前へ戻る
2008/3/31 月曜交流会

花の開花にも意味、意志がある

@すべては自分を知るため

今日はここにお呼び頂きましてありがとうございます。花の命を見ている仲間たちです。桜の花が今みごとに咲いており、皆様方の心に喜びが感じられ、とても嬉しく思っております。桜の花は日本人の心にとてもよく反応し、必ずしも一番目立つとか、そこだけがすごいとか、一つだけが優れているという印象を与えず、皆でいっせいに開く、皆で一緒の仕事をする、皆が美しいハーモニーを奏でている、そういう雰囲気をかもし出しております。

日本人の心が桜の花のようにお互いに協調し合い、お互いに補い合って美しく色や香りを出していく、この桜のエネルギーが少しずつ変化してきております。元々人間の思いに従って花は表現を行なっており、人間の心が変わると花たちの咲き方も変わってきます。

これまでの日本の心には花を心から愛し、喜びを共有するという波動がありました。そのために春のこの時期に桜の花が咲くことにより、新しい喜びを感じて新しい流れに入る、そういう思いを表現しておりました。この桜の花に対する心の有り様が変化していき、花そのものを愛でるというよりは、単に花見の時期だから花見をする、あるいは花を背景にして自分の思い通りのことを行なう、花見を利用して自分の力を発揮する、いろんな人々が出てきました。

そういう人々の心が変化してくると、それを表現する花たちも咲き方が変化してきます。先ほどお話にあったように、桜の花が満開に近づいてくると雨が降ったり風が吹いたりして、天気が悪くなってしまう、本当に満開の状態が続くことが中々ない、こういう話がありました。人間の心をそのまま現しており、花見を利用して自分たちの都合の良いようにもっていこうとするエネルギーと、桜の花が自分で表現したいというエネルギーがうまくかみ合わず、そのために満開の時期と人間が見たいという時機が一致しない状態になっています。

したがって人間の方で私利私欲のために花見を利用するとか、花見の時期に合わせて何かをしようという思いではなく純粋に花と交流して心から喜びを感じたい、純粋に花と繋がりたい、そういう思いで桜がうまく時期を合わせれば、人間が見たいという時期と満開の時期が一緒になって長い間花びらを楽しむことができます。

現象の一つひとつ、それぞれの生命の意志があり、また人間の意志と絡み合って現実がつくられていきます。人間の思う意志がすべて優先されるか、そういうわけではありません。皆さん方の現実に関与する生命はいろんな生命があり、それぞれの生命が意志を持っております。人間がいくら強い念を発したところで、それが現実になるわけではありません。

人間は自分の意志で行動していると思っている人がいますが、実際には人間の意志をうまく使っている人はほとんどいません。一人ひとりが何かしたいこと、思っていること、感じていること、必ずしも自分の意志ではないのです。いろんな生命の意志が複合的に関与しており、自分だけの意志で皆さん方は動いているわけではないのです。

今自分が感じていることでも必ずしも自分の純粋な思いではなく、いろんなエネルギーがその考えに影響を与えていきます。そういう意味においてどこまで自分でどこまでは自分ではないのか、自分とは何なのか、自分は誰なのか、常に考えてみる必要があります。いろんな考えが浮かんできた時、それは本当の自分の考えなのかどうか、どの考えまでが自分なのか、いろんなことに考えがいくでしょう。

皆さん方の毎日の現実の中でうまく進めたいこと、考えてはいても進まないこと、いろんなことがあります。今皆さん方はあくまでも人間という肉体を使って学んでいる最中であり、これで完了するわけではありません。肉体を失った後でもいろんな学びが続いていきます。したがって肉体を持っているうちにすべてを完了させたり、すべてが解決できるという状態にはまずなりません。

あくまでも肉体を使っている間は、自分が何者であり、どこに向かっているのか、そういった考えを身に付けることであり、その考え方は常に自分に大きな影響を与えていきます。自分を誰なのだろう、何をするのだろう、常にこれを意識していただきたいのです。自分の現実の中で自分が誰であり、自分は何であるのか、これが少しでも分かってくると、現実の意味が同時に分かってきます。

自分が少しでも分かるとなぜこういう現実だったのか、どうしてこれをしなければならなかったのか、それが分かってくるからです。自分が誰だかが分かると現実の意味が分かってきてそれが自分で理解できるようになる。自分に関しては自分の頭である程度理解できる、これはとても良いことでしょう。

しかし一般にスピリチュアルな世界においては、自分を理解すればする程自分が余計に分からなくなっていきます。何かを理解したり、知ることによってはるかにそれをしのぐ大きな自分の世界が見えてきて、また新しい疑問が沸いてくるのです。自分の世界がどんどん広がっていく、自分を理解すればする程自分の世界が大きくなる、したがって成長すればする程自分という存在が大きくなっていき、結局永遠に自分は分からないままになります。

皆さん方は自分を理解しようとして自分を勉強していきます。自分は誰なのか、それを理解することによって単純に自分が何者かを知ろうとする、しかし現実には自分を知ればしる程自分の世界が大きくなり、余計に分からなくなっていく、こういう現象が続いていきます。したがって自分を理解するために勉強しようと思うのであれば、それは必ずしも自分の求めているものとは違うことになります。

自分を知ることにより新たな自分が現れてくる、学びはずっと続いていくのです。そういう現実の流れにおいて、これをうまくもっていかせるためにはどのような生き方が良いのか。固定観念や執着した概念をなくす、これも言葉としては理解しやすいかもしれません。しかし多くの人は何が自分の執着的的な考えであり、どこまでが自分自身の概念なのか、その見分けがとても難しいと思われます。

実際そういう単純な仕組みとしてつくられているわけではありません。皆さん方一人ひとりを見てこれが概念であり、これはあなたの本当のもの、という風に分類することはできないのです。いろんなものを体験してきた結果の今の自分がすべてだからです。この今の自分のすべて、そこにフォーカスし、そして自分が誰なのかを見つけていく、自分自身をテーマにして壮大な学びの場がやってきます。

自分はその中でどういう役割をして奉仕をしていくのか、どういう風な奉仕の仕方で成長していくか、自分自身の学び、自分の本当のものに意識を向け、必要なことを行なうようにしてみてください。それではメッセージを与えていきます。


Yukikoさんの波動において、概念や考えをなくすにはどうしたら良いか、いろいろな問いが行なわれておりました。概念は変化していき、また自分の意志によって変えられるものでもあります。むしろ何も意識せずに何も考えずにある程度楽な生き方を身に付ける、それが概念ということができます。つまり一つひとつ考えることなしにすぐに何らかの解決策を見出す方法、それを概念と言っておいた方が良いかもしれません。したがって概念をつくるということは、ある意味ではその時その時の最善な答えを見出すという力を衰えさせていきます。何が一番の回答なのか、何が一番の正解なのか、そういう考え方を止めていくのが概念と思われます。したがって概念を一杯つくればつくる程自分の思考がストップしてしまい、自分自身の流れが止まってしまのうです。そのためにもなるべく意味のない概念はつくらない、概念ではなくその時その時考えて行動していく、ぜひそういう生き方を身に付けるようにしてみてください。

Hitoeさんの波動を見た時、あなたの光の中に自分自身の流れの中で一番大事だと思われる波動、そしてまたその波動によって変化していく様々なもの、この波動がお互いに影響し合っております。自分の中でも一番大事な波動、この波動が動き出すと、この波動をストップさせようとするエネルギーが自然に流れ出していきます。何かを動かそうとするとそれと反対の波動が動いていく、これが自分の現実に現れてきます。何かを思い考えると、それと反対の波動が現れてくる、多くの場合それに気付くことなくそのまま現実が流れていきます。自分に影響を与えないために自分で気付かないこともあります。この現実を自分で見た時に、自分はそこから何を学んでいくのか、自分はその現実をどう理解していくか、自分の流れを見た時にどこまでが自分のつくり出した流れで、どこまでが自分とは別のレベルでつくられた流れなのか、それを見ていくと新しい動きが見えてきます。自分の中にある本当の波動、また他人を通して現れてくる波動、自然を通して現れてくる波動、いろんな波動の自分が存在します。自分がどこに一番意識を向けているか、自分が一番感じている波動がどこにあるのか、そうすることによって自分の意識しているエネルギーのレベルが理解されていきます。その自分のエネルギーのレベルに応じて現実が動いていき、自分の見ている現実は自分の意識しているレベルの波動でしか現れていないということに気が付いていきます。つまり自分の持っている波動のすべてが現実化するわけではなく、今の自分の意識レベルに合わせた波動の部分だけが現実に現れてくる、今の自分の学ぶべき波動の部分だけが現実化されくる、そうすると現実化しているのは自分の今の波動に応じたものだけであり、いずれ自分の波動が高まると現実は別の姿を現していく、つまり現実を変えたければ自分の波動を高めることになります。自分自身の意識を高めていく、自分の波動のレベルを高めていく、それによって今の現実が変わっていきます。自分の波動を変えることにより現れてくる現実の波動を変えていく、ぜひそのテクニックをマスターしていってください。

Akiraさんの波動を見た時、あなたの波動のエネルギーで、人間関係というテーマが現れておりました。あなたにとっての人間関係は自分の世界を守るためにまず自分の意識があり、他の人間は自分の世界の一緒に守ってくれる波動とは見てはおりません。あくまでも自分の世界とは別の存在として他の人を見ています。そうすると他の人はそれは違う、あなた一人の世界ではないという風に現象化されていきます。そしてそれはあなたの観点から見た時、自分の世界が壊されるかのような印象を受けていきます。実際にはあなたが見ている他人という存在もすべて自分の分身であるということに気が付くかどうか、すべて自分の分身であると気が付いた時、じゃ自分の世界って何なのだろう、すべてが自分の分身であるならばすべては自分の世界になります。それを自分一人で自分の世界をつくろうとしている、そこにいろんな矛盾が生じてきます。自分が他人の心を通して見ているものはすべて自分自身の現れであり、また自分そのものでもあります。それを否定すると自分自身を否定することになり自分の現実が回らなくなっていきます。したがってまず自分の周りにいる人、自分が見ているもの、聞いているものはすべて自分自身であること、自分自身を学ぶためにいろんな人を見ている、それが分かってきた時、自分というものの意識が変化していき、今の自分単独ではなくいろんな人が集まって自分の世界を現している、そういう理解が必要となってきます。ぜひいろんな人の心を通じてすべてが自分の世界の中の出来事、すべて自分の出来事、それを理解して自分の現実を楽しんでいってください。


皆さんの現実化の波動について話をしてみました。思ったことが現実化しない、いろんな思いをしたことがあるでしょう。でも実際には皆さんに関与しているいろんな生命のエネルギーがすべて意志を持っており、そして皆それぞれが現実をつくり上げていきます。結果的に現れているものはそのすべての意志で表現された世界と言えます。

自分はこんなの望んでいない、考えたこともない、そういう人もいるかもしれません。でもそうやって自分の現実を否定している限り自分自身を否定していることになり、結果的に自分の現実を自分で否定するために思い通りの現実にならないという流れがあります。もし本当に現実を自分の意志でつくりたければどのような現実でもすべて受け入れることから始まっていきます。

現実そのものを信頼すること、現実化の仕組みを信頼すること、それから始まっていきます。ぜひ自分の世界の中に現実をうまく持ってくるためにも、現実そのものと仲良く共存できるようにしていってください。それでは少し休憩を取ります、ありがとうございました。


A自然とのつながりは生命とのつながり

今日は皆さん方の人間として生きる上での身に付いてしまった概念や生き方について話し合いがなされておりました。このテーマについて話し合いをされるということはとても大事なことであり、またこれはずっと皆さん方に日常的に付きまとうテーマでもあります。

したがって今日ここで話されたことに限らず、毎日の生活において一つひとつそこから自分を見出し、生き方を見出し新たなる生き方を見つけていっていただきたいと願っております。農作物やペット、動物などについて、人間の心や愛との繋がりも話されておりました。

実際いろんな生命あるもの、植物や木、空気や川、いろんなものがすべて命を持っており、また命あるものは人間と交流することが可能になります。しかし一般に人間はそういうところに意識を向けようとしないために、彼らの心と通ずることが難しくなっております。しかしこれは考え方次第ですぐに変化していきます。

そういう動植物や花にも意志があり、心がある。それが少しでも感じられると急にかわいくなったり、自分と交流したくなったり、いろんな思いが沸き起こってきます。その心は相手にも通じていき、良い波動であれば一つになって心が通じ合っていきます。皆さん方が失われてしまった自然に対する心、自然界の一つひとつに繋がる心、これをぜひとも復活させていただき、日本人の持っている自然に対する愛、四季を楽しむ愛、生けるものすべてに対する愛をぜひ復活させていただきたいと願っております。

いろんな動植物や生命、花たちの心を通じ、愛が芽生えてくるとまた人間同士の愛が復活していきます。今は人間たちだけの心に目が向き、自分が住みにくいという感じを最優先させております。いったん花や動植物、自然界に目を向け、そこでの愛を見つけるとまた人間の一人ひとりの素晴らしさが自然に感じられてきます。

そういった意味で桜を愛するということ、桜を通じて感ずるということが人間同士の繋がりにもとても大きな影響を与えていきます。ぜひ今日の花との交流をきっかけにして、また人間の同士の心の繋がりを思い出していってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。


(c)2008 CentralSun
前へ戻る