはとても強いものがあり、あなたの思っている以上に大きなパワーを発揮していきます。あなたの周りで起こるいろんな現象、大きなエネルギーその時につくられたあなたのエネルギーで動く場合がほとんどです。あなたは自分の存在をほとんどパワーがない小さな存在のように感じていますが、実際にはとてつもない大きなパワーを出しているのです。自分の周りで起こされるいろんな現象は自分のパワーで引き起こされていること、まずそれを信じ、自分には大きなパワーがあることを理解する必要があります。そしてそれだけのパワーを理解したら自分はそういったパワーをどのように使いこなしていくのか、それを良い方向へと使うためにどう使っていくのか、それをしっかりと考えていく必要があります。それだけの大きなパワーを良い関係へと使う時にはどう持っていくのか、自分を成長させるためのパワーとしてどう使うのか、そういう観点で見るようにしてみてください。

Koujiさんの波動を見た時、あなたの波動は今大きく大きく変化しており、そして人間関係において大きな違いが出てきております。これまではまだ相手に従うとか、相手に準ずるという波動がとても強くありました。今はどんどん自分の本当の面を出そうとしてきており、自分が隠していたもの、出さなかったものが形をつくりつつあります。したがって、今後もその流れにおいて本来の自分をどんどん出していく、人間関係において良い関係をつくっていく、是非その観点を見失うことなく表に出すようにしていってください。

Keikoさんの波動を見た時、あなたの波動には古来から受け継がれてきた大切な波動があり、そしてそれは自分を守るためにしっかりと使われております。自分は自分をしっかりと磨き守っていく、最終的には自分は自分でしかできないこと、それを知っているためにどうしても自分ですべてを行なってしまう傾向があります。したがって、必要なのはいかに他の人を使いこなしていくのか、先ほどの例で言うと、いくら身分の低い武士でもいろんな人間たちを使いこなし、様々な状況に応じて使い分けていった、そういう使い方をあなたは身に付けていく必要があります。いろんな場面に応じていろんな人をうまく使いわけていく、そういう武士の波動を利用できるようにしてみてください。

Minoruさんの波動を見た時、あなたの波動に古来からの大切な波動がたくさん入っております。そしてその古来から受け継がれてきた波動は今使える波動であり、むしろ古来にはあまり使われなかった波動とも言えます。というのは古来においては、人間関係を本当に重視していたために言葉使いの一つひとつがとても重要な鍵を握っていました。あなたの波動はそこにはどうしても噛み合わないところがあったために、むしろ古来ではその波動がありながらもうまく利用できないままエネルギーだけが残されておりました。今それをうまく使いこなせる時代に入ってきており、人間関係を通していかに古きエネルギーを表に出していくのか、自分の言動を通していかに表現していくのか、これがポイントになってきております。したがって、表現の仕方、言動の仕方、そこに鍵が隠されており、ただ表現すれば良い、ただ行動すれば良いというのではなく、表現の仕方、行動の仕方が鍵であること、そこに意識を向けるようにしてみてください。

Megumiさんの波動を見た時、あなたの波動に今まさにそのまま使われている古き波動があります。全体をしっかりと理解しながらも一人ひとりの良さを見つけていく、全体を尊重しながらも個人を重んじていく、バランスの良い見方が養われております。こういう見方を身に付けながらそれを言動に移す場合にどうしてもいろんな矛盾が起こってしまいます。自分としては全体のために思ったとしても、いざやってみると個人がうまくいかない、個人の能力を認めようとすると全体がうまくいかない、そういう矛盾に気が付いてどうしても自分の思いだけでは何をやってもうまくいかなかったり、自分の力だけでは及ばないという局面が数多く出てしまいます。したがって、今は別の観点から物事を考えようとしており、全体を一つのものとして考えた時、一人ひとりはそこにどう合わせていくべきか、一人ひとりは全体とどういう関りがあるのか、それを大きな観点から見るやり方を養ってきております。そこの場において自分をどう位置付けていくのか、自分をどのようにその中に取り入れていくのか、それを大きなテーマとして学んでいる最中と言えます。自分と一人ひとり、全体、この関りにおいてうまくいくシステムを自分の中で体系化できるように意識を進めていってください。


皆さん方の波動で古き良い波動がまだたくさん隠されております。しかしほとんどは現代の波動のエネルギーに合わないために隠されていたり、無視されたり分からないように変化されております。したがって、それらを目覚めさせるためには現代的なエネルギーで復活させるのではなく、本来の波動のままで復活させる必要があること、現代的な意識で復活させようとすると返ってその色が変化してしまう場合があります。

現代の色で変化させることなく、昔の波動そのまま使いこなしていく、そういうトレーニングによって古来の波動を使いこなせるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2005 CentralSun
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