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2006/11/6■月曜交流会から

スピリチュアルな生き方

@スピリチュアルと家族生活

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。先ほどスピリチュアルな学びと家庭についての話がありました。日本においては今スピリチュアルな学びの中でスピリチュアルな学びと自分の人生、家庭や社会における生かし方がうまくバランスが取るのが難しく、どうしても家族全体が宗教じみた生き方をするか、あるいは宗教とは一切関係ない場の中で家族が過ごすか、どちらかに分かれてしまう傾向があります。

日本人は一般に同じことを感じてもらう、同じように感じてもらう、同情を求めたり共感を求める傾向があるために、自分一人で何かをするよりは皆で同じ事をしてもらう、皆同じスタイルを好む、そういう風にして生活をしています。したがって、自分が一人だけ別のことをするよりは皆で同じことをする、そういう傾向があるためにやはり宗教関係のエネルギーにおいても家族皆で同じようにしようとする傾向があります。

基本的に宗教はその人の生き方であり、生き方であるということは家族にも影響する、そのために宗教は家族皆で同じようにするというのは普通の考えになります。家族がそれぞれが別の宗教というのはかなり難しいでしょう。今皆さん方が勉強しているスピリチュアルな学びにしてもある意味では生き方であるために、自分一人だけその生き方をまっとうするとか、生き方に徹するというのはやはり難しいものと思われます。

やはり自分の生き方と同時に家族としての生き方、家庭での生き方があるために、別々のスピリチュアルな生き方を一つの家族の中で調和を保って持続するというのがとても難しいやり方になってきます。そういった意味で優しいやり方とする場合には、やはり皆が同じ生き方をする、皆が同じ人生を歩む、それがある意味では理解しやすい考え方と言えるでしょう。

今までの日本の社会はそうやって宗教と家族がかなり密接な関係を持っていました。しかし現実的に見て、今日本では宗教の力がどんどん弱くなってきて宗教を家族で維持するかあるいはまったく宗教を持っていないか、どちらかに分かれてきています。しかし宗教を持たない家族の場合に、では何を家族の方向性とするのか、家庭の将来をどのようにもっていくのか、そこにおいてかなり差が出てきます。

いわゆる子供の育て方、家族としての未来のあり方、そういったところで宗教を持たない家族においては成り行きの進め方をしたり、ただ現実に合わせてしまう生き方をするために、家族で統一した方向性、子供に対する考え方も一つのビジョンを持ったやり方ではなく、ただ学校に任せる、ただ流れに任せるというやり方になっています。ちゃんとした家庭をつくり、家族をつくる、皆で一つのものとして見ていこうとする時、やはり何らかの方向性、ビジョンや進むべき生き方が必要となってきます。

そうした時、宗教とまではいかなくてもやはり何らかの心の方向性を自分なりにつくることが必要になるでしょう。スピリチュアルな勉強をした時に自分なりに生き方を見つけて、その方向性で心を豊かにし人生を生きていく、仕事においても趣味においても人生の生き方をある程度人生の骨格をつくることができる、これはスピリチュアルな学びから受ける恩恵と言えます。

そこへスピリチュアルな勉強をしていない人が家族にいる、パートナーとして存在する時、そのパートナーは人生をどのように生きようとするのか、自分なりのビジョン、方向性をどのように意識していくのか、どのような人でもやはり将来人生について考えることはたくさんあります。

限られた人生の中でどう生きるべきか、何を人生の生き甲斐とするのか、人生として何を楽しいものとして思うのか。昔の日本においては子供をつくり、子供に夢を託したり、子供の成長を見て満足感を得ていました。子供がどんどん成長しいろんなものを学んでいく、子供がある意味ではそれぞれの生き甲斐として認識されていたものです。

しかし今子供がどんどん減ってきて、子供がなくても家庭を続けていたり、必ずしも子供を前提としない家庭のあり方が存在してきています。二人が一緒になり特に結婚の儀式も行わず、お互いに一つの家庭という意識もなく、ただ別の人が同じ所で住んでいる、そういう形態もたくさん出てきています。

あえて子供をつくることもなく、ただ楽だから二人で一緒に生活する、これは家庭とは言えないでしょう。ただ一緒に住んでいるだけであり一つのビジョンをつくろうとしているわけではないからです。やはり子供ができると子供を含めた家族というものを理解し、家族をどのようにもっていくかをやはり考えることになります。

子供ができ家族が増えるとどうしても親戚やおじいさん、おばあさん、そして孫、こういった流れの中で物事を捉えるようになっていきます。いわゆる血の流れ、そういったものでこの地球に何を残していくのか、先祖からのどのエネルギーを受け継ぎ、何を子供に残していくか、先祖から流れてきている血をやはり感じ、先祖代々どういった血が自分に流れてきているのか、さらに子供にどの血が流れていくのか、そういった流れということで子供や家族を考えていきます。

やはりそれが地球にとって必要なものであり、何をこの地球に残していくのか、これは家族を考える上でとても重要な考えなのです。地球に血をしっかりと残していく、血の流れ、血縁をしっかりと残していく、子供にそれをしっかりと残していく、そういった意味で家族をつくるということはとても重要なことなのです。

今それが段々行なわれなくなり、あえて子供をつくろうともせず、地球に何かを残そうともせず、ましてや血の流れや血縁ということも意識しなくなっている、ただ楽だから二人で一緒に住む、楽しいから二人で一緒に住む、これは単に友達同士が住んでいるだけであり、家族をつくっているという意識ではありません。

今この地球において必要なのは新しい家族をどうつくり上げていくのか、確かに今までの家族は宗教を初めいろんな束縛があり、家族をがんじがらめにしていたエネルギーがたくさんありました。人々はそのエネルギーから開放されることを望み、自由な生活を求めています。そのために友達同士だけで住むという形態も増えてきているのでしょう。

しかし家族というエネルギーはやはり必要であり、これは地球にとってある意味では残すべきエネルギーでもあります。家族に何を託し、何を残していくのか、今一人ひとりがよく考える時期に来ているでしょう。スピリチュアルな学びをしているとどうしても自分自身のスピリチュアリティを成長させたり、自分自身の学びのために自分の世界に入りがちです。

あるいは家族皆を同じような世界にもっていく、そういった世界にも入りがちです。スピリチュアルな成長を一人ひとりが遂げながらも、家族の一人ひとりが自由に行動しお互いにコントロールすることなくスピリチュアルな家庭を築いていく、これをどのように実現していくか。お互いにコントロールすることなくお互いがスピリチュアルに目覚め、そしてしっかりとした家族をつくり、そして子孫、血縁を残していく、これが今求められている日本における家族の形態でしょう。

現実的に見て今はとても難しい状態と言えます。若い人はどんどん自分の好きな方向へと進んでいくでしょう。家族をつくったり親戚付き合いが面倒であるために、どうしても楽な方向へといきます。自分一人で好きなようにやっていく、仕事もそうであり、会社で言うなりになるよりは自分で好きなことをやって収入を得ていく、どんどんそういう方向へといくでしよう。

したがって、子供にしてもちゃんと育てて面倒を見るという人が減っていくでしょう。したがって、家族でしっかりとした形態をつくるということは段々これから減っていく可能性があります。子供をつくっても育てるのが面倒臭い、うまく育てられない、そういう人が増えてくるからです。したがって、新しい子供に対する育て方を考えていく必要があります。家庭で子供を育てるというのが段々難しくなってきているからです。

子供を育て教育するためのシステムが別途必要となってくるでしょう。今それを皆さん方はつくり出す時期にきています。このまま黙っていると何もシステムができないまま、ただその場その場で好き勝手にやっていく親たちが増えていくでしょう。子供にとってこれからはとても重要な時期になります。子供をしっかりと育てしっかりと教育する、そういうシステムができていないからです。

今家族の中でしっかりと子供を育てる、子供を教育していく、これを意識をしっかり持ってつくり上げていく時期にきているのです。一人ひとりが生きるのも大変ですが、子供を育てるということももっと大変です。自分一人をうまくいかせるのも面白いでしょうが、子供を育てていくこともとても面白いことです。是非家庭という中においてスピリチュアルな生き方と家族をうまく統合させた新しい生き方をつくり出していただけるのを望んでおります。

私たちは別の観点からお話をいたします。今日本においていろんなエネルギーが入ってきて、日本のエネルギーの場がかなり変化をしてきております。日本的な波動がどんどん薄れてきて日本にはなかった波動が日本の中に増えてきております。本来の日本的なエネルギーが段々感じられなくなっていくでしょう。日本の美徳とか日本での文化と思われていたエネルギーがどんどん減っていって代わりに新しいエネルギーがかなり強くなっていきます。

それにつれて考え方、行動の仕方も急速に変化していくでしょう。相手のことをよく考えて行動するということも減ってきて、自分の好きなことをやる人がどんどん増えてきます。その場その場における状況判断ができなくなり、ただやりたいことをやる、好きだからやるという人がもっと増えてくるでしょう。全体的な統制を取るシステムが出来上がっていないために、いろんなものが混在した生き方になっていきます。欧米に比べると社会でのルールがかなり弱いために一見何でもありという時代になっていきます。これは今後の日本にとって極めて深刻な問題になっていくでしょう。まだ欧米に比べるとマナーやルールが極めて疎かになっていて、目上の人や尊敬すべき人に対する見方もかなり弱くなっています。

ほとんどルールやマナーがなくなっている状態とも言えます。やはりそういうルールがないと人間関係はいい加減になっていきます。これは日本の流れにおいてとても深刻な問題となって出てきます。皆さん方の中でもせめて最低限必要なルールやマナー、社会での守るべきことは守るようにしっかりと心に留めておき、人間関係を秩序のあるレベルで保っておく、しっかりとしたレベルのルールは守っておく、是非そういう意識は持っていただきたいと願っております。


一人ひとりの心のレベルでのアドバイスをしてみます。

Kiyotakaさんの心の波動を見た時、今あなたの心にとても大きな光が存在してあなたの光の方向性を強くつくろうとしております。あなたの心の中に何らかの方向性をつくり上げようとする波動があります。今自分はどこに向かい何をするのか、何をもって自分とするのか、それをしっかりとつくりあげようとしているのです。それはあなたにとってこれまであまり感じられていなかった波動かもしれません。自分なりの方向性をしっかりとつくり上げる、これをまず意識することが必要となります。そうすることでその光から何らかのメッセージがやってくるでしょう。何をしたら良いのか、何をすべきか、どこに向うのか、その直感がかなり得られるものと思われます。これまでやってみたかったこと、したかったことに限らずいろんな思いが感じられてきます。それはあなたを新しい方向へとしっかり導いてくれます。自分の心から沸き起こる思いを大切にし、是非自分のやってみたいこと、自分が成し遂げたいことをしっかりと見据えて、その方向に確実に進んでいくようにしてみてください。

Kimioさんの心の波動を見た時、あなたに今一番ふさわしい光がやってきて、あなたに新たなる力を入れていっております。これからあなた自身がいろんなことに興味を持ち進む中で、本当に自分に一番関係している波動が何であるのか、自分に一番適した波動が何であるのか、いつもこれを考えていました。今宇宙からあなたに一番重要な波動がやってきてあなたに光を与えていきます。あなたはそれを自分の本来のものとして感じていきます。しかしそれは必ずしも方向性はなく、あなたそのもののものを本格的に発揮させる波動と言えます。自分そのもののの本当の波動であるために、ある意味では気付かないかもしれません。当たり前や自然のものとして受け取るかもしれません。でもそれこそがあなたの本当の波動であり、また目覚めさせるべき波動なのです。その波動によりあなたは物事を本質から見る力を養っていきます。いろんなことに興味を持っても本質的に共通しているもの、本質の観点から見て一つしかないもの、そういったものに目がいくようになります。そしていろんな場合においても本質から見抜く力、いろんな局面においても本質から分かるやり方が身に付いていきます。そうすることによってまったく違うことでも、全然別のことでも、一つの本質から見抜けるようになっていきます。是非そういう力を養って本質から物事を見抜くようにしていってください。

Hiromiさんの心の波動を見た時、あなたの波動に今一番ふさわしい波動がやってきます。あなたはその波動を体全体で受け止めてください。そして自分がどこに向うのか、自分がどう生きていくのかをしっかりとその波動と一緒に考え、決めていってください。あなたはとても強い波動を持っているのです。今までいろんな勉強をしてきました。しかし自分では中々それを消化できていない感覚を持っていました。本当は充分にあなたに入っているのです。充分に自分のものになっているのです。どこかで信じきれてないところがあるために完全に自分のものになっていませんでした。しかし充分に自分のものになっていることを信じてください。あとはあなたは信ずるだけなのです。信じて行動すると確実にそのパワーは発揮され、周りに影響を与えていきます。ただ信ずるだけですべてがうまく進んでいきます。自分のパワーを信じ、自分の力を信じ、自分の光をしっかり信じてただ前に進んでいくようにしていってください。


改めて皆さん方にハイアラーキーからの光とパワーを感じてもらいます。今後の人生のために是非生かしていってください。是非体全体で受け入れ自分のものとして使えるようにしていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A認識は共通でも行動は別

私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方の最近の学びにおいてスピリチュアルな学びをどのように広げていくのか、自分の学んだことを他の人に知らせる時にどういうやり方でやっていくのか、そこでいろんな葛藤を起こしている人がたくさんおります。

自分としては心から信じてはいるけれども、他の人にどのようにこれを理解してもらうのか、他の人はどこまで理解してくれるのか、自分が当たり前に思っていても他の人は必ずしも当たり前とは思っていません。人それぞれの学んできた環境が異なるために、一つの言葉をとっても理解の仕方がまったく異なっております。自分が理解し心から信じていることでも、他の人にとってはまったく理解できないことがたくさんあります。

したがって、自分としては何の違和感もなくごく普通に出てくる言葉が他の人にとってはとても恐ろしかったり、理解できなかったり、思わず引いてしまうような内容であったりします。人それぞれの共通点は考え方ではなく、やはり現実の行動のところで現れてきます。何か一緒に話をしたり、テーマについて話し合ったり、お互いに共同で何かをやってみる、行動した時にそこでお互いの共通点や違いについて話し合うことができるでしょう。

しかしその根本の考え方、動機とかに目を向けると一人ひとりかなり異なってきます。自分は単純にどういったことをしていると面白いのか、楽しいのか、趣味でも何でも良いですが何かをやっている時にただ楽しいことをする、他の人はそれをどのように楽しく持っていくのか、楽しいと感じているか、そういう具体的なことで話をすれば共通点や違いも分かってくるでしょう。

したがって、考え方、一人ひとりの生き方について他の人の中に入り込む必要はありません。それは人それぞれのやり方に任せておくことです。どういう考え方で、どういう人生を送り、自分がどう生きていきたいのか、それは一人ひとりまったく違っており、その人自身の問題であるために、そこには介入しないやり方が必要となります。

ただ行動として何か同じ趣味をやってみる、同じように絵を描いたり、音楽を歌ったり、一緒に同じことをやってみたり、そのレベルでは充分にお互いに楽しめるものがあります。そういった趣味や特技、そういったレベルでお互いに同じことをしながらも考え方そのものは違いを認めていく、そういったことをうまく使い分けていろんな人との人間関係を楽しんでいってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)2006 CentralSun
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